AuthorSassy

NAHAマラソン 打ち上げ

さて、、マラソン大会の後は打ち上げ!
昔から決まっとる!
・・・いや、レース終盤にはすでに、頭の中ビールでいっぱいだったんだけど。

NAHAマラソンでは、有料の貴重品預かりがあるんだけど、お金よりもなによりも、受付が恐ろしく混雑するので、無料の手荷物置き場を利用する。
財布や大金は危ないので置かない。
一文無しも不安なので、スマホといっしょに1000円札を一枚防水用の袋に入れて、ポーチに入れて走った。まぁスマホがあれば、PayPayとか使えるんだけど、一応現金もあれば安心。

ゴールの奥武山公園では、でっかい野外スクリーンでマラソンの様子を中継しながら、その周りには屋台がズラリ。もちろんビールも♪
よっしゃ、1000円もって来た甲斐があった!
野外のテーブル席は、まだ早めの時間なのもあって、空席が多数。
ちょっと年上っぽいお姉さんがピンで飲んでる席の正面が空いているじゃないか。走り終わったランナーはたいてい、酒と話し相手に飢えているので(自分を含む)、ちょうどよい。
「ここ空いてますか~?」
と声をかけると、
「もちろん!どうぞどうぞ!」
よし、期待通り。

この時間に完走してる女子はたいていツワモノである。
でも、彼女ほどの人は少ないんじゃないのか。
自己ベストは2時間30分台、細かい数字は忘れたが、今回も3時間前後で完走とのこと。
ついでに年齢は60代・・・だとか。
強豪のランニング女子は年齢不詳の魔女ばっかだ・・・(汗
あとでわかったのだが、彼女は一緒に来てるランニングチームのインストラクター的な立場らしい。
そして、続々と集まってくる、エリート、元エリートのランナーたち。

今大会ブッチギリで優勝した鈴木選手まで。
web掲載も快くOKしてくれた。
僕はあまり有名人に関心ないタイプだが、マラソンとなると・・・
あやかりたくて握手してもらった。
ちなみに完走メダルはうっかり割ってしまったらしい。ウケル

僕のタイムでもね、参加者の上位1.5%に入るからね、飲み屋なんかだとちょっとしたヒーロー扱いしてもらえるんだけど、エリートランナーって固まってるから、いるところにはゴロゴロいるんだよね。
なんか、凄い選手ほど、偉そうにしないし、謙虚で腰が低い。
自分もまだまだだなー、初心を忘れずにがんばろー、って思える。

さて、1000円じゃビール一本しか飲めないし、ホテルに帰って飲み直すかなーと思ったら、例の魔女姉さんが次々ビールを運んでくるじゃないか。
「あの・・・現金もうないんですけど・・」
「あ、そうなの?いいからいいから、飲もうよ!」
やべぇ、神か?

姉さんのチームメイトたちもだんだん集まってきて、ちょっとした飲み会状態。
楽しすぎる。

ここではっと思い出す。
彫師先生、どうなった!?
スマホから速報サイトにアクセスして、名前検索。
ほっ、30km過ぎてまだがんばってるじゃないか。
でも、、ここまでの平均ペースを通したとしても、もうゴールには間に合わない。初フルでは、後半だれでも普通は、心身ともにボロボロになって、ペースアップなんて不可能に近いものだ。
うーん、厳しいなぁ。布教した責任もあるし、ぜひ完走してほしかったんだが・・・

さて、宴も酣ではあるけれど、みんなそろそろ一旦宿に戻ってシャワーなど浴びたい時間。それから街に出て、打ち上げ本番だ。
僕は行き当たりばったりのノープラン。一人で飲みに出るのも悪くないと思っていたが、ちょっと姉さんに聞いてみた。
「もし、打ち上げの席に余裕あるなら、混ぜてもらったりしてもいいですかね??」
「え?全然いいよー、この人が幹事やってるから、詳細聞いてね~」
よっしゃ、宴席確保!
幹事さんはもうミスター幹事ってくらい、幹事らしい、頼れるマネージャーって雰囲気のおじさん。
ライン交換して、一度解散、ホテルへ。
(ホテルまで3km弱の歩きが地味にしんどい)

ホテルに帰ったらまずはお風呂にお湯をためながら、コンビニ弁当とビール。
走り終わって以来、ずっとビールだ。
時計を見ると、ゴールの締め切り時間だ。
恐る恐る再び速報サイトを開いてみると、、なんと、彫師先生、フィニッシュしてるじゃないか!!!すげぇ、あそこから加速したか・・・
さすがはガマンの達人か。
明日会う予定なので、話が弾みそうだ。
ともかく、一番の心配事が杞憂に終わり、これでさらに酒が旨いに違いない!

打ち上げでは、チームの全員と話すことはできなかったが、大いに盛り上がり、大満足。魔女姉さん以外にも何人かスゴイ選手がいるようだった。
みんないろんな経験してて、話が面白い。マラソンの出会いは最高だ。
最後は、ミスター幹事と、自称「50歳のオタク」さんの3人で二次会。
走り終わって飲み始めたのが13時くらいだから、、いったい何時間飲んでんだか。

こうしてNAHAマラソンの夜は更けていき、朝には満足感と二日酔いが残るのである。


NAHAマラソン2024 レポート

NAHAマラソン走ってきたので、久々のレースレポート。

NAHAマラソンは11年越し4回目の出場。コロナでかなり活気を失ってしまったが、去年に比べるとかなり人が戻ってきている様子。やっぱNAHAはこうでないと。祭りだからね。

この人数が一度に走るとか、もうなんか笑えてくる。
宮古島全人口の約半分に相当するんだから。

天候は、薄雲はかかっているが、ほぼ快晴。予想に反して、結構暑くなりそう。
まぁ僕は昼過ぎにはゴールできる見込みなので、苦しいのはその後の選手たちなんだけど・・・
着替えなどを入れた袋を、無料預かりに預け、3回トイレに行って、いよいよスタート地点へ。今回はCブロックスタート(最後尾はLブロック)。AとBは人数が少ないので、わりと走り出しやすい位置。後方ランナーたちは、号砲からスタート地点まで、約30分かかると言われてるので、ここは重要。

今年のスターターはガレッジセールのお二人。スタート前に愉快なトークを披露してくれた。おや、数メートル前にリアルまもるくんが。声をかけようか迷ったが、彼ほどの有名人になると、さすがに僕のことは覚えてないだろ、ということで却下。

いよいよスタート。予想通り、混雑は限定的で、最初からそこそこ走れる。
今回の設定タイムは、平均4分45秒/km(ゴール目標3時間20分)。序盤は温存して、ハーフ地点からの長い下り坂から、加速していきたい。
国際通りも去年よりかなり沿道の応援が戻ってきている。全盛期に近づいてるんじゃないの。やっぱ、応援が多いと、テンションも上がる。テンションと一緒にペースもあげちゃうと、後半で失速するから、我慢。
名物のYMCAゾーンも、踊りたいところを、体力温存のため、黙々と。頭の中で、「応援のみなさん、ごめんねー、ちゃんと楽しんでるからねー」と言い訳。

前半はまぁ想定通り。4~6km毎の給水ポイントに合わせて、ポーチに持参してる黒糖を齧りながら、淡々と。足も軽いし、いい感じ。
ハーフ地点までの長い上りが終わったところから、加速。
NAHAマラソンの中間地点は、大きな公園みたいなとこで、でっかいアーチとかも組んであって、いかにもここで半分!と言ってるみたいだ。

