AuthorSassy

新兵器?というほどじゃないけど。

ども。sassyです。
今日はNEWアイテムの入荷と、それが最高だったというお話w

せっかくなので前置きから書こうと思う。事のきっかけは、やはり例の足底筋膜炎。アレは僕の心身に尋常ならざるダメージを残していったが(今でも神経痛がしんどい)、怪我の功名と言うべき副産物も多い。そのひとつが、セルフボディケアの習慣である。もともと僕は、ケアが苦手な性分で、ポイント練習の後も、筋肉パンパンのまま放置するのが日常であった。だがまぁ、こうして酷い目にあってみると、わらにもすがる思いで、ケアするのようになるのだな。1ヶ月間、毎日セルフマッサージを続けた結果、おどろくほどふくらはぎは柔らかくなった。走ってみても軽くなった気がする。それならもしかして・・・と思うのが僕の性格で、上半身も1ヶ月くらいで柔らかくできて、さらにパフォーマンスが上がるかも?となるのだw

問題は、上半身はセルフマッサージが難しいということ。手が届かないから。ちなみに、あまりストレッチに注力する気はない。長くなるので割愛するが、「可動域を広くする」ことに関心がない(ランナーにとっては有害なことすらある)のと、経験上あまり効果が実感できないからである。

だがこのご時世、マッサージやら健康グッズやらは、思いつく限りのものがすでに商品化されている。そういうのを探すなら・・・ドンキホーテだなw

おう。これこれ。このトゲトゲが背中のツボをザクザク刺激して・・・。あ、間違えた、コレはモーニングスターといって、鎧の上から敵を撲殺するドンキですな。さすがドンキホーテ。
(ホントは売ってないですw)

そうそう、これ。まぁ似たようなもんだけど。
1000円程度の健康グッズながら、今どきのは実によく設計されている!フレームの硬さや材質から、トゲトゲの長さまで!簡単に背中の凝ってる場所にミートして、グリグリしてれば、首筋まで刺激がビリビリと。うっわー、こんなに固まってたんだ、自分!!って思う。10分位やってみると、なんだか首がいつもより回るようになった気がする。翌日のランニングで、少し体重が減ったように感じる。とっても気持ちいいし、しばらく続けてみようと思う。上半身が柔らかくなって、悪いことはないだろうし♪

ちなみにこの商品、鬼の恩返しという。これで速くなったら、恩返しの恩返しをしないとな・・・

ではまた。


僕の右足と左足は同じじゃない。多分、みんなも。

ども。sassyです。
今日は雨の中の60km走。いいペースで走れたし、満足満足♪

今更・・・という感じなのだが、僕は左足が不器用らしい。利き足が右だから仕方ないのかもしれない。怪我をするのも、決まって左足だ。左足にはろくな事がない。

そうそう、利き足の判別の仕方を病院で教えてもらったので、ここでお披露目しておこう。まず、リラックスして立ち、少しずつ重心を前に移動していく。上半身だけじゃなくて、全身で。そのうち、直立を維持できなくなって、転ばないように足が勝手に前に出るはず。そのとき、先に出たほうが利き足らしい。簡単なので、試してみていただきたい。

日々、理想の走り方を求めて、フォームを研究している。ネットや本から情報を収集して、実際に身体で試していく(先日紹介した本は、最高の情報源だった)。わかっていることとできることは雲泥の違いがある。知っていることと、経験したことの違いは計り知れない。セックスを知っているのと、したことがあるのと・・・いや、まぁいいや、それはw

予備知識なしで、やたらめったらいろいろ試して正しい動きに行き当たるという可能性もあるけれど、それこそ下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるというやり方なわけで、左脳を駆使した座学も重要だと僕は思う。というか、座学なんて楽なもんだから、速く走れるようになりたいなら、やって当然じゃない??大変なのは、それを実践、実験して、身体に正しく覚え込ませることなのだ。

自分の身体の中で起きていることに意識を集中して、問題点を探したり、動きを改善していくのは骨が折れる作業だ。好きなんだけど。なんというか、哲学的作業に似ているようにも思う。瞑想的でもある。月のない夜に、街灯のない小道を歩いているような感じだ。最初はただただ闇があるばかりで、何も見えない。手探りで、転ばないように歩くのが精一杯。だが、そのうちに目が慣れてくると、星明りで物の影が見えるようになる。視覚に頼らなくなり、風の流れを感じるようになり、嗅覚や直感も研ぎ澄まされてくる。そうなれば、闇はそこまで不快ではない。そんなふうにして、走りながら、自分の筋肉や骨が何をしているのかを観察する。

そしてやっと理解して、了解できた。僕は左足が不器用だ。右足と同じことができない。右足がふわりと着地するのに、左足はバシっという音がする。メトロノームとして使っている音楽のテンポに乗れずに、調子を狂わすのも左足だ。怪我しやすいのは前述したが、その後遺症的神経痛でいつも痛いというおまけつき。やっかいだ。なんとかせねばならぬ。

それで、もう右足のことは放っておくことにした。僕のパフォーマンスは左足が決める。最小律の原理、足を引っ張るやつが、チームの成績を決めるのだ。だから、全身に配していた意識を、左半身に集中することにしてみた(左足は左側上半身もセットだから)。意識の量(?)を仮に100とすれば、90くらいを左半身に持っていく。左が上手く走れていれば、右は勝手についてくるだろう。そういう意識で60km走ってみた。悪くないと思う。左足でテンポを取れば、全く狂わない。左足で身につけた技術は、右では無意識にできてしまうようだ。これはなかなか有意義な発見だ♪

