Category雑感

メンタル8割?

・・・と、ある有名なウルトラランナーが言ってた。
うん、まぁそう言いたくなるよね、とか今まで思っていたが、先日のTOFR以来、これは例え話じゃなくて、単純な事実なのかもしれないと思うようになった。

TOFRから帰ってすぐに、病院で血液検査をしてもらった。
目的は、鉄欠乏性貧血の有無だ。
今まで色々仮説と検証をしてきたつもりだったが、つまるところ採血がイヤで逃げてきたのも事実。
病院も注射もキライww
でも検査すれば貧血かどうかは数日でハッキリするわけで。
結果・・・貯蔵鉄は十分。
過去しばらく、鉄不足だった可能性は皆無。
あの心配や苦労は何だったんだか。
毎日レバー食べてみたり、コーヒーやめてみたり。

極論すると、レース後半で息が苦しくなってたのは「気のせい」かもしれないってこと。
足が痛くて上がらないのも気のせい。
何もかも気のせい。
つまりメンタルの弱さ。
でもね、「気の持ちよう」とかで片付くほど簡単じゃない。
気のせいで苦しいってことはつまり、脳がもう走るなって指令を出してるってことだから。
これ以上やると身体が壊れるぞー、やめとけー、と言う代わりに、信号として苦痛を出す。
だから原因はメンタルの弱さであっても、苦痛自体はホンモノ。
実際に超イタイ。
でも、苦痛はメンタルの弱さが原因の危険信号に過ぎないと理解すれば、それをストップすることもできるような気がする。

TOFRの三日目、危険信号の向こう側がハッキリ見えた。
その領域は、苦しくなかった。
すごいハイテンションで、すごく楽しくて、気持ちよかった。
ウルトラマラソンでは「復活」が定番だ。
一度動かなくなった足が復活して、また走れるようになるのだが、それとも全く違う。
復活は自然と起きるのを辛抱強く待つしか無いが、アレは自分で引き起こした。
覚醒、とでも呼ぶことにしよう。
自分で起こせるということは、再現可能ということで、練習でも使えるということだ。
まぁ覚醒の前段階の疲労度まで追い込むのは通常練習では難しいと思うが。
(しょっちゅうやってたら、ケガだらけだ)
来月のストロングマンで試せるかな。
楽しみだ。


遅くなりました

宮古島の繁忙期がほぼ終わった。
さんさーらも一年目から予想以上に繁盛したものだ。
台風が極端に少ない年だったこともあり、6月半ばから9月半ばまで休み無しの状態。
そんな中でも、ある意味根性で練習メニューを消化してきたのだが・・・

本業(?)のマラソンの方がいよいよシーズンインとなって今更気づく。

俺、おっそ!!!!
真夏の苦労は無駄だったわけ????

昨シーズンの練習データと比較しても、どうにも言い訳できないくらい遅い。
時計、壊れてない??って思うくらい遅い。

夏の間はダッシュ系の練習ばかりしていた。
>ロング走は時間がかかるので、仕事の合間の時間を使いにくいこと
>前年の夏は逆にロングばかりやってたけど、レース結果には結びつかなかったこと
>自分に足りないのはスピードだと考えて、短時間高強度のメニューが重要と判断したこと

一応自分なりに考えた上での作戦だったのだが・・・

気づくのが遅かったのが何より悔やまれる。
GPSウォッチが調子悪かったのと、心拍計買ったのが重なって、心拍数ばかり気にして、タイムを見てなかった。
そして久々にタイム計測して愕然。

果たしてあのダッシュの日々は無意味だったのか。
けっこーしんどかったんだけどな。
けっこーがんばったんだけどな。

「走るライフスタイルが好きなんであって、レースはただの祭り」
とかいつも言ってる割に、けっこー落ち込んでる自分って全然禅的じゃねぇな。

まぁいいさ。
レースはまだこれから。
結果はまだ未定。
今年の成績が最悪でも、来年も走り続ける自由はあるわけだし。
せいぜい気張るとしましょう。


ゲタレポ

先日届いた「一本歯下駄」。
まだまだ使い始めなので深いところはこれから発見があると思うのだが、とりあえずレポートしてみる。

なんと言っても斬新なのは、「履き物自体が前傾する」ということ。
普通の下駄やサンダル、スリッパなど、踵を固定していない履き物は、必ず踵が浮く瞬間がある。
歩くにしろ走るにしろ、後ろ側の脚(地面を蹴る方)は指の付け根が反るためだ。
踵がぴったりとフィットしたスニーカーでは、足の形に合わせてスニーカーも反るので、踵は浮かない。
だが、この一本歯下駄では、踵が浮くはずの瞬間に、下駄自体が前傾する。
逆に言えば、足が反る瞬間がない。
なんとも不思議な履き心地だ。