リタイアバスも待機してる。かなりの選手がアレに載せられるんだな~としみじみ思う。
僕の布教活動(w)で、今回一人、友人がマラソンデビューだった。昨年のNAHAマラソンの後で知り合った、彫師さん。なんか意気投合してしまって、tattooとマラソンは似てる!という話から、結局このNAHAマラソンにエントリーすることに。彫師xマラソンという組み合わせも面白すぎる。
リタイアバスを見ながら、完走してくれよ~と念じる。

ハーフ地点からの下りは、NAHAマラソンで一番好きな場所のひとつ。ここからは体力温存を考えなくていいし、すごく気持ちよくスピードが乗る。
ここまでの平均ペースが、4分52秒くらいだったから、温存した体力を使って、後半で巻き返して行きたい。

30km。まだ全然行けるが、だいぶ足が重くなってきた。気を抜くとペースが落ちてくる。かといって、無理に上げて押し切れる距離でもない。
うーむ。目標下方修正も覚悟したほうが良さそうだ。

35km。突然やってきた、左踵奥に刺すような痛み。練習中もたまに来てたやつだ。練習のときは、即立ち止まって、マッサージ、ストレッチなどして事なきを得てきたが、レースで立ち止まるのは・・・
ひとまずペースを落として、足の力を抜き、様子を見る。明らかに、痛みでフォームがブレているのがわかった。が、2~3分ゆっくり走っているうちに、痛みがかなり軽くなってきた。残り約10km。このレベルの痛みなら多分押し切れる。明日は激痛になるかもしれないが、長期故障につながるほどではないはず。
再びペースを戻して、前へ前へ。

37km。沿道の距離表示が、「残り距離」に変わる。あと5km。踵は小康状態が続いているが、足が重い!呼吸もほぼMAX。3時間20分に間に合うには、かなりのペースアップが必要だか、さすがに厳しい。気持ちをつなぐためには、新目標を立てて、キッチリそこを目指すことだ。よし、3時間25分。今のペースをどうにか守りきれば、間に合う。これでいこう。

いつもそうだが、残り5kmからは、1kmが途方もなく長く感じる。もう何も食べたくない、飲みたくない。でも、水はちゃんと取らないと、足攣りや熱中症の突然死が怖い。終盤の沿道は応援で埋め尽くされていて、いたるところから、おやつや紙コップを持った手が差し出されている。明らかに水だとわかるコップを受け取って、一口飲んで、残りは顔にかける。間違って、コーラやエナジードリンクを顔にかけると酷いので、注意が必要。
沿道からは、「大丈夫だよーー3時間半間に合うよーー!」と声援が飛ぶ。うん、ありがとう。このあたりで走ってるランナーは、ほとんどがタイム意識してるだろうからねー。

ペース配分がうまくいってるレースでは、終盤、周囲の顔ぶれが固定されてくる。似た走力で、失速せずに走っているので、抜きつ抜かれつ、いつも近いポジションにいることになるからだ。そういう選手を物色して、ペースメーカーにさせてもらうのは僕もよくやる手法。気持ちが切れそうなときに、「アイツにおいていかれてたまるか!」と、自分を鼓舞できるのも大きい。
可能であれば、後ろ姿のキレイなお姉さんがいいが、女性ランナーで3時間半ペースはかなりの達人、人数も少ない。
今回見つけたのは、かなり年配と思われる、白髪混じりの短髪の女性。こういう人は、全盛期にはとんでもなく速かったタイプが多く、走りに安定感があるので、ついていって悪いことはない。

長い長い5kmもいよいよ終わりに近づき、ゴールの奥武山公園が見えてきた。公園に入ってからゴールの競技場まで、意外と距離があり、最初に出場したときはかなり苦しんだが、もう学習済み。ラストスパートの時間だ。
ラストの1~2km、周囲の選手を抜いていけるのか、抜かれて続けるのかで、ゴール後の満足感がぜんぜん違う。当然体力は限界だが、界王拳を発動!大丈夫、10分は持つ!バンバン周りの選手を抜いて、競技場までまっしぐら。至福の瞬間。意識混濁とユーフォリア。
競技場トラックには入って、最後の100m。よっしゃ3時間25分、予定通り!
その瞬間、右手からすっと前に出てきたのは、ずっとペースメーカーにしてた、女性選手。
なんだと!か・・・彼女も界王拳の使い手か!? うぉぉ!こうなったら行け!界王拳2倍!!

・・・
まぁそんなこんなでレースは終わり、NAHAマラソンでのベストタイムも出せて、大変満足。
界王拳の反動で、ゴール後に失神しそうだったけどw

レース後の話も書きたかったけど、長くなったのでまた明日。


数年間SNSを離れてみて思うこと

ただいま。sassy改め、風来です。
いきなり余談だけど、自分の名前にうんざりすることってないだろうか。私だけ??いや、そんなことはないはずだ。だからこそ、武士や貴族たちは人生の節目ごとに自分の名前を変えてきたのではないのか。
木下藤吉郎・羽柴秀吉・藤原秀吉・豊臣秀吉、とか。
人生のなにかをリセットしたい、というときに、名前を変えるのはとても効果的だと思う。同時に非常にめんどくさいが。
まぁ自分が名乗るニックネームくらいは好きにしたいものだ。

さて、このブログの前回の投稿が2019年。その後しばらく、NOTEに移って書いていたが、それも数年前にやめて、今に至る。
SNS絡みでの人間関係にうんざりしたのが理由。
もう書くのやーめた!!って、しばらくは肩の荷が下りた気分だったが、いつの間にか、胸のあたりにもやもやしたものが蓄積していることに気づいた。
理由もなくイライラすることが増えた。リアルの対人関係に、今まで以上に神経質になった気がする。

こうして「なにか書く」という行為は、自分の中に徐々に蓄積していく「何か」を整理してアウトプットしていくことであり、どうやらそれば自分にはある程度必要だったようだ。
私のようなタイプの人間は、世界の大半が文字や言語で作られていて、目を閉じると、頭の中で雪のように言葉が降ってきて、際限なく積もっていく。そうやって、いろいろな物が押しつぶされていく。
言葉による自家中毒だ。
思えば、「なにか書く」ことは、こうして頭の中に積もった雪を、融かして排出するという効果があったのだな。

以前の自分は、「この文章を読むであろう誰か」を意識しすぎて、それに耐えられなくなっていたのだと思う。
しかし、どうやら私にとって重要だったのは、「誰かが読む」ことよりも「私が書く」ということだったらしい。

小説だったかマンガだったか忘れたが、「日記というのは、誰にも見せるつもりはないが、誰かに読まれる前提で書くものだ」というフレーズを見て、なるほど、と思ったことがある。
ブログも、「誰かに読んでほしいと言うわけではないが、誰かに読まれるのが当たり前」という前提で書けばよいのかもしれない。
肝心なのは、読まれることを前提とした、工夫、言い回し、各種表現、画像添付などだ。ある程度真剣に文章と向き合わなければ、アウトプットによる解毒効果は望めないと思う。