不器用な方の足を鍛えれば速くなる。いつか有名な選手になったら、偉そうに言ってみたいw
ではまた。


プロとアマは世界観が違う。多分。

ども。sassyです。
今日はひとりインターバル走。ポイント練習の後は、決まって例の足底筋膜炎の古傷(?)が痛む。もう治った(ことにした)怪我なので、いちいちうろたえることはないが、痛いものは痛い。我慢できないわけじゃないが、とりあえず痛み止めを飲む。痛み止めを常用している女の子たちの気持ちがちょっとだけわかるようになった今日このごろw

最近、走っているときに限って、非情に調子が良い。パフォーマンスが良いのではなく、日々成長している感じが強いのだ。ポイント練習でも、つなぎジョグでも、なにかしら新しい発見があり、新しく道がひらけていく気がする(逆に走っていないときには、ややぐったりしている・・・)。だが、ランニングに集中できていて、成長を実感できていて、楽しくて仕方がないときほど・・・どこか深淵から囁きかけてくる声がある。
「おまえはそれでいいのか。何も顧みず、自分の快楽のためだけに走り続けるだけ。走ることを追求するだけの人生。それが望みか」と。

非情に痛いところを突いてくる。心の奥の方をほんの少しずつえぐられているような気分になる。だがここは勇気を出して答えよう。”応”と!

思うに、これは、実業団選手(つまりいわゆるプロ)と市民ランナーの間に横たわる、巨大な壁ではなかろうか。仮に、プロのスポーツ選手に、「あなたはその競技に生涯を捧げますか」と尋ねたとすれば、ほとんどの回答は”応”ではなかろうか。これはそれぞれの選手が、強固な世界観を持っているというよりは、その世界に身を置く限り、自然に身につく世界観なのだと思う。彼らの世界ではそれが当たり前なだけだ。だがアマチュアの世界ではそれが逆になる。「仕事や家庭を顧みず、趣味に没頭するようでは社会人失格」。まぁ実際、アマチュアは競技からの収入がない以上、仕事を放棄したら即、生活が成立しなくなるので、この考えも間違ってはいないのだが。

でもね。人生は、人生を続けるためにあるとは思わないのだ。日銭を稼いで、生活を維持していくことが人生の目的とは思わない。好きなことに打ち込んでこその人生だ。結果として、その世界で超一流にはなれなかったとしても、好きなことに捧げた生涯というのは、悪い響きじゃない。アスファルトで行き倒れても、人から後ろ指をさされても、「俺は好きなことだけをやったんだ」と言えれば、それはアリだと思う。だから、どんなに勤勉で、家族思いで、裕福で、地位があっても、好きことがないという人生は気の毒に思う。不幸だ。自分自身がそうだったから、間違いない。

えー、ちなみに、家庭や仕事を放棄するつもりはさらさらないのでご安心くださいw 子どもたちはかわいいし、宿のオヤジという仕事はなかなか悪くない。ただ、プロの連中に、世界観からして負けたくはない、気持ちで負けたら終わり、ということで。
蛇足だが・・・今日開催された那覇マラソン(定員3万人!)、優勝した仲間選手は、宮古島マラソン連覇中の絶対王者。うーむ。宮古で優勝するだけでも、あのレベルの怪物に勝たなきゃいけないのか・・・
絶対勝つぞ・・・気持ちの上では!!

ではまた。


沖サバから己を知る

ども。sassyです。
怪我から復帰して約1ヶ月、ようやく調子がでてきたようである。レースまであと2ヶ月弱、うまく仕上がるかもしれない。
さて、そんなこんなで体調は上向きなのだが、しばらく気持ちはモヤモヤしていた。そのモヤモヤについて、だいぶ思考がまとまってきたので、ここらでアウトプットしてみようと思う。

事は1週間ほど前。このブログでも頻出のライバル、けんけん堂が、沖縄サバイバルラン(通称沖サバ)を完走したことがきっかけである。

沖サバは400kmを72時間以内で走るという、まるきり狂気のロードレース。けんけん堂はいずれやるだろうと思っていたが、初挑戦の今回は絶対に無理だと値踏みしていた。が、3日間に渡って速報サイトで観察していると、彼は中盤まで、まぁまぁの順位につけており、後半、大きく失速したものの、粘りに粘りきって71時間半をかけて完走した。393kmあたりのエイドステーション通過の情報を見たとき、「やりやがった!!」と呻いた。ここまで来たら、這ってでもゴールするのがウルトラランナーである。

今でこそ僕は、100kmまでのスピード勝負に賭ける!というテーマで走っているが、かつてはこの沖サバは憧れのレースであった。それをライバルが完走したということは、誇らしくもある反面、非情に複雑な感情をもたらした。心からのおめでとうを言えない自分が、ひどく惨めに思えた。おそらくは、これが嫉妬や羨望なのだろう。過去に、「アンタは男として器が小さい」と言ってくれた元友人がいたが、余計なお世話だ。そんなことは自分が一番良く知っているし、相手に直接ソレを言えちゃうアンタの「俺様マッチョ主義」の方が、僕には軽蔑に値するのだ。(だって、俺のほうが器が大きい、スゲー俺、って意味でしょ)

ただ、人から言われる以上に、自分の小ささを「実感」することは、あまり気持ちのよいことではない。いいじゃねぇか、心から祝ってやれよ、とも思ったりするのだが、自分に嘘はつけない。だが、愛でも憎しみでもないのに、これほど強い感情を持てるということは、ある意味素晴らしいことかもしれない。感情は、生きている者だけの特権だ。人生とは、感情の大波とやりあうサーフィンのようなものだと思う。僕はサーフィンの経験はないが、きっと大波の来るビーチのほうがリスクは高いが、楽しいはずだと思う。この大波に乗って、より高く翔べたら、、きっとライバルに感謝しなきゃなw