トレーニングの要素については、あるような気がする。
なぜなら、歩いているのに、走っているような筋肉の使い方をしているからだ。
一本歯下駄で歩いているときはフォアフットで走っているときと似ている。
(着地ありきの走法ではなく、体重移動と体幹の使い方と解釈してください)
足を使うというより、重心移動で歩くといえばいいのか・・・
それから、立ち止まるのは歩くよりずっと難しいのだが、多分、慣れるほどに長く止まっていられるようになると思う。
バランスを取るのに必要な筋肉だけを上手く使い、他は意識してリラックスさせる。
そう、ヨガのポーズをキープするときに似ている。

だが、デメリットもある。
まず、車を運転できない。
僕の場合、運転用のサンダルを車に置いている。
降りるときに履き替えるのだが、ちょっとめんどくさい。
それから、買い物で立ち止まって商品を選んだりするのは骨が折れる。
まぁそれも修行と思えばデメリットでもないんだけど。
そしてとにかく目立つ。
目立ちたい人にはむしろメリットww

ちなみに、コレで走ることについては、今のところ「ナイ」と思っている。
駆け足は試してみたが・・・
重すぎる。脱げそう。転びそう。
だったら裸足ランの方がいいかな。
この下駄が足の一部の如く感じられるほど履き慣れたら、そのときはもしかすると・・・。

※補足
一応僕はアスリートなのでこんな感想だけど、全く体を鍛えていない人が初めて履いたら、もうちょっと苦労するかもしれないです。
あしからず。


マラソンと麻雀

スランプだ・・・
困ったな、3週間後に100kmマラソンだってのに。

今シーズンの始めのレースからなんとなく思っていたのだが、20~30kmくらいで足が「重く」なる。
なりゆきとして自然とペースが落ちる。
時計を見て、ペースを矯正する。
好調時の倍速で疲れがたまって、後半ボロボロ。
先日のワイドー100kmも同じパターンだ。

レースで気負いすぎたせいだと思っていたが、もしかしたら「症状」なのかも知れない。
と思って、練習で試してみた。
時計はあまり気にせずに、感覚的にラクに走れる強度で、何分くらいのペースなのか。
1日目:20kmコース Av.5’34/km
2日目:15kmコース(往路) Av.5’34/km
   〃(復路) Av.5’59/km
(どのコースも坂は多め)

うはは・・・こんなんでよく100kmサブ10とか言ったもんだww
二日目の復路では、見事に例の「重さ」を再現。
痛いんじゃない。苦しいんじゃない。
怪我の予兆もない。
でもペース上げようとすると潰れる。
なんだかなー。

こんなときどうすればいいか・・・とか考えていたら、ふと麻雀のことを思い出した。
麻雀は学生時代にハマって、足を洗うまで約10年、ずいぶんと高い授業料を払ってきたものだ。
だが、麻雀には、人生に通底する何かがあるのも事実だと思う。
その一つがスランプからの抜け出し方・・・
いや、正確には、スランプのしのぎ方というべきか。
10時間くらい麻雀を打っていると、必ず一度や二度は何をやってもダメなパターンに嵌まってしまう時がある。
そういうスランプ時に負け分を最小限にできるヤツがトータルでは強い。
麻雀というのは、下手でも勝つときは勝つ。
でも、下手が負け始めると、際限なく負ける。
だからたいていの場合、「大きく勝つ」技より、「小さく負ける」技の方が大事なのだ。
麻雀というのは、ある意味くじ引きゲームみたいなもので、何を選択するかで確率が変わる。
例えばAを選べば当選率50%、Bを選べば20%みたいな。
だからこの場合、誰でも普通はAを選ぶ。
(初心者は確率がわからないので別だけど)
で、スランプの時はBだったら当選したのに、Aを選んだばかりに酷い目に遭うのだ。
そしてそれが笑えるほど続く。
さぁどうするか。
「ツイてないときは逆に張れ!」とか言って、Bを選ぶ??
まぁそれもいいかもしれないけど、僕は「フツーにやる」が一番だと思う。
逆張りでスランプ脱出できるパターンもあるけど、さらに深みにハマって、上も下もわからなくなって、奈落の底まで落ちていくパターンの方が多い。
事実、大負けするタイプはそうやって墜ちていく。
とにかく、フツーにやることだ。
スランプなんて存在しないみたいに、いつも通り当たり前の顔でAに張る。
その間、負けはかさむが、経費だと思って諦める。
嵐が去ればまた稼げる。