特にオチはない。自己紹介と復帰宣言ということで。
・・・いや?読まれる前提ならば、オチなし宣言は駄目なのか??
次回からは気をつけます。


たらま島一周マラソン2019、と・・・

 ども。sassyです。
なんか最近定番になりつつある、「書こうかなー、書きたくないなー」という気分で、やっぱりレースレポートを書こうと思います。どうも長年の習慣か、書かないとふんぎりがつかないようで。

 今回のたらま島一周マラソン(23.75km)、察しの通り、バッドレースだったわけで(グッドレースだったら喜んで3日以内に書く)、しかもそのバッド加減の中途半端で地味でスッキリしない感じがまた、書くのをためらわせたのである。
先に結果から申し上げると、総合4位、タイム1時間49分。比べて、昨年が総合3位、タイムは1時間51分。1年かけて、一分半ほどタイムを詰めたが、順位は一つ落としたという結果。

 総合4位!すごいじゃない!というご意見もあるが、これは都会のマラソン大会とは違って、選手60名程度の規模、しかも宮古からさらにフェリーで3時間という土地柄、「勝ちに来てる」タイプの選手が極めて少ない大会。この一年、真っ当な社会人ならドン引きするほど、ランニングに 魂を捧げてきた人間として、表彰台すら逃したのは、無念の一言である。

 見どころ少ないレース展開だったが、ざっくり解説してみたい。
スタートは正午。
この大会は、大半の選手がフェリーで当日入りするため、船の到着を待ってスタートする。この時点で、選手への心遣い、ウェルカム感がすごくて、「去年はありがとー!今年も来たよーー!」と叫びたくなる。港には村営の無料シャトルバスがお迎え。歩ける距離なのにw それから役所で ゼッケンと支給品を受け取って、着替えて、準備体操して、開会式見て、アップして・・・というゆとり具合!これぞ、ザ・離島大会だと思う。

多良間のご婦人たちが炊き出し中。ゴールが楽しみ♪

 号砲と同時に、何人かの選手たちが飛び出し、先頭集団ができる。10人には満たない。スタートはオーバーペースで始まるのがマラソン大会の定番だが、あえてくっついて行く。今年の大会、昨年の1位、2位が不在の上、知名度の高い(つまり速い)宮古選手がほとんどいない。選手の多くを 宮古人が占める大会である。昨年、タイムは平凡でも、3位に入った自分としては、もしかして優勝を狙えるのでは、という希望的観測があった。だいたい、知り合いに顔を合わせるたび、「今年は優勝できるぞ!」なんて言われるもんだから、ついその気になってしまう。

 が、数々の失敗レースの経験から、序盤のオーバーペースはとにかく避けたい。後半で追い上げるのが自分の勝ちパターンでもある。序盤に飛び出した選手の内、1kmほどの間に、僕の前を走っているのは5人まで絞られた。最初の500mほどは、3分30秒台/km。これは僕にとってはスプリントペース。
押さえて押さえて、と自制して、最初の1kmは 4分6秒まで落とした。これでもまだ速いので、さらにもう少し落とす必要がある。そのパターンで追いつかないのなら、相手は手に負えない実力の選手だということだ。

 数km進む内に、僕の前を走っていた選手がひとり落ちてきた。そうであろうそうであろう。このペースで走りきれるのは(この大会では)多くあるまい♪ ・・・が、ひとりだけだ。その一人前の選手とは、縮まる気配がなく、先頭で(僕には)無謀と思えるペースで突っ込んでいった選手は、 先導車のパトカーまで含めて、完全に視界から消えている。この時点で「あー、優勝のセンは薄いな」と思う。

 気づけば周りに選手の気配はなく、はるか前方にかろうじて視界に捉えられる3位の選手がいるのみ。ときどき、沿道にFMみやこの実況中継ポイントがあり、通過する選手のゼッケンを確認しつつ、それをラジオで実況している。ラジオ放送は拡声器を通して、選手にも聞こえるようになっている。
僕が通過したとき、「4位の選手が通過!!トップとの差は約6分!!」というのが聞こえた。中継ポイントを通過するたび、その時間差は広がっていく。あーあ、追い上げるどころか、引き離される一方・・・

 そして15kmが臨界点だったらしい。そこまで必死で耐えて、4分20秒~30秒ペースを維持してきたが(それでも遅いけど)、ついに横隔膜の硬直が来た。僕は不調時やオーバーペースでよく発症するが、いわゆる脇腹痛の一種だと思う。これはもう脚に釘がささったようなもので、ペースとか そういう問題でなくなってくる。タイムロスを覚悟して、一度立ち止まり、呼吸を整え、お腹をマッサージする。痛い。もうやめたい。もう3位の選手は見えない。だが、僕の後続もまた見えない。ここから完走して得るものは少ないが、リタイアして失うくらいのプライドはある。
とにかく、、やりだしたことをまとめるしかあるまい。

 渋々走り出してはみたが、やはりペースは大きく落ちた。もう順位なんて、、と思いつつも、後ろが気になって度々振り返る。1kmが長い。なんでこうなっただろう、なんて考えても、なんの足しにもならない。そうやって、意識朦朧としながら、なんのご褒美も期待せずにじりじりと走り続け、、どうにかこうにかのゴール。抜かれずに順位をキープしたのは、ただのラッキーだったと思う。あーー。ボロボロだった。まぁ投げ出さなかったことだけは評価してもいいだろうか。

多良間の山羊そば
一杯で、ビール3本は軽くイケる

 レース後の山羊そば(炊き出し)が旨かった。

やぎそば、中身たくさん
今年のそば・・・やけに中身(内蔵)多くない?

 その後に続く懇親パーティは大いに盛り上がり、いろんな人と飲んで(飲みすぎて)、楽しすぎて、何を話したか、よく覚えていないw 良い大会だと思う。

走ったら飲む♪際限なく入ってしまうので危険。。

 さて、レースから1週間ほど経ち、喪失感から立ち直りつつある現状でふと思う。いったアレはなんだったのだろう。その前のエコマラソンも含めて。いや、単純にカラダができてなかったとか、具合が悪かったとか、そういうことではない。戦い方の話だ。
我慢して我慢して、自分を抑え込んで、それで勝ったなら、それは結構。アスリートにとって、勝利は正義だ。が、負けた。我慢して我慢して、自分を抑え込むレースを展開して、負け。この無念さが喪失感を生んでいるのではなかろか。
どうせ負けるなら、やりたいようにやって、小細工無しで目一杯ぶつかって、やっぱりぶっ潰れて、それでも地を這う思いでなんとかゴールまでたどり着いて・・・の方がいいんじゃないのか。
いや、少なくとも、自分の、僕自身の生き様だったんじゃないのか。ランニングに限らず、そうやって半生を過ごしてきて、今の自分があるんじゃないのか。賢く、堅実に、保険をかけつつ・・・という現代人的な人生観を嫌っていたんじゃないのか。

 安定感のあるランナーに憧れてきたが、開き直ってみようかと思う。レースの3回に2回は潰れてもいい、でも残りの1回で必ず自己ベストを出す。そうだ、このスタイルでいいんだ。思えば、かつて麻雀でもそういうスタイルだったっけ。そしてそれって、結構ライバルから恐れられるのよねw