彼の沖サバ完走は、偉業である。ヤツは偉業を成し遂げた。これが2年後だったら、僕は偉業とは思わなかっただろう。小さな者が大きな敵を倒してこそ偉業なのだ。敵と同じくらい大きくなってから戦っても、それは「そこそこの達成」にしかなるまい。さぁ、今度は僕が偉業を成さねばならぬ。幸い、大きな敵には事欠かない。シーズンの終わりまでに、きっとそれを成し遂げよう。すでに闘いは始まっているのだ。

おっと。感情的になりすぎて、波に飲まれて溺れないようにしなければ。あくまでも行動は、クールにクレバーにw
ではまた。


ホントに楽しいから走るのです

ども。sassyです。
昨日は良書紹介ネタを書いたが、想像の2.5倍くらい好評をいただいて、ちょっと気を良くしているw 案外読んでるひといるんだねぇ。

今日はちょっとした練習哲学について・・・というと小難しいことのようだが、どんな競技にも共通で、独学でそれを極めようとしている人は普通にやっていることのようにも思う。

題して「極端な追い込み練習による、技術の向上について」。
いわゆる「技術練習」というのは、肉体がフレッシュな状態、疲労の溜まっていない状態で行うのが一般的だと思う。技術を学び、反復し、身につけるには、体力と集中力が必要で、疲労はそれを妨げるからだ。筋トレのあとに技術練習をするとかは、あまり聞いたことがない。筋トレはいつでもできるから、やるなら練習の最後だ。だがしかし、これは、「正しい技術」を指導してくれるコーチなりプログラムなりがある場合に限るのではないだろうか。独学であれば、第一の問題は「何が正しい技術練習であるか」である。

僕の場合、本やwebの助けは借りるにしても、文字情報から肉体的技術に落とし込む作業は、すべて独学で10年近くやってきたことになる。まぁ多くの市民ランナーは同じだと思うが。その中で学んだことは、「正しい技術練習と思っていたことの多くが無意味であり、時には有害である」ということ。文字情報の解釈に誤解があり、肉体に落とし込むまでに、さらに手違いがあるのだ。

そんな中、8割方正しい技術へ導いてくれる手順というのを発見したのだが、それは「本能に従うこと」だ。通常僕たちは大脳の思考でパンク寸前なので、本能の声に耳を貸す機会は少ない。だが、ランニングのような原始的なスポーツにおいて、正しい動きというものは、本能の中にあるのだ。どう走れば効率的で、疲れず速く走れるか。人間のDNAが知っているはずなのである。マラソン大会でよく見かける、「自分に負けるな!」「最大の敵は自分だ」というような応援(?)のキャッチコピーは、ナンセンスそのものだ。なにしろ、大脳で本能をねじ伏せようというのだから。本能は最大の味方だ。痛み、苦痛、倦怠感などは、自動車の警告灯と同じだと思えば良い。ガソリンの警告灯がついたらどうする?ガソリンスタンドに寄るだろう。警告灯を叩き壊すのは阿呆のすることだ。経験豊富なドライバーは、警告灯を憎んだり敵視したりはしない。

僕が60km走を愛してやまない理由のひとつがここにある。前半では、僕も「今日はキロ何分で走るぞ」とか「膝下のリラックスが一番大事だ」とか考えながら走っているのだが、40km以上走るうちに、疲れてだんだんどうでもよくなってくる。干からびるほど汗をかいているが、胃が疲れて、補給意欲が下がってくる。だが、あと20km走らなければ、おうちに帰れないw そんな中、無心に走っているうちに、身体が「ラクで速い走り方」を勝手に見つけ出すのだ。それがまるまる、生の経験として、その後も残る。こんなことが毎回起きるなら、好きになって当然じゃないか。

では、文字情報に寄る研究は無意味かと言うと否である。文字情報と本能の探求は補完しあっている。文字情報の予備知識が大脳にあったからこそ、本能が探り出したモノを「もしかしてコレがアレか!?」と認識できるからだ。そうでなければ多分、「今日は後半、なんとなくラクに走れた」で終わってしまい、再現性が怪しくなると思う。

僕はランニングを始めるより前、短い間だがゴルフレッスンに通っていたことがある。その先生のレッスンは半分が座学だった。30~40分間、練習場の会議室のホワイトボードを使って、丁寧なイラストをその場で書きながら、その日の練習メニューの概要、理論、目的を説明する。「バンカーに落ちてしまったときはSWを使うが、深く埋まってしまったらPWを使うのがよい」「なぜなら、このイラストのように、ヘッドの角度の違いがこのように作用するからであり・・・」「その場合のスイングの違いはこのようになり・・・」「さて、それではクラブを持って実践してみましょうか」といった具合だった。彼は、レッスンの半分を座学に費やす自身のやり方について、度々言っていた。「ゴルフは右脳だけでも左脳だけでもダメです。座学によって左脳で学んだことを、直後に実践して右脳に覚え込ませることが重要です」(といったようなことだったと思う)。

理性は頻繁に、本能の働きを妨害する。だから疲労困憊して、理性が弱ってきたときに、思いがけない発見(天啓)があったりする。だが、その発見を記憶し、再現可能性をもたせるのはやはり理性だと思う。その発見を、早く再現してみたいと思ってうずうずする。ああ。来週の60kmがまた楽しみだ。(ホントはもっとやりたいが、1日がかりであることと、身体への負担を考慮すると週一くらいが限界w)

「ひとりで延々走っていて、退屈じゃないか」とよく聞かれるがとんでもない。うまく走れているときは、楽しくてニヤニヤしてしまう。うまく走れないときは、どうして今日はうまく走れないのか、必死で探るので、退屈しているヒマはない(ついでにしんどいしw)。蛇足だが、これからの時期、うちの近くにある天然温泉の足湯が練習後に極楽♪

ストイックだから長距離走るのではないし、マゾだからでもない。あ、マゾなのは否定しないがw 楽しいよ、ホント。やってみればわかる。
ではまた。


ランニングの教科書決定版!

