ども。sassyです。月並なテーマですみませんw4日後に開幕戦(通称・エコマラソン)を控えて、今期の抱負など少し語ってみようかと。レース後だと、後出しジャンケンみたいになるから。
去年の開幕戦は最悪だった。僕の競技史上、ワーストだと思う。怪我をして練習不足だったにもかかわらず、「怪我しなかった場合」の想定目標を捨てきれず、無謀に突っ込んで、15kmで自滅。今でも思い出すと、苦いものがこみ上げてくるようだ。
僕もこの10年、たくさん走って、たくさんレースにも出たと思う。振り返ってみて、「いいレース」と思えるのは、割と少ないし、必ずしも自己ベストを更新したレースでもない。今年の3月に、フルマラソン自己ベスト(3時間8分)を出したが、内容はイマイチだった。突っ込みすぎたのに、運良く潰れなかっただけ。逆に「悪いレース」の方は、簡単に定義できる。「できること」と「できるはずのこと」を取り違えた場合がそれだ。
去年のエコマラソンはまさにその典型で、「怪我で休養していたけれど、それまでに積んできた練習からすれば、このくらいのタイムは出せるはず」という思いでペースを設定し、30分も走らないうちに無理があることに気づいたはずなのに、冷静さを欠いたまま玉砕。なぜこういうことになるのかというと、そこに「弱さ」があるからだと思う。現実を直視すること、負けを認めること、努力の方向が間違っていたと認めること、こういうことは辛いことだ。勇気がいると思う。その勇気がないことが、弱さではないか。自分を信じられないから、設定タイムにしがみつくのではないか。
長距離アスリートたる者、「速くなりたい」と願うのは当然だと思う。僕も一応、年々自己ベストを更新してはいる。が、客観的に評価して、僕の場合は「ツボにハマれば速い」というタイプなのではないか。そんなサイコロ博打みたいな選手では駄目だ。尊敬すべき先輩アスリートたちは、年を重ねてスピードは落ちたとしても、強さには陰りがない。コンディション不良や怪我をかかえてのレースも、終わってみればそつなくまとめている。(悔しいが、年下の某石仏氏もそのタイプだ)
今期は、結果(タイム)に執着するよりも、強いアスリートたることを目指そうと思う。結局はそれが、好タイムへの最短コースになる気がする。急がばまわれ。近道らしき藪に駆け込むのをやめよう。
ではまた。