 6日後に、今シーズン前半の勝負レースと位置づけた、NAHAマラソンが控えている。今シーズンは、どうやら心身ともに出来上がっていない以上、無難にまとめる走りをするしかないと思っていたが、変更しよう。玉砕前提で、自己ベストを狙う!そして、たとえ潰れても、完走だけはする!
よく、「次につながるレースをしろ」というが、僕にとっては、コレがそうなんじゃないかと思う。
 
 なんだかスッキリした。今日はよく眠れるかも。ではおやすみなさい。

たらま島一周マラソン
来年は優勝しに来たい。

戦友たちを紹介します

 ども。sassyです。最近、新しくレース用シューズを買おうかどうか散々迷った挙げ句、先日ポチった。
思えばたくさんのシューズを履きつぶしてきたなぁ。ふと倉庫の一角を見ると、 片方ずつ になった、殉死したシューズたちが目に入った。そういえば、なにか研究の役に立つかもしれないと思って、一部を捨てずに取っておいたんだった。今日はそんなガラクタ戦友たちを紹介します。

長らく愛用してきたビブラムたち

 左から、
ビブラム6代目(V-RUN):702kmで殉死
同8代目(V-TRAIL):637kmで殉死
同9代目(V-RUN):2060kmで退役
同10代目(V-RUN):460km現役

 みんな、小指の付け根を削り取られて死亡。9代目以降、「シューズドクター」による補修を考案した結果、生存率が劇的に向上。

 このひとなんて、傷口以外ピカピカなのに。だが、一度穴が空いてしまえば、もう補修は間に合わない。惜しいことをした・・・

 ビブラムの中で、初めて殉死せずに引退した9代目。弱点を補修し続けた結果、あらゆる場所がボロボロになるまで働いてくれた。例の小指付け根部分は、もう紙同然。ありがとう。世話になった。

 2年ほど前から、レース用に投入したニューバランス、HANZO-S
左が初代(1614km)、右が二代目(439km)。
二代目購入と同時に、初代は練習シューズに格下げされたが、それも退役目前。

 下が初代、上が二代目。
初代はビブラム同様、補修を繰り返して、すでに満身創痍。踵を負傷してビブラムで走るのがしんどくなって以来、特にがんばってくれた。
ニューシューズが届いたら、初代は引退、二代目は練習シューズに格下げかな。どちらのシューズも、たくさんレースを走って、ベストを出したり、ぶっ潰れたり、思い出たくさん。名残惜しい。 

 こうしてみると、随分たくさんシューズ買ったんだな―。ちなみに、走行距離の計算は、stravaのMyギアという機能を使っている。シューズを登録しておいて、練習後に、どのシューズで走ったかをポチっとするだけで、集計してくれる。使用済みシューズもデータとして残しておけるので、久しぶりに一覧を眺めると、すっごく懐かしい気分に。strava人口、なかなか増えないけど、そろそろ来年あたりブレイクするんじゃないかなw

ではまた。


エコ(?)アイランド宮古島マラソン2019

 ども。sassyです。毎度の定番ですが、シーズン開幕戦の模様をレースレポートで。

 朝5時半に起床。9時スタートなので、気持ちとカラダを十分に目覚めさせておくため、早めの起床だ。今回は長女も5kmの部で走るので、張り切って早起き。おかげでこっちもやりやすい。しかし今回は睡眠に異常が。。。なんと、前夜に眠れたのだ。10年ほどマラソンをやってきて、レース前夜に眠れた試しはほとんどない。もうそういうものだと割り切っていた。これは吉兆か、凶兆か・・・。

 朝食を取って、荷物の最終チェックをしながらも、なかなか目が覚めてこない。アドレナリンが出てないというか。そして、まさかの二度寝。どうにもこうにも、頭の芯が痺れたように眠くて、椅子に座ったまま30分ほどうとうとしてしまった。これはヤバい。すでに思い当たるフシはあるのだが・・・それは長くなるので別の機会に書こうと思う。

 なんだかふわふわした気分のまま、会場入り。自宅で済ませてくるはずだった、筋膜リリースなどもすっぽかしてしまった。雨のパラパラする、どんよりした空。例年の酷暑にくらべれば、環境はマシだ。
とにかく、ここまできたらあとは走るだけ。今回のテーマは自己ベストではなく「強くあること」。そういう意味では、逆境でも問題ない。

 予定通り9時に号砲、今回は暴走しないために、少し後ろにスタート位置を取った。が、それもよくなかったらしい。前列以外がこんなにもスロースタートだとは!渋滞をすり抜けるのは案外疲れる。とにかく最初の10kmを重視して、おそすぎない程度に慎重なペースを刻む。去年はここで 暴走して、ほんの15kmでペチャンコになってしまった。自分のカラダと向き合いながら、適正ペースを慎重に選択していく。

 数キロ先で、「石仏」けんけん堂とすれ違う。なんだかテンション低めだ(彼は先週から2連戦)。前半で僕が先行するのはお決まりのパターンなので、いくらか言葉をかわしてサヨナラ。レース中にもう一度出会うときは、きっと死神として現れるに違いない。例年、気温が28度を記録するこの大会。経験者たちはわりと慎重に走り出しているようだ。

 5kmほど走ったところで、ふと頭に「残り37kmか・・・」という思考が浮かぶ。そして次の瞬間、「ああ。このレース、敗戦処理になるな」という確信に近い思いに至る。ペースは悪くないし、無理もしていない、当然苦しくもない。それなのに、序盤で残り距離の計算するなんて、 なにかとても悪いことが始まっているに違いない。

 速くもないが特別遅くもない、苦しくはないが、ラクでもない、もやもやとした感じで20kmほど走ったあたりで、いよいよ身体に異変を感じ始めた。
(あ。。コレ、ガス欠じゃん)
レース1週間前から、食生活の「ある実験」をしていたのだが、それが仇となったようだ。もちろん、リスクは覚悟した上で、勝負レースに向けての情報収集としてのことだったが、ここまで露骨に悪くなるとは思っていなかった。
脚も呼吸もまだ余裕がある。それなのに、身体に力が入らない。普段は、補給食を摂れば、全身にエネルギーが満ちていく感触があるのだが、今回はそれもない。気づけばすでに、キロラップで20秒は失速している。

 最後の折返し付近で、一気に天候が崩れ、土砂降りに。目を開けているのが辛い。雨自体は別にどうということはない。涼しくなるし、ウルトラマラソンと違って、短期決戦のフルマラソンでは、自律神経の消耗を気にしなくていい。ただひとつ。後方で、あの石仏が大喜びしている姿が脳裏に浮かぶ。悪天候で本領を発揮する彼のことだ。今頃、水を得た魚のようにテンションを上げていることだろう。逆にこっちはお先真っ暗。逃げ切れるのか???

 30kmのあたりで、ついに歩いた。もちろん、頭の中でなんども計算していた。石仏との差が1kmとして、歩いたら10分、止まったら5分くらいで追いつかれるだろうか。とにかく脚を止めるな、と。しかし、絶望感で精神的に参ってしまった。
(なぜこんな体調で走らなきゃならない??)
(いや、ここでたとえ歩いても、なんとか立て直して、レースをまとめるのだ・・・)
(まとめるったって、キロ7分とかで走り出して、まとめたことになるのか??)