ども。sassyです。
今日も元気に60km走!だいぶロングの感じが掴めてきたかな♪最近、週一の60km走が楽しみで。ええ、遠慮なく変態と呼んでくださいませ。

今日は本の紹介。

みやすのんき著 誰も教えてくれなかったマラソンフォームの基本

みやすのんき著 誰も教えてくれなかったマラソンフォームの基本

この本はすごい。基本とか言ってるけど、初心者からサブスリー選手まで、ランナーならぜひ手元に置いておきたい一冊だと思う。僕もランニング関連の実用書はいろいろ読んだが、役に立つのはトレーニングプランの本ばかり。肝心のフォームに関する本は、たいてい著者の意見が偏っていて、裏付けが少なく、「それで早くなる人もいるかもしれないけどさ・・・」みたいな手応えだった。

著者のみやすのんき氏は漫画家で、不摂生の極みだった50歳のときにマラソンを始め、サブスリーを達成したという。本書はその「アマチュア目線」が非情にとっつきやすくて良い。初心者がつまづきやすいポイントもよく押さえていると思う。著者が実業団出身だったりすると、トレーニングメニューの1ページ目とかに、「まずはキロ4分で体を慣らしましょう」みたいな記述が出てくる。ざけんな、キロ4で走れるなら、アンタの本買ってねぇよw

本書で、目からウロコの内容を一部挙げると・・・
>地面を蹴ってはいけない
>ももを上げてはいけない
>肩甲骨を寄せてはいけない
>ピッチは180以上
>ストレッチは有益とは限らない・・・

などなど
とにかく図解が多くて、感覚的に理解できるところもうれしい。

フォームのベースになるのが、ケニア人の走り方。これがまた素晴らしい。一流のケニア人ランナーをモデルにしている。ちょうど僕自身、今年からケニア人の走り方を研究していたので、まさにベストタイミング。日本陸上界では、「アフリカ系ランナーは骨格が違うので、日本人が真似するのは不可能」という説が、まことしやかに流れているらしいが、本書ではそれが間違いであるということを、納得のいく理論で説明されている。僕の研究してきた理論と8割くらい一致していてうれしかったが、残りの2割が値千金!その部分を誤解していたから、例の足底筋膜をやらかしたと断言してもいい。

最後に、何故、慣れた日本式(と呼ぶべきかどうかはおいといて)のフォームを捨てて、ケニア人の走り方を学ぶ必要があるのかについて。
長距離競技では、そりゃアフリカ系ランナーは圧倒的に強いけど、日本人だって悪くはない。フォームを組み直すのは大変だし、怪我のリスクもあるし、一時的にはパフォーマンスも落ちる。だが、、これはやってみなきゃ絶対にわからないことなのだが・・・楽しいのだ!!走ることの楽しさが5割増しになる!!そうだなー、例えて言うなら、ママチャリからロードバイクに乗り換えたような感じだろうか。ロードバイクなんて、慣れるまでは扱いにくいし、足は届かないし、段差でパンクするし、パーツは高い。でも、ロードバイクで疾走することに慣れたら、その快感を覚えたら、ママチャリを同じ乗り物とは思えなくなるはず。

僕としては、今シーズンのレースでことごとくパフォーマンスを下げることになるとしても、来シーズンまでにケニア流フォームをマスターしたい。それがきっと生涯成績としてはプラスになるだろうし、、なんといっても走る楽しみが増えるのだから♪

あ、この本、Amazonで買えるので。アフィリエイトとかやってないけど、ぜひ買いましょう♪

ではまた。


60km走!

ども。sassyです。
最近、走るのが楽しくて仕方がない。ん?いや、以前から楽しかったけど、最近特に、ね。故障から復帰してからだと思う。1ヶ月くらいガマンしてチャリだけ乗ってたからかもしれないが、それ以上に、研究して実践するのが楽しいんだと思う。故障する前は、フォーム改善が成功して俺スゲーみたいな、ちょっと調子こいちゃってるところがあったが、その鼻っ柱が木っ端微塵に砕けて、一から研究し直しになった。痛いし悔しいが、得難い経験である。研究内容についてはまた別の機会に書こうと思う。

いよいよ、ワイドー100kmまで2ヶ月を切った。今シーズンはフルメインなので、ウルトラはこの一本だけ。一発勝負で、満足いく結果を出したい。今年は、この2ヶ月間だけが「ウルトラシーズン」だ。

ウルトラシーズン限定の、僕の定番練習メニューは60km走。距離は固定だが、テーマは毎回変わる。とりあえず、身体が慣れるまでは、時間よりも安定ペースで気持ちよく走り切ること・・・なのだが、2回走って、2回ともヘロヘロ。当然遅い。やれやれ。先が思いやられる。