フツーに走ろう。今まで通り。
長距離も高強度もいろいろやりながら。
スランプが終わればまた成長期が来るさ。たぶん。

うん?麻雀論の方が長くなってしまった。
麻雀狂にだったら3行で説明できる内容だったんだけどw


100kmレースを前に

新春恒例、宮古島100kmワイドーマラソンが3日後に迫ってきた。
そしてこれまた恒例、レース直前テーパー(回復・調整)と、謎の焦燥感。
テーパー期はレース当日にコンディションをピークに持って行くためにとても重要なのだが・・・
普段なら気にしないちょっとした違和感や筋肉痛、消化不良や吹き出物に至るまで、些細な不調が気になってしまう。
当日バッドコンディションだったらどうしよう。
ん?神経細いって??

今日はレース直前記として、これまでのトレーニングやテーパーの内容、レース目標、など書いてみたい。
テキトーなようで、頭は使ってるのだ。
結果、間違ってることは少なくないが、別にいい。
仮説→実験(トレーニング等)→検証(レース)
このプロセスが面白いのだから。

まずは

減量結果

(ビフォー・ザ・減量はこちら

P1010861

63kg。
減量宣言から1kg減??
ほぼ意味なしw
それどころか、一週間前まで65kg超えしてたしww
テーパー期で少し落ち着いてくれてよかった。
でも、実感として筋肉量は増えた気がする。
その上での体重キープならOKだ。
詳しくは後述。

トレーニング内容

夏まではロング、ロング、ひたすらロングと、距離を追求してきたのだが、10月のエコマラソンで方針転換した。
パワー不足を痛感し、理論のお勉強をやり直した。
フルマラソンであるレベルより上にいくためには、短距離高強度のトレーニングが欠かせないらしい。
(ここまでは知っていたが、ウルトラマラソンに関するデータがないのを理由に、距離に甘えていた)
10月以降、10km程度のペース走、ビルド走(っぽいやつ)、鬼坂ダッシュなどをメインにメニューを組み直してみた。
自転車も距離を落としてペースアップ。
そして、距離を減らした分だけ時間も減り、回復も早くなる分、頻度をアップ。
週に3~4回だったのを5~6回にアップ。
トレーニング内容からしたら、筋肉量は増えて当然・・・のはず。
果たしてこれがウルトラに生きるかどうか!

食事・栄養

断酒について

9月以降、一滴も飲んでいない。
ま、宣言通り、普通だ。
それまでの飲酒量を考えると、アルコール分解、内臓疲労の回復に相当量のエネルギーを消費していたはずで、それが筋タンパクの合成や回復に向かってくれれば、パフォーマンス向上にかなり役だってくれるはずなのだが・・・

糖質制限について

酒を止めたため、甘いものが好きになってしまった。
食事でゴハンを抜いても、お菓子を食べてしまう。
困ったものだ。

一度、糖質制限(MEC食)でロングレースが早くなる理屈をおさらいしてみたい。
※MEC食では動物性タンパクを中心に食事を摂り、糖質はできるだけ控えめにする。
学術的な裏付けのある内容と、僕の仮説が混ざっているが、いちいち根拠は示さないのであしからず。