 そしてほぼ予定通り、死神が来てしまった。いやー、計算力高いな、自分w
フラフラで走っている僕の横に石仏が並んだ。
「いやー、追いついちゃったね☆」
ああ、ついにきたか。
反射的に出た回答は
「あー、俺はダメダメだー、先に行ってくれよ」
というところだった。
普段無表情な石仏がニヤリとしたのが見えた。

 さて、彼が僕の脇をすり抜けた直後、何かが変わったようだ。
ライバルに弱音を吐いて、憑き物が落ちたのかもしれない。
(うん?ホントにこれでいいのか??)

—-その間約0.5秒—–

緊急自分総会招集。

自分A「おいおいおい、このパターン、あとで悔しくてゲロ吐くやつだろ!なんとかしろよ」
自分B「んなこと言ってもよ、全部売り切れだよ、うちの商品は。脚も、スタミナも、気力も!!」
自分C「それは違うんじゃないか?売り切れたのは燃料だけだろ。もう一度システム総チェックしろよ」

・・・・・代謝系システム以外、ハードウェアに異常無し!
・・・・・メンタルシステムにエラー!再起動を行います!
・・・・・メンタル再起動、過去30km分のメモリーを凍結アーカイブの後、表層意識から削除します!

全会一致「よっしゃ、ダメ元で追撃するぞ、これ以上失うものはない!!」

—-その間約3秒—–

残り10km、ここからだ!
絶好調で走り出したとしても、30km以降は例外なく苦しい!つまり、いつもどおりだ!燃料なんかいらん。身体を燃やして走る!

 幸い、石仏の背中はまだ1mしか離れていない。嫌がらせでもあおり運転でもいいから、へばりついてやる。ラスト2kmまでくっつけば、スパートの脚力では負ける気がしない!

 彼にくっついたために、キロ1分ほどペースを上げたことになる。が、案外平気だ。うむ。やはり終盤は気持ちだな。この勝負、勝ちたい気持ちが強いほうが制するのだ!
しばらくして、石仏はエイドで減速して給水に入った。思ったよりもしっかり減速したので少し驚いたが、僕は走りながらの給水で再び前に立つことに。
もしかしたら、後ろに付かれるのを嫌ったのかもしれないが、それならそれでよし。再び抜かれたときにまた張り付いてやるだけだ。残りの距離が短くなるほど、条件は有利になる。

 残りは5kmほどになり、急な下り坂へ。最近、下り坂は大好きだ。体力をセーブしながら、大いに速度を稼げる。フラフラで走っていたはずが、まるで空を舞う気分だ。
ふと、「自分は鳥だ」という思考がよぎる。
石仏は獣。鳥の羽根が折れれば、地上では無力だ。だが、鳥が飛び続ける限りは、獣に追いつかれることはない。

♪♪ああ、人は、昔々・・・鳥だったのかもしれないね・・・こんなにもこんなにも、空が恋しい(中島みゆき)

 ああ、いい感じに意識も混濁してきた。あとは飛び続けるか、墜落するか、ただそれがあるだけだ。
その間も、前方で失速した選手たちをひとりひとりと拾って順位を上げていくが、どうせ石仏は同じように上がって来ているだろう。
安全圏に入ったと思ったら、多分負ける。少なくともトラック(ラスト300m)までは!!

 残り1kmあたり、コースが左折するタイミングで後方に目をやった。やはりいる。が、目測で100~150mは離したか。時間にすると少なく見積もって30秒。1kmのロングスパートで30秒詰める体力を残しているなら、ここまで開く前に、もっと早い段階ですぐ後ろに詰めてきていたはず。
おそらくはほぼ安全圏。だが、ここでダメ押しだ。こちらがここで10秒上げれば、もうついてくることはあるまい。そうだ。強さを示すのだ!!!

 フィニッシュタイムは3時間45分。
去年リタイアした同大会を除いて、この2年でワースト記録。
速さの面では完全に落第だが、第一テーマに挙げた「強くあれ」には合格だ。
ありがとう、石仏(拝)
ひとりだったら4時間オーバーしてたかもしれない。

 それにしてもこのレースは難しい。
開幕戦で酷暑。
今まで6回くらい走って、うまく行ったのは一度だけ。
次出るなら、甘く見ないでちゃんと対策しなきゃなぁ。

 さて、次は2週間後のたらま島一周マラソン(23km)、その2週間後に、シーズン前半の勝負レース、那覇マラソン(フル)!
一年で一番楽しい季節が始まるぞ♪

またレポートします☆

※写真は石仏けんけん堂の奥様からいただきました。ありがとうございます。


強くなりたい

 ども。sassyです。月並なテーマですみませんw4日後に開幕戦(通称・エコマラソン)を控えて、今期の抱負など少し語ってみようかと。レース後だと、後出しジャンケンみたいになるから。

 去年の開幕戦は最悪だった。僕の競技史上、ワーストだと思う。怪我をして練習不足だったにもかかわらず、「怪我しなかった場合」の想定目標を捨てきれず、無謀に突っ込んで、15kmで自滅。今でも思い出すと、苦いものがこみ上げてくるようだ。

 僕もこの10年、たくさん走って、たくさんレースにも出たと思う。振り返ってみて、「いいレース」と思えるのは、割と少ないし、必ずしも自己ベストを更新したレースでもない。今年の3月に、フルマラソン自己ベスト(3時間8分)を出したが、内容はイマイチだった。突っ込みすぎたのに、運良く潰れなかっただけ。逆に「悪いレース」の方は、簡単に定義できる。「できること」と「できるはずのこと」を取り違えた場合がそれだ。

 去年のエコマラソンはまさにその典型で、「怪我で休養していたけれど、それまでに積んできた練習からすれば、このくらいのタイムは出せるはず」という思いでペースを設定し、30分も走らないうちに無理があることに気づいたはずなのに、冷静さを欠いたまま玉砕。なぜこういうことになるのかというと、そこに「弱さ」があるからだと思う。現実を直視すること、負けを認めること、努力の方向が間違っていたと認めること、こういうことは辛いことだ。勇気がいると思う。その勇気がないことが、弱さではないか。自分を信じられないから、設定タイムにしがみつくのではないか。

だから!タイムに執着しすぎなんよ!!

 長距離アスリートたる者、「速くなりたい」と願うのは当然だと思う。僕も一応、年々自己ベストを更新してはいる。が、客観的に評価して、僕の場合は「ツボにハマれば速い」というタイプなのではないか。そんなサイコロ博打みたいな選手では駄目だ。尊敬すべき先輩アスリートたちは、年を重ねてスピードは落ちたとしても、強さには陰りがない。コンディション不良や怪我をかかえてのレースも、終わってみればそつなくまとめている。(悔しいが、年下の某石仏氏もそのタイプだ)

 今期は、結果(タイム)に執着するよりも、強いアスリートたることを目指そうと思う。結局はそれが、好タイムへの最短コースになる気がする。急がばまわれ。近道らしき藪に駆け込むのをやめよう。

ではまた。


息切れの正体

 ども。sassyです。この10日ほど気管支炎に悩まされていたけれど、ようやく治ってきたようだ。さかのぼって調べてみると、この数年、4月と10月に必ず気管支炎になっている。シーズン開幕直前と、トライアスロン直前だ。なんて面倒な持病・・・