ルートは、さんさーらから佐良浜ファミマ(伊良部島)の往復。伊良部大橋は、何度渡っても美しく、同時にメンタルを蝕む。景色が壮大過ぎて、距離感が狂い、いくら走っても進んだ気がしないのである。が、本番のコースにも含まれるので、ここは走り込んでおいきたいポイント。メトロノーム代わりの音楽を聞きながら、180ピッチでテンポよく走る。

折返しのファミマで、一息入れる。補給のためにコンビニで止まったりするが、足を休めて座り込むのはココが最初。

長丁場なので、メシも食う。ビールも飲むw あ、レースペースを意識するレベルまで仕上がってきたら飲まないけどね。今年は11月なのに、かなり暑い。水分補給を疎かにすると、酷い目にあう。胃を壊さないギリギリまで、ザブザブ水分を摂る。アルコールは利尿作用が強いので、水分補給にならない(むしろマイナス)と言われるが、発汗量が上回るのか、全然尿意を感じない。ん?身体に悪いって??大丈夫、健康のためにやってるわけじゃないからw

今の所、30km前あたりからヘロヘロしてきて、例の故障跡が痛くなる。休んだあとは、身体が冷えるせいか、激痛。毎回、ロキソニンを持って来なかったことを悔やむ。ヒィヒィ言いながら50kmくらいまで走ると、復活する。痛みと疲労が前提条件のようになり、足が前に出るようになる。不思議とペースも上がる。この経験に価値がある。ウルトラは、ダメだと思ってからが勝負!!ささやかな模擬実践である。それに、疲労困憊状態で、さらに走り続けなければならないというときは、自然と身体がラクなフォームを探し当てる。あー、こりゃラクだ、最初からこうやって走ればよかったのに。と思う。練習中盤では、こんなんじゃ今年の100kmは散々な結果になるぞ、どうする、とか思いながら走っているのだが、終わってみると、すごい充実感と満足感。今回もまた、新しい発見があった、次はこうやって走ろう、来週の60kmが待ち遠しい、とか。

とにかく、コレを調整期に入るまで毎週やる予定。はっきり言って、今年のコンディションは悪い。100点満点中30点くらいか。だが最悪なのは、この時期に100点を取ってしまい、本番までズルズルと後退すること、あるいは前回のように怪我をして落第点ということだ。30点上等!これ以上落ちることはないから、あとは上がるのみだ。来週の60kmはきっともっと楽しいさぁ♪

ではまた。


三代目 YURENIKUI

ども。sassyです。
怪我明けのレース連チャンで、やや興奮気味だったのも落ち着いてきた。新しい怪我を招かないよう、テンションを抑え込み気味に、2ヶ月後のレースに向けて練習中。

今回はまた、ランニングの小物について♪

このブログでも何度か紹介してる、YURENIKUI。初代がいよいよ限界だ。

カラーがいつの間にか、ブラックからグレーに・・・

金属部分はほとんど錆つき、ナイロン紐などは紫外線と経年劣化でちぎれまくり。

Wボトルが災いして、締め付けヒモが切れて以来、ゆるゆるに。仕方ないので、外側のベルトをキツめにして、ボトルが落ちないようにしている。

腰骨と擦れるあたりは、穴が空き始めている・・・

それにしても、よく働いてくれた。コイツと一緒に、何千キロを走っただろう。元値は少々高めだが、コスパは抜群だったな。なんだか戦友のようで、捨てるのがちょっとさみしい。が、そうも言ってられない。いよいよ使用に難ありとなっては、買い換えなくては。もちろん、リピートしますよ♪

届きました三代目。(二代目は別モデルで、併用中。以前の記事参照。

今回もWボトルにしようと思ったのだが、欠品中とのこと。だが使ってみたらすぐに、ダブルである必要がないことがわかった。それは後で詳述する。
デザインも素材も洗練され、かなり軽く、柔らかくなった気がする。うーん、研究してるなぁ。初代以上に使いやすくなってそうだ。

ファスナー付きのフロントポケットは、初代でも重宝したが、その前面にさらにメッシュポケットが付いた。これがなかなかよい。かゆいところに手が届く感じ。ちょっとした小物・・・例えば、ジェルや飴玉なんかをポイッと入れておくには好都合だ。ファスナーポケットの内部にも、メッシュの仕切りがあり、使いやすさが向上している。

そして、このリアポケット。ボトルホルダーの脇についている。これがあれば、ボトルホルダーはシングルで十分!!Wホルダータイプでも、2本1リットルの水分を持つと、さすがに揺れる。完全に走りにくい。だから、ボトルホルダーの一方は大抵、小物入れとして使っていたのだ。例えば、カッパとか、かさばるものを詰め込んで。だが、このリアポケットがあるなら、もう十分。

リアポケットも、さらに内側にファスナーポケットがついている。出し入れの少ない小物はここに入れられるな。やむを得ず、カギや貴重品を持って走るときに役立ちそう。

実際に2週間ほど使ってみたが、初代に比べて悪くなったところは見当たらない。また長く愛用できそうだ。水筒を持って走るすべてのランナーにおすすめしたい♪
ではまた。


公開練習ノート!