まず、人間の体は、十分に糖質が供給されている状態では、優先して糖質を消費する。
お腹についた贅肉が、ちょっとの運動では落ちないのはこのため。
条件が揃わないと、脂質は代謝されない。
だが、糖質が欠乏状態になると、やむを得ずどんどん脂質を代謝してエネルギーを得るようになる。
糖質は体内の貯蔵量が極めて少なく、だいたい30kmも走れば枯渇してしまうらしい。
いわゆる、フルマラソンの30kmのカベだ。
これに対して脂質の貯蔵量は無尽蔵。
そしてグラムあたりのエネルギー量(カロリー)も糖質より高い。
この脂質をメイン燃料にして走ろうというのが糖質制限で長距離が早くなるという理屈。
糖質優先とか脂質優先とか言っているが、体内では、これらは酵素の働きによって制御されている。
おそらく、脂質代謝酵素は、通常の状態では、とても少ない!
だが、一定期間の糖質欠乏状態を作ってやると、DNAのスイッチが入って、脂質代謝酵素を大量生産し始める。
十分量の脂質代謝酵素が生産されれば、栄養的に糖質に頼る必要はなくなり、座っていても脂質が燃える(基礎代謝が上がった状態)。
ここで再び糖質を大量摂取すれば、脂質代謝酵素の生産量は再び低下する。
が、すでに蓄えられた酵素はすぐには消滅しないので、レース直前にカーボローディングをしてやることで、脂質プラス糖質のダブル代謝で走ることができる・・・
ああ。長いw
ちなみに糖質代謝酵素は、糖質供給がストップしても減少しない。はず。理由は割愛。

だが、デメリットも考えられる。

糖質欠乏状態では、脳へブドウ糖を供給するため、糖新生というプロセスで、筋肉のタンパク質が分解されてしまうかもしれないのだ。
一定期間以上欠乏状態が続いた場合は、糖新生ではなく、ケトン体供給というプロセスで、脳の栄養は賄われるようだ。
糖新生による筋肉タンパク質の分解がどの程度か不明だが、トレーニング効果を減少させるのは間違いなさそう。

さて、ようやく本題に戻るが、今回は直前期に入るまで、かなり糖質パラダイスな食生活になってしまった。
(一般人よりは若干少ないと思うが・・・)
テーパーで糖質を(ほぼ)完全カットしてみると、体調が良いとはいえない。
やはり直前すぎたか。
軽い運動で筋肉痛(ごく軽いものだが)が残るのも、前述の糖新生の話と一致して、気持ちが悪い。

だが、糖質制限も最終日になって体重計に乗ってみると、ピーク時から2kgも減っているじゃないか。
ほんの1週間程度で。
脂質代謝のスイッチが入ったとみてもよさそうだ。
糖新生による弊害と、脂質代謝+体重減の恩恵。
どちらが大きいか。
今更自分の仮説を疑っても遅い。
致命的な間違いがあったなら、次回に生かそう。

カフェイン

スポーツにおいて、カフェイン摂取は合法的ドーピングだ。
詳しくは知らないが、カフェインのもたらす興奮作用が、パフォーマンスに影響するらしい。
だが、カフェインを常用していると、その効果はだんだん小さくなっていくらしい。
そこで!カフェインカット!!
今回はレース1週間前から、カフェインも可能な限りカットしてみた。
もちろん、レースでカフェインをガッツリ効かせるためだ。
でもこれが辛い!
酒はもちろんのこと、甘いものもダメ、ゴハンやパンもダメ、緑茶も紅茶もコーヒーもコーラもダメ!!!
嗜好品全滅!!!
おやつはチーズやピーナッツ、飲み物は水やルイボスティ、ノンカロリーサイダーなど。
YOMEが卵と豆乳と人工甘味料で、糖質カットプリンを作ってくれた。
感謝。
見た目はグロかったけどw

レース計画

大口叩いて、途中で潰れて酷い成績だったら・・・と思うと、書くのをためらうが、恥をかくのを恐れることもないか。

目標はサブ10!
100kmを10時間以内で完走する。

50kmまでは5:50/kmでキープする。
エイドステーションや、アップダウン、風向きによって前後すると思うが、誤差のトータルが30秒を超えないように調整する。
GPSウォッチさまさま!!
50kmからは5:45/kmにちょっとだけ加速。
10kmごとに調子を見て、十分余力があれば、5秒/kmずつ加速。
80km以降がウルトラマラソンの真髄!!
今回の一番のテーマは80km以降で失速しないこと。
前回はこれができなかった。

50kmのビッグエイドはスルーする。
着替えや炊き出しなど、過酷なレースのオアシスだが、時間も食う。
サブ10狙いなら、エイドで消費する時間は最小限にしたい。

以上は雨が降らなかった場合の計画。
雨なら???
ダメだ、経験値が足りないので、有効な作戦が立てられない。
強いて言うなら、ガンバル!!

さあ、あと3日!
頭の中でもやもやしていたことも書き殴ったし(笑)、あといくつかの儀式をこなして、あとは走るだけ!!
走るのは得意だ。
うん。大丈夫♪


© 2017 走禅の道

Theme by Anders NorenUp ↑