さて、、マラソン大会の後は打ち上げ!
昔から決まっとる!
・・・いや、レース終盤にはすでに、頭の中ビールでいっぱいだったんだけど。
NAHAマラソンでは、有料の貴重品預かりがあるんだけど、お金よりもなによりも、受付が恐ろしく混雑するので、無料の手荷物置き場を利用する。
財布や大金は危ないので置かない。
一文無しも不安なので、スマホといっしょに1000円札を一枚防水用の袋に入れて、ポーチに入れて走った。まぁスマホがあれば、PayPayとか使えるんだけど、一応現金もあれば安心。
ゴールの奥武山公園では、でっかい野外スクリーンでマラソンの様子を中継しながら、その周りには屋台がズラリ。もちろんビールも♪
よっしゃ、1000円もって来た甲斐があった!
野外のテーブル席は、まだ早めの時間なのもあって、空席が多数。
ちょっと年上っぽいお姉さんがピンで飲んでる席の正面が空いているじゃないか。走り終わったランナーはたいてい、酒と話し相手に飢えているので(自分を含む)、ちょうどよい。
「ここ空いてますか~?」
と声をかけると、
「もちろん!どうぞどうぞ!」
よし、期待通り。
この時間に完走してる女子はたいていツワモノである。
でも、彼女ほどの人は少ないんじゃないのか。
自己ベストは2時間30分台、細かい数字は忘れたが、今回も3時間前後で完走とのこと。
ついでに年齢は60代・・・だとか。
強豪のランニング女子は年齢不詳の魔女ばっかだ・・・(汗
あとでわかったのだが、彼女は一緒に来てるランニングチームのインストラクター的な立場らしい。
そして、続々と集まってくる、エリート、元エリートのランナーたち。
今大会ブッチギリで優勝した鈴木選手まで。
web掲載も快くOKしてくれた。
僕はあまり有名人に関心ないタイプだが、マラソンとなると・・・
あやかりたくて握手してもらった。
ちなみに完走メダルはうっかり割ってしまったらしい。ウケル
僕のタイムでもね、参加者の上位1.5%に入るからね、飲み屋なんかだとちょっとしたヒーロー扱いしてもらえるんだけど、エリートランナーって固まってるから、いるところにはゴロゴロいるんだよね。
なんか、凄い選手ほど、偉そうにしないし、謙虚で腰が低い。
自分もまだまだだなー、初心を忘れずにがんばろー、って思える。
さて、1000円じゃビール一本しか飲めないし、ホテルに帰って飲み直すかなーと思ったら、例の魔女姉さんが次々ビールを運んでくるじゃないか。
「あの・・・現金もうないんですけど・・」
「あ、そうなの?いいからいいから、飲もうよ!」
やべぇ、神か?
姉さんのチームメイトたちもだんだん集まってきて、ちょっとした飲み会状態。
楽しすぎる。
ここではっと思い出す。
彫師先生、どうなった!?
スマホから速報サイトにアクセスして、名前検索。
ほっ、30km過ぎてまだがんばってるじゃないか。
でも、、ここまでの平均ペースを通したとしても、もうゴールには間に合わない。初フルでは、後半だれでも普通は、心身ともにボロボロになって、ペースアップなんて不可能に近いものだ。
うーん、厳しいなぁ。布教した責任もあるし、ぜひ完走してほしかったんだが・・・
さて、宴も酣ではあるけれど、みんなそろそろ一旦宿に戻ってシャワーなど浴びたい時間。それから街に出て、打ち上げ本番だ。
僕は行き当たりばったりのノープラン。一人で飲みに出るのも悪くないと思っていたが、ちょっと姉さんに聞いてみた。
「もし、打ち上げの席に余裕あるなら、混ぜてもらったりしてもいいですかね??」
「え?全然いいよー、この人が幹事やってるから、詳細聞いてね~」
よっしゃ、宴席確保!
幹事さんはもうミスター幹事ってくらい、幹事らしい、頼れるマネージャーって雰囲気のおじさん。
ライン交換して、一度解散、ホテルへ。
(ホテルまで3km弱の歩きが地味にしんどい)
ホテルに帰ったらまずはお風呂にお湯をためながら、コンビニ弁当とビール。
走り終わって以来、ずっとビールだ。
時計を見ると、ゴールの締め切り時間だ。
恐る恐る再び速報サイトを開いてみると、、なんと、彫師先生、フィニッシュしてるじゃないか!!!すげぇ、あそこから加速したか・・・
さすがはガマンの達人か。
明日会う予定なので、話が弾みそうだ。
ともかく、一番の心配事が杞憂に終わり、これでさらに酒が旨いに違いない!
打ち上げでは、チームの全員と話すことはできなかったが、大いに盛り上がり、大満足。魔女姉さん以外にも何人かスゴイ選手がいるようだった。
みんないろんな経験してて、話が面白い。マラソンの出会いは最高だ。
最後は、ミスター幹事と、自称「50歳のオタク」さんの3人で二次会。
走り終わって飲み始めたのが13時くらいだから、、いったい何時間飲んでんだか。
こうしてNAHAマラソンの夜は更けていき、朝には満足感と二日酔いが残るのである。