ども。Sassyです。
秋というのは、宿業が一段落して・・・余計なことをしたくなるシーズンであるw
(オンシーズンは、宿のオヤジとランナーの二足わらじで限界)

で、あろうことか、今更ツイッターアカウントを作ってみた。前回、宿屋のために僕が作ったアカウントは、僕が管理を投げたため、マナが引き継いでいる。多くの人達がほっこりするようなアカウントは、彼女のほうが100倍ふさわしい。ツイッターにせよブログにせよ、義務感を感じるようになると、途端に投げたくなるのが僕の性分らしい。やってもやらなくてもいいことにこそ萌えるという・・・w

あー。これで思いついたことをフィルタなしで書けるぞ。え?「このブログこそ、いつでも思いつきでテキトーなことを無責任に書いてるだろ」って?いやいや、これでも、いろいろとフィルタしてるんですよ。僕のデジタル練習ノートなんて、三日後には忘れました、1週間後には間違ってました、1ヶ月後にはそのせいで怪我しました、みたいな思いつきでギッシリなんだから。

宣伝しといてアレだけど、フォローは歓迎だけど推奨しません。マネして怪我しても知りません。生々しさと汗臭さがキーワードですww


たらま島マラソン おまけレポート 二日目

ども。sassyです。
昨日の野宿の続きを。

とりあえず公園で起きて自撮り。大変気持ちの良い夜だったが、背中が痛くて熟睡できずw ついでに軽く二日酔い。眼の前に自販機があるので、お茶を買って、、なにか軽いものが食べたい。が!!そういえばこの島にはコンビニなんてない!多分、朝食を出してくれる喫茶店もない。スーパーが早朝から開いてるとは思えない。宮古に船がつくのが昼頃、もしかしてそれまで断食か!?

公園に軽トラが止まり、地元のおじさんが何やらタンクに水をくんでいる。
「おはようございます、ちょっとお尋ねしたいんですが、この時間(7時台)に開いている商店なんてないですかね??」
「商店かね??あーー、そうさなーー、信号のところのXXXがXXだから、海岸道路のXXXから中に入って・・・」
とてもフレンドリーで愛想の良いおじさんだが、言葉がところどころ聞き取れない。何度か聞き返してわかったことは、多良間には信号は一基だけしかなく、その交差点にある商店が早くから開いているとのこと。そこまでわかれば、あとはグーグル先生が案内してくれる。ラクな世の中だ。

どうやら2kmくらい歩くことになりそうだ。朝日に目を細めながら、歩く。一本下駄で。二日酔いの空腹で。やれやれ、満喫してるな、俺。海岸道路はそれなりに幅が広く、ときどき車も通るが、内陸へ入る道は細い道が多く、畑と原野ばかりが広がる。誰もいないはずのに、やたらと見られている感じがする。

こいつらか。

そこにも。

かしこにも。

多良間と宮古ではヤギの飼い方が少し違うようだ。宮古ではたいてい、ヤギ小屋で飼うのだが、多良間ではなんというか、そのへんに繋いであるだけだったり、放牧に近い状態だったり。島中ヤギだらけの印象を受ける。

やっとたどり着いた「信号」。ちと疲れた。次回は絶対、前日のうちに朝食を用意しておくぞ。宿取れって???うーん、そこまで大人になれるかなw

本当に商店が開いていて、ちょっと感激。宮古で暮らしてるんだからね、こういう店に入るのはためらいませんぜ。すぐに食べられそうなものは・・・非情に少ないw ピーナツバターパンとアイスクリームとコーラを買う。パンはイマイチだったが、空腹で気持ち悪かったので、とりあえず助かった。疲れと二日酔いもあるので、少し早いがそのまま港へ。昨日知り合った選手たちが続々集まっており、しばし歓談など。

昨日入港したときも、歓迎ぶりに関心したものだが、見送りはもっと盛大!

幼稚園児たちによる、見送りのダンス。多分、島の園児総出演だな。先生も役所の職員たちも、めっちゃ身体張ってるし。

最後、出港の際には、紙テープ。こういうの何ていうのかよくしらないけど、実物は初めて見た。僕は投げるのに失敗して、海に落とした。軽く投げると案外飛ばないのね。

いやー、実に愉快な旅であった。これだけ歓迎されると、来年も来なきゃな~という気分になる。次は優勝狙うか??でもトップだけは鬼のように速かったし、来年も彼は招待でやってくるだろうしなぁ。いやいや、ベストコンディションで勝負を挑むことができれば、勝っても負けても、いい思い出になるよね。背中が痛いのも思い出だが、次はもう一工夫しようw 
ではまた。


たらま島マラソン おまけレポート1日目

ども。sassyです。
今日はたらま島マラソンのプチ旅行記を。

たらまゆうで多良間島へ

多良間-宮古間を結ぶ唯一の航路、フェリーたらまゆう。たらま島マラソンの日だけ、朝8時発(普段は9時)。伊良部大橋が完成して以来、舟に乗る機会がほとんどなくなってしまった。久しぶりの船旅はワクワクする♪

所要時間は約2時間。たらまゆうは、客の使えるスペースだけで3フロアあり、仮眠室まである。なかなか豪華だ。早起きして眠いし、船酔いしたら最悪なので、さっさと寝てしまおうかと思ったが・・・

伊良部大橋をくぐる

下から眺める伊良部大橋だけは撮っておくことにした。朝日をバックに、なかなかの壮大さだ。この先はずっと外洋をゆくので、見渡す限りの海と水平線。仮眠室の隙間を見つけて、寝る。

多良間島では、港からもう歓迎ムード。今日の船の乗客の大半がマラソン選手だしね。港から会場までは1kmくらいか。歩ける距離だが、役所の送迎バスが送ってくれる。いたれりつくせり。