 さて、今回は久しぶりに、オヤジの研究メモ。「息切れ」について。思い切り走ると、息が切れる。ぜぇぜぇいって、ほんとに苦しい。マラソンが敬遠される、最大の理由じゃないかと思う(ホントはぜぇぜぇやらなくても、サブ4くらいまではいけるんだけど、それはまた別の話として)。では、何故、走ると息切れするの?という質問に、明確に答えられる人はどのくらいいるだろう。走ると息切れする。経験則的に当たり前過ぎて、あまり考えたことがないのではないだろうか。ちなみに、今回のお話は、ある程度鍛えられたカラダ、心臓を持っている人についてなので、運動不足や持病でぜぇぜぇするのは別の話とする。

 まずは脊髄反射的に「酸欠になるから」という答えが返ってくると思うので、そこから。
酸欠で息切れがするという事例を細かく考えてみると、
1)激しい運動によって、筋肉が大量の酸素を消費する
2)血液中の酸素が不足する
3)より多くの酸素を取り込み、循環させるために、心拍数が上がる
4)それでも十分な酸素を供給できなくなり、呼吸量が増大して苦しくなる
といったところか。

 だが、この理屈だと、「一流のマラソン選手は相当な高速で走っても息切れしない」という事実を説明できない。もしも酸欠理論を真だとすると、一流選手が息切れしない理由は、「大量の酸素を消費しながらも、それを上回る酸素供給でカバーしているから」となるはずだ。(あるいは、一流選手は高速でも酸素消費を抑えることができる、特殊な体質か、ランニング技術を持っている、とも言えるが、それはまたの機会に)

 組織への酸素供給に関わっているのは主に、肺、心臓、血液。理屈として、これらにの器官に、常人の何倍もの性能をもたせることができるだろうか。おそらく、否だ。肺の容積はトレーニングで増えるというものではない。心臓はトレーニングで鍛えられるが、わりと早い段階で頭打ちになる。最大心拍数はどうがんばっても200前後だろうし、心臓(心室)の容積もいくらか大きくなるとはいえ、何倍にもなったりしない。なったら多分死ぬ。心臓の拍出能力の目安として、安静時心拍があるが、僕の場合でだいたい44くらい。トップアスリートの中でも特に低い人で、30前後らしい。スポーツしてない中年男性は65~75といったところらしい。そこまで極端な数字とは思えない上、最大心拍数と心室容積の上限を考えると、心臓のスペック自体、それほど上限は高くないように思う。血液はといえば、僕が調べたデータでは、日本人マラソンランナーと、世界トップレベルのアフリカ系ランナーで、組成にほとんど違いはなかったとのこと。以上から、一流選手が息切れしないのは、酸素供給能力が高いからである、というのは間違いだと思われる。

 ここまでは、前々から脳内実験をしてモヤモヤしていたことの裏付けを取っただけなのだが、最近、興味深い記事をみつけた。「筋肉でのエネルギー供給が過剰になると、血中に遊離Hイオンが増大し、血液の酸性化(アシドーシス)を起こす」というもの。そして、アシドーシスは息切れを起こす、とも。どうやらこっちが本命のように思う。筋肉が働いてHイオンが放出されるメカニズムは、生物学オタクでないと難解だし、僕自身、へぇなるほど、以上に理解できていないので割愛。で、このHイオンが血液を酸性化しようとする現象を中和しようとする働き(そこでは「緩衝力」と表現されていた)が、一流選手では有意に高いそうだ(このpHの緩衝という現象も、生化学大学レベルなので割愛)。できれば、この緩衝力の上限は心臓の物理的上限よりもずっと高い、という文献を見つけたかったが、さすがに専門的すぎるか、見つけても僕では解釈不能だったと思う。だが少なくとも、酸欠理論で指摘した矛盾点は、この理論では適用されないはずだ。

 ちなみに、同文献では、この緩衝力を上げるためのトレーニングについても書かれていた。要約すると(僕の解釈も含まれてしまうが)、緩衝力を使い切るくらいに強度と時間を切って走り、回復を待って、それを繰り返すとよい、とのこと。つまり、インターバルトレーニングである。アシドーシス自体は、息切れを起こすだけでなく、身体にダメージを与える(ときには致命的な)ため、アシドーシスの状態、つまり、極端な息切れ状態で、長時間トレーニングを続けるというのはよくないということらしい。インターバルトレーニングは、もちろん僕も取り組んできたが、「緩衝力の底上げ」という視点で取り組むと、やり方がいろいろ変わってくる。苦しい状態で長く走るのはNGということになり、休憩時間(ジョグorウォーク)での回復プロセスが重要になる。一本あたりの距離と強度は、緩衝力を使い切るあたり、つまり、本格的な息切れが始まってから短時間で終わるのがよさそうだ。今までは、とにかく速く、長く、苦しさに精神的耐性ができるように走っていたが、それはとても効率が悪く、必要以上に身体を痛めつけるやり方ということになる。

 うむ。軽い覚書のつもりが長くなってしまった。あと、無責任で恐縮ではあるが、裏付けや引用文献が欲しい方はGoogle先生に相談してね。あくまで個人的な練習ノートの一部なので、真似するのは自己責任でご自由に☆


全宮古陸上競技大会 2019

ども。sassyです。
どうもノドと気管をいためてしまったらしい。多分、春と秋恒例のアレルギー性(?)気管支炎。引き金になったのは、この5000mレースではないかと。。。

 

全宮古陸上競技大会

~初日・やり投げ

 ここ何年か、やり投げという競技には興味があったのだが、今年は本大会でエントリーしてもらえることに。もともと、投擲なんて高校の体育以来無縁だったし、さらに言えば、ソフトボール投げやドッヂボールでもヘロヘロの球しか投げられなかった子供時代。それなのに、というかだからこそ、というか、最近になって「投擲というやつは、きっと自分の知らない秘密があるに違いない。パワー以外に、なにかコツがあるはずだ」と思うようになり、機会さえあれば実践してみたいと思っていた。
 まぁ、やり投げなんて特殊種目だし、各学区代表選手の大会だとしても、半分くらいは自分と同じ素人だろうしねー、くらいのノリ。出場内定をもらったのが大会2ヶ月くらい前で、それからコツコツと、庭で塩ビ管(プラスチックの水道管)を投げて練習した。やり投げは地面に刺さらないとポイントが貰えないので、これが大変かなーと思っていたが、「刺さる」ってのは難なくクリア。先を尖らせてやれば、塩ビ管でも芝生に刺さるくらい。You Tubeで研究して、ダーっと助走して、エイっと投げれば、案外すんなりと飛ぶように。時々競技場でホンモノのやりを借りて練習もしたが、なかなか楽しい。うまく投げれたときは実に爽快だ。

練習中。初心者にしては悪くないと思ってたんだけど。


 さて、いよいよ大会本番。20mくらい飛べば、半分くらいに入れないかな―とか思っていたが・・・どうも集まっている選手たちのオーラが違う。いかにも投擲体型とか、マイヤリで練習してるとか・・・オイオイ、それは専用スパイクってやつですか!?一番若そうな選手と少し話してみると、「まぁ僕も一応、高校で3年間やってました」と。。一応ぢゃねぇよ、、こっちは独学1ヶ月半だょ。。イカンイカン、動揺するな、素人でも平常心を保つくらいはできるはずだ。
 結果、選手8人中二人が40mオーバー。7位で25mくらい。もちろん、8位自分。19m弱。なんかね、みんなのヤリは、投げた瞬間、ミサイルみたいに加速、上昇していく感じなわけね。バシュッ!!ギューン!!みたいな。僕のやつは、ヒュルヒュル、グサっ。心が折れかけたけど、なんとか6本投げきった。本気で6本投げると、もう全身ガタガタ。100m全力ダッシュ6本と思ってもらえればいいかな・・・
 でもなぜか、「もう二度とやらん!」とはならず、1年練習して、4位くらいに入りたい!という気持ちに。上級者たちが投げるのを見てて、あんなふうに飛んだら、さぞかし気持ちいいだろうなー、と。コツコツ塩ビ管投げることにしますw

~二日目・5000m走

 5000mには鬼がいる。名簿を見て意気消沈、やっぱり今年もいた、KY選手。宮古の主な陸上系大会にはたいてい現れて、他の選手達の心をへし折っていく実業団クラスの選手。長身を生かした、バネのある走り、ついでにイケメン。数年前に、トラック4周くらい差をつけれらて、もう逃げ出したくなった記憶がよぎる。。いやいや、あれから僕だってずいぶん鍛えたぞ。今年は・・・なんとか2周差で勘弁してもらえんかなw
 参加者は10名。トラック競技は素人なので、わからないことが多いが、動揺しないようにしないと。あ、スタートラインは、このナナメの線なのね。まぁ走り出しちゃえば、ロードもトラックも大差あるまい。
 ヨーイドンでスタート、目標はかなり欲張って20分フラット。ホントは、ここの所の練習タイムから計算すると、21分を切れたらヨシとするところ。ペース設定は、キロ4分くらい。普段、レース中に時計を気にしすぎる性分なので、今回はあえて、最低限しか時計を見ないという条件を自ら課してみた。
 トラック1周目から、飛び出していくのはやはり、KY選手と、若手実力者のO選手。カメの群れなど興味なしという感じで、ウサギ2匹がぐんぐん距離を開けていく。間隔を開けてそれについていくのは・・・自分!??なぜかみんなついてこない。おかしい、なんでみんなゆっくりなんだ??もしかして、自分がめっちゃ速くなったのか?とはいえ、先のウサギたちとの距離はどんどん開いていく。まぁいいや、と違和感を抱えたままトラックを2周半、腕時計が表示した1kmのラップは、3分27秒。やっちまった。終わったな。感覚が暴走して、スピード感が完全に狂っている。慌ててブレーキを踏むが、時既に遅し。みるみる呼吸が上がってきて、2km目のラップは3分59秒。その間、数人の選手に抜かれる。ペースを落としても、呼吸はラクにならない。ヤバイヤバイヤバイ、どこまで落ちる??多分、ひとつかふたつ後ろに、トライ仲間のM国選手がいるぞ。彼に負けるのだけは!!!
 3km目からは4分10秒以上のペースにダウン。トラックを回るたび、我が福嶺学区のテントから声援が聞こえるが、顔を向ける余裕もない。「辛いときこそリラックス。力めば事態は悪化する。顔をしかめるな、肩の力を抜け、呼吸に気を取られるな、鳥の声を聞け・・・」できる限りの幽体離脱を試みて、ようやくゴール。
 

うちの学区はゼッケン10番。毎年固定らしい。

 最後の1kmは、気力で少しだけペースを上げられた。KY選手たちとは2周回差だった(と思う)。10人中7位。一応、我が学区にポイントが貰える。M国選手には追いつかれずにすんだ。タイムは自分の時計で20分25秒。平均4分3秒ペース。こんな失敗レースではあったが、5km自己ベストw それどころか、失敗の元凶、最初の1kmは、1kmの自己ベスト。そのせいで、なんだか失敗した気がしない。むしろ、「そうか、あのペース出せるだ、自分」みたいな自信がついた気がする。

 大会後は、運営と選手たちの慰労会。地域のチームで出る大会は、こういうのが楽しい。裏方をがんばってくれるメンバーがいないと、出場自体難しい。そうやってがんばって作った大会だから、応援も必死だし、酒もうまいわけだ。

 レース展開ミスったし、ついでに気管やっちゃったけど、楽しい二日間だった。自分にはまだまだ伸びしろがあることを実感できたのが一番の収穫かな。きっといつか、あのウサギたちを狩ってやるぞ。。。

 ではまた。

(先日の訂正)
この大会、ハンマー投げと棒高跳びはナイ、と書いたけれど、実はありました。
ちゃんと選手もいるらしい。恐るべし、宮古島・・・

設営中のハンマー投げネット。仰々しいなぁ、でもハンマー当たったら死ぬからね・・・・

棒高跳びのマット。走り高跳びとはスケールが違うな。全然やりたくないけど!


みゃーく筋トレ塾とあれこれ

 ども。sassyです。

 ランニングフォームの改良、というか、新走法研究に取り組み始めてもうすぐ1年半。最近は、「カラダと動きの追求」ほど面白い遊びはないとまで思うようになった。
 人間の筋力、循環器性能、代謝能力などは、どれも限界がある。鍛えれば向上するのは確かだが、どこかで頭打ちになる。決して青天井ではない。その条件は同じはずなのに、なぜアフリカ系ランナーたちは、あんなスピードを42.195kmも維持できるのか。努力や根性なら、日本人だって負けてはいないはずだから、やっぱりカラダの使い方に秘密があるはずなのだ。
 そうこうして自分の動きをいじくり回してるうちに、去年は怪我で痛い目をみたわけだ。

 そういう時期に、高橋ファミリーが宮古移住してきた。彼らはさんさーらに最初に泊まりに来てくれた頃から、「移住のための準備」と言っていたが、この宮古不動産バブルの悪環境の中、悪戦苦闘しながらもついにやりきった感じだ。ご主人のケースケさんは、ベンチプレス世界選手権を二度制したスーパーアスリート。奥さんのユミさんも、ベンチプレスアジア選手権で入賞経験がある。そのキャリアでもって、宮古でトレーニングジムを開く計画である。実際にジムをオープンして数ヶ月経った現在、僕が思っていた以上に会員も集まり、好調なスタートを切れたようだ。お金を払って身体を鍛えたい人が、どれほど宮古にいるか心配したこともあるが、杞憂だったようだ。

 僕はもともと、筋トレとか体幹トレとか好きではない。若い頃に、マッチョになりたくて筋トレしてたことはあるが、マラソン一辺倒になってからは、マラソンが速くなる筋トレなるものが怪しすぎて、どうにも続ける気にならなかった。が、下見旅行でなんどもさんさーらに来てくれるケースケさんと話してるうちに、だんだんと意識が変わった。曰く「ベンチプレスも、大胸筋で上げてるうちは上に行けない」「重いのは、爪先から全身使う」。さらには、「ランナー育成の実績もある」とのこと。もしかしたら、これこそ、自分の研究に足りなかったピースじゃないのか。そう思い至り、高橋家、夢のジム「みゃーく筋トレ塾」オープンと同時に、パーソナルトレーニングを申し込んだ。名誉の宮古第一期生w 