スタート会場ではすでに、レース後の軽食として、ヤギ汁や牛汁、ぜんざいなどを炊き出し中。小さいながらも、お祭り感が気分を盛り上げてくれる。
間もなくスタートだ。

・・・レースに関しては、先日書いたレースレポートを見ていただくとして。

レース直後は何も喉を通る気がせず、まずはシャワーを浴びて、表彰式をしてもらって、ようやく小腹が空いてきた。さて、お楽しみの炊き出しを♪だが待て。配布された食券は一枚。さっき見た汁にそばを入れた、牛そばかヤギそばを選ぶことになる。なんにせよ、まずは近くのスーパーでドリンクを調達してからだ。

多良間のヤギそば

もちろん、僕はノータイムでヤギをチョイス! ヤギ汁は臭い!好みは真っ二つに割れるもので、「ヤギこそこの世で最も旨い肉だ」というひとと「あんな臭いもの、人間の食うものじゃない」というひとに分かれるくらいw だがここはヤギの島、多良間。ヤギを断ったら、敵前逃亡みたいじゃないか。臭い食べ物は、たいていアルコールと相性がよい。実際、ヤギそば一杯で、かるく発泡酒3本イケたw

謎のヤギ骨?

汁の中から謎の骨が出てきた。なんだこりゃ、おもちゃの部品みたいだぞ。ヤギのどこの骨だよ???やっぱりヤギは謎だらけだな。調理の仕方なのだろうが、今回のヤギは覚悟したほど臭くなかった。

夕方からはお待ちかねのふれあいパーティ。惣菜とお酒がバイキング式で、前ではたくさんの余興。うん、このへんは宮古式とほぼ同じだな・・・と思いきや!座卓だ!!!全席座卓だ!!!ホント感激する。選手たちはマラソンして疲れてるんだから、立たせたらダメだよね??うん。宮古島なんて、100kmマラソンのパーティが立食だからね!!歓迎かいじめか悩むよ!!いやぁ、見習っていただきたい。

最後はみんなで踊って締め。飲み過ぎたぞぉ。
さて、寝に行きましょう・・・

「こちらのお部屋です」
いや、部屋なんてないんだよね、宿取ってないからw まぁ最悪野宿でも、この時期は平気でしょー、と思ってたら、ホントに野宿になったw 海鳴りを聞きながら、満天の星空の下で野宿。失敗はコンクリートの上に寝たことか。背中痛すぎ・・・

翌日に続く。


たらま島一周マラソン 2018

ども。sassyです。
エコマラソン玉砕から1週間、連戦で多良間島。あの惨敗で自分のコンディションの悪さを確信したので、今回のレースは、勝負よりもコンディションと自信回復のための練習と割り切っていたのだが・・・。なんか棚ぼた3位!?レースレポート書きますw

朝10時半ごろ、現地入り。この大会ほど、「島をあげて」運営しているマラソン大会を知らない。まず、入島手段が、宮古島からの飛行機orフェリーのみ。島内には、宿泊施設があるが、数は多くない。だから、前泊せずに出場できるように、フェリーの入港を待って、大会スタートなのだ。そのフェリーも、通常ダイヤよりも1時間早く出る。フェリーは、多良間海運の「たらまゆう」一隻のみ、通常は一日一往復のみ。そのダイヤを変更するのだから、すごい。

スタート&開会式会場は、地元小学校グラウンド。子どもたちもショート部門で参加(たぶん強制?)。子どもたちが整列して先生の話を聞いている傍ら、トラックでアップ。僕は例の故障の痛みが残っているので、温めておかないとマズい(温まればほとんど痛くない)。

ご当地キャラの「たらぴん」と記念撮影w 多良間方言で、ヤギのことを「ピンダ」というから、そこから取ったネーミングだろう。手にはサトウキビ。後日書くつもりだが、ほんとに多良間にはヤギが多い。宮古にもいっぱいいるのだが、多良間はまた「多い」と感じさせるものがあるのだ。

このタンクトップ&ショートパンツスタイルも、最初のうちこそ「これで遅かったら恥ずかしい」と思っていたが、慣れてしまえばなんでもない。ランナーにとって機能的なスタイルなのだから、初心者でも採用すればよいと思う。

11時30分、号砲。僕が参加するAコース(最長)は、23.75km。半端な距離だが、多良間島をキレイに一周することを優先したコースなのだろう。

今回の自分のテーマは、「キレイなペース走&最後はオールアウト」。タイムや順位はおいといて、終盤までペースダウンせず、余力があればラストスパートで使い切り、背伸びしないで現状なりのベストレースをすること。とはいえ、スタート直後はやや突っ込み気味になり、上位10人くらいの集団の後方につける。1stラップは4分26秒。これは続かないはずなので、調整調整・・・

この数週間、宮古エリアは夏日だ。多良間も例外ではなく、最高気温は28度くらいになる。そして、11時半スタートという特性もあり、猛暑レースとなる。好調期ならば、たかが23kmと思うところだが、最後に20km以上を走ってから、1ヶ月半が経つ。油断すれば先週の二の舞になる。実際、10kmも行かないうちに、かなり苦しい。「こんなはずじゃない」というのは聞き飽きた。これが今の自分なのだから、それに見合う走り方をするのみ!