 ケースケさんのレッスンを受けてみてわかったが、これは単に筋トレとか呼ぶものではないと思う。むしろ、矯正に近い。誰しも身体の使い方にはクセがあると思うが、スポーツに不向きなクセがトレーニングを通して矯正される。今まで使われていなかった筋肉を刺激することで、自然と動きが変わり、理想的な筋力配分に近づく。結果、無駄が減り、力の分散がなくなり、動きが効率化していく。週イチのレッスンで、一ヶ月も経たないうちに、走り方が変わったのを実感でき、現在も日々改善されている気がする。カラダを作り直しているという面もあるので、即座にタイムにつながるかどうかはわからないが、少し長い目で見ると、間違いなく正解だったと思っている。

「どんなことやってんの?」って疑問があると思うので、ちょっと紹介。

動画直接貼るのは面倒なので、興味ある方はリンク押してくださいませ。

腹圧ジャンプスクワット
足で飛んじゃだめ。

上半身も下半身もグラグラでスクワット
すっごい集中しないと、すぐ落ちる。

ぶら下がって、骨盤から腹筋
最後にコレとか・・・ドSですな。

ちなみに、メニューは毎回少しずつ違って、ケースケさんがその場のインスピレーションで組み立ててるとか。自分専用メニューとか、プロアスリートになったみたいでテンション上がるw

>みゃーく筋トレ塾のFBページはこちら

さらっと書くつもりが、なんかマジメな文章になってしまった・・・
ではまた。


今シーズンのレース計画

ども。sassyです。
3ヶ月ぶりですかね・・・(苦笑

 さて、いよいよ宮古も秋!レースシーズンの到来である♪今年の夏は、足底筋膜炎も治って、ガンガン練習するぞ―、と思いきや、またちょっと怪我したりして不安定だったんだけど、それは今回置いといて。

 レース開幕前に、今シーズンのレース計画を公開してみようとおもう。ん?興味ない?いやまぁそういうブログなんで。

10月
全宮古陸上競技大会

宮古島の学区対抗で行われる、陸上競技大会。トラック&フィールドで行われる陸上競技のほとんどの種目がある(ないのは棒高跳び、ハンマー投げくらい?)。
僕は本来専門外だけど、人手不足の我が福嶺学区。今年は5000mとやり投げ(!?)に出場内定。
5000は、恐ろしく速い連中がゴロゴロいるだろうから、ビリにならなきゃいいかな。
やり投げは、初挑戦。ちょっと楽しみ。

11月
エコアイランド宮古島マラソン

フルマラソン。これが自分的には開幕戦。例年の最高気温は28度。かなり暑い。
開幕戦、気負いすぎて潰れるケースの多い、鬼門レース。ってかメンタル弱すぎじゃ。
これを快調に走りきれば、そのシーズンはかなりイケる。

たらま島一周マラソン

去年初参加して、なんか棚ボタ3位だった大会。23km。
超ローカル大会で、レース後に山羊そば(ビビリさんは牛そばも可)が振る舞われる。会場近くのスーパーで酒を買って、ヤギを迎え撃つべし。
今年は棚ボタ優勝を狙いたい。

12月
那覇マラソン

シーズン前半の勝負レース。フルマラソン。
数年前に一度参加して、絶好調、大きくベストを更新したという、縁起の良いレース。
3万人規模で渋滞必至だが、陸連登録の部ならそれも心配いらないはず♪
ぜひともサブ3を!!

全宮古駅伝(未確定)

もし学区からお呼びがかかれば出場。たぶん3km区間。去年は学区のコネを総動員したオールスターチームで、40年ぶりとかいう総合優勝!(なぜそこに自分がいたか謎)
1位でタスキを受け取り、ずっと報道車について走るという、エリートランナーの気分を初体験。死にものぐるいで1位をキープしてアンカーにつなぎ、そのまま優勝。ドラマチックだったなぁ。

1月
宮古島100kmワイドーマラソン

今シーズン唯一のウルトラ。100km。
今まではシーズンの本命レースだったが、大会運営が年々縮小しており、昨年はついに致命的なことに。
仮設トイレゼロ、市街地の交差点に誘導員ナシとかありえん。
だから今年は、自分の中で格下げして、つなぎレース扱い。
早く卒業して、サロマ湖いきたい。

3月
丹波篠山ABCマラソン

フルマラソン。後半期の勝負レース。なんとかして2時間50分まで持っていきたい。
前回に続けて2年連続の参加。その時の記録が現在のベスト(3時間8分)。
ほどよい寒さでフラットなコース。運営もしっかりしていて気持ちの良い大会。

4月
宮古島トライアスロン(選考前につき未確定)

デザート的大会w
宮古トライは祭りだからね!楽しく走らせてもらいますよ。
もちろん、ライバルに負けたら楽しくないからね、勝ちに行く気なんだけどね。

以上。

こうして並べてみると、結構たくさんあるなぁ。楽しみが多いのはいいことだ。
「はいはい、好きにしなさい」と言ってくれるYOMEにも感謝せねば。

ではまた。


コソ練的な。

 ども。sassyです。
最近筆不精だった原因のひとつが、我がことならがちょっと理解できた。どうやら、SNSでのコメント返信が面倒だったみたいだ。だったら、わざわざブログ更新をSNSに載せたりしなきゃいいだろ!?って自分でも思うのだが、書いたものが読んでもらえないのは寂しいし、コメントをもらえること自体はうれしいのだ。まったく、なにより面倒くさいのは自分の性分だと思う。
 そんなわけで当面、ブログ更新へのコメント返信は基本的にしない方向でいこうと思う。ほら、コメントってもともと、元投稿への返信って意味合いがあるでしょ。だからそれに律儀に返信を返すってのは、レスへのレスみたいなもので、際限ないじゃない。ということで正当化しておこうw あ、コメント自体は大歓迎、ちゃんと読んでますよ。

 さて、いよいよ子どもたちは夏休みに入った。さんさーらの方も、いよいよシーズンピークだ。夏は毎年忙しいのだが・・・なぜか余計なことをやりたくなる時期でもある。これもそんなことの一部かも。

 ガレージ(トタン屋根)の下を、ジム化する計画w 
これは自作ケトルベル(コンクリベルと命名)を使ったデッドリフト。約30kg。裏庭に転がっている廃材を再利用しているので、コストゼロ。

 

 ぶら下がり腹筋+コンクリート約7kg。ホントは鉄棒を作りたかったが、コストゼロで実現するために、鎖で鉄パイプを吊る形に。

 さて、こんなことをして、ランニングのパフォーマンスに効果があるのか、、という問題。雑誌でもWEBでも「上を目指すのなら筋トレ必須」というのは言われているし、僕もいろいろ試してきた。が、どうもパッとしない。特定の筋肉を太くしてみたところで、それがランニングに生きるとは限らない・・・いや、生きることは極めて少ないと思うのだ。むしろ、動きが悪くなったり、別の場所が固まってしまったりして、パフォーマンスを落とすことも十分ありうる。やらないほうがマシってやつだ。

 だが、ここ数ヶ月、プロのパーソナルレッスンを受けてみて、「正しく鍛えれば、パフォーマンスは上がる」と確信した。今回のは、そのレッスンの中で、自分だけでもやれそうなものを自宅用にアレンジしてみた次第である。ちなみにポイントは、重いのを持ち上げること自体よりも、正しい動き、体の使い方で行うこと。きっと効果あるんじゃないかな。ま、なければやめるだけw 気軽に辞められるのが、コストゼロの強みかも。

 試しに懸垂もやってみたが、3回で終わった。箸より重いもの持ってないからなぁ。
ではまた。