大先輩にしてライバルのFM宮古先輩が写真を撮ってくれた。彼は今回、選手ではなく、メディアの取材者として。多分走りたかっただろうにw

12kmあたりを半分と見て、そこからペースをあげようと思っていたが、どうにも上がりそうもない。現状維持がやっと。はいはい、しゃーねーなぁ。ラスト5kmからスパートできるのを期待しよう。自分の走りには不満だったのだが、反面、かろうじて視界にいた前方選手たちとの距離が、少しずつ詰まってきていた。ふむ。暑さでダレてきたか。キープで走り続ければ、面白いレース展開になるかもなぁ。

そうやって地味にしぶとく走っているうち、女子トップの選手が落ちてきて、ついに後方へ消えた。彼女は大会5連覇のツワモノ。彼女の走りが乱れているというなら、キープできてる自分はそう悪くなさそうだ。

地味なアクシデントもあった。イヤホンが突然断線。今回、180以上のピッチで走るというテーマがあったので、スマホ&ワイヤレスイヤホンでメトロノームをしていたのだ。うーん、180BPMはまだ身体に染み付いてないから、メトロノームなしだと乱れるぞ。。だが立ち止まってスマホいじりしてるほど暇でもない。しかたなくイヤホンをポーチにねじ込んで走る。あとでわかったのだが、イヤホン側がバッテリー切れしたらしい。スマホ側は気にしてたのに、なんという不手際。

メトロノームが壊れたので、GPSウォッチでケイデンスを確認しながら、フォームとスタイルを崩さないよう走る。ひとり抜いて・・・ずっと走って、、、またひとり。地味地味とそれを繰り返して、視界に捉えていた選手はあと一人。白シャツの彼は目立たない感じだったが、淡々と安定して走っているようだった。彼がエイドで水を飲んで立ち止まったときに、一気に詰めて、並んだ。僕は23km程度なら補給は水だけで十分、立ち止まらずに紙コップを2つ受け取り、一つを飲んで、一つを頭からかぶって走り続けていた。エイドのあとすぐに、僕は白シャツ選手を抜いて、前方に出た。急いで引き離そうとは思わない。長い時間をかけて追いついたということは、相手が落ち目で、こちらに余力があるという証拠なのだから、キープしていれば引き離せるはずだ。

が、白シャツ選手は違ったようだ。抜いてから数分で、再び僕の前方に立ち、そのまま100m以上引き離してくれた。オイオイ・・・勝負根性むき出しだなぁ。絶対順位は譲らないつもりかぃ。ま、こちらはうしろからヒタヒタついていますぜ♪ 

残り数kmとなったころ、救急車のサイレンが聞こえた。選手が倒れたか??いや、島のオジイが心臓発作か??しばらく走り続けると、コース前方数百mで、サイレンが再始動して、救急車が走り去ったようだ。コース上ということは、上位選手が誰か倒れたのか。この暑さでムリをしすぎて、耐性を超えてしまったか。

残りは2kmを切った。白シャツ選手との距離は相変わらず100mくらいある。崩れない。うーむ、勝負強い。残り時間で彼を差し切るのは困難だな。いやまぁ、今回のテーマからすれば、そこに執着することもあるまい。表彰台かかってるわけでもあるまいし。

いよいよ残り1km、島の外周道路から中に入り、ゴール(スタート会場)を目指す。そして、のこり700mくらいと見たところだろうか。あろうことか、白シャツ選手が突然立ち止まった。足をパンパン叩いている。あ。痙攣だ。間違いない。よりによってこのラストで、動かなくなってしまったのだ。すまぬ、白シャツ選手。勝負は非情だな。お先に。

残りは数百m、ものすごく長く感じる。FMみやこ先輩が、報道車から叫んでいる。「サトシ!ラスト500、走れ!!すぐうしろが迫ってるぞ!!」。さすが、あの白シャツ選手は、耐え難い痙攣からも、まだ僕を抜きに来ているようだ。振り返る余力などない、こちらも最後のリミッターを外して、フォームもピッチも知ったことか!!とラストスパート。偉大なライバルであるFMみやこ先輩に、これほど応援してもらってはここで負けるわけにはゆかぬ。

残りは100mか200mか。役場前にある実況台が見えてきた。あそこを曲がれば数十mだ。会場アナウンスが聞こえてきた。「Aコース!3位の選手が帰ってきました!!」

は???3位???意味不明。いや、ホントに3位なのか??まぁいいや、それはゴールしてみればわかるから。。。なんとか、走りながら吐きそうなのをこらえて、ゴール!そのままアスファルトに倒れ込んでしばらく朦朧。

完走証をもらってみると、ホントに3位らしい。やれやれ、練習と割り切っていたのに、レースと勝負の醍醐味を、酸いも甘いもめっちゃ満喫しちゃったなw もちろん、実力で勝ち取った感はない。タイムも自分的に速いとは言い難い。トップ争いの選手が救急車に乗り、白シャツ選手の足が攣ったからこういう結果になったわけで。だがまぁ、勝負とは得てしてそういうものかもしれない。

小一時間座り込んで、シャワーを浴びに。立ち上がった左足が激痛!くっ、足底筋膜炎め。だがお前の痛みがフェイクだというのは知ってるぞ!本物ならば、冷えてからじゃなくて、スパートしてる最中にくるはずだからな!足を引きずって、荷物を受け取り、ランシュから下駄に。下駄は足底筋に優しいのだw シャワーを浴びて会場に戻ってくると、ちょうど表彰式とのこと。

まさかの下駄で表彰台www いやいや。小さなローカル大会で、棚ぼた的入賞とはいえ、表彰台はうれしい限りだ。多分、役場の方々にも、「下駄のひと」で覚えられたことだろうw 運営、選手、応援、関わってくれた皆様、ステキな大会をありがとうございました。

今シーズン開幕二連戦。なんとか雪辱を晴らす形となった。課題は山積しているが、2ヶ月後のワイドー100kmマラソンはベストコンディションで臨みたい。今週からはウルトラモードだ。60km走とかを定期的に組み入れていこう。一番楽しい時期かもしれないなぁ。

あらためてこぼれ話は書こうと思うので、またよろしくです。
では。