ども。sassyです。
どうもノドと気管をいためてしまったらしい。多分、春と秋恒例のアレルギー性(?)気管支炎。引き金になったのは、この5000mレースではないかと。。。

 

全宮古陸上競技大会

~初日・やり投げ

 ここ何年か、やり投げという競技には興味があったのだが、今年は本大会でエントリーしてもらえることに。もともと、投擲なんて高校の体育以来無縁だったし、さらに言えば、ソフトボール投げやドッヂボールでもヘロヘロの球しか投げられなかった子供時代。それなのに、というかだからこそ、というか、最近になって「投擲というやつは、きっと自分の知らない秘密があるに違いない。パワー以外に、なにかコツがあるはずだ」と思うようになり、機会さえあれば実践してみたいと思っていた。
 まぁ、やり投げなんて特殊種目だし、各学区代表選手の大会だとしても、半分くらいは自分と同じ素人だろうしねー、くらいのノリ。出場内定をもらったのが大会2ヶ月くらい前で、それからコツコツと、庭で塩ビ管(プラスチックの水道管)を投げて練習した。やり投げは地面に刺さらないとポイントが貰えないので、これが大変かなーと思っていたが、「刺さる」ってのは難なくクリア。先を尖らせてやれば、塩ビ管でも芝生に刺さるくらい。You Tubeで研究して、ダーっと助走して、エイっと投げれば、案外すんなりと飛ぶように。時々競技場でホンモノのやりを借りて練習もしたが、なかなか楽しい。うまく投げれたときは実に爽快だ。

練習中。初心者にしては悪くないと思ってたんだけど。


 さて、いよいよ大会本番。20mくらい飛べば、半分くらいに入れないかな―とか思っていたが・・・どうも集まっている選手たちのオーラが違う。いかにも投擲体型とか、マイヤリで練習してるとか・・・オイオイ、それは専用スパイクってやつですか!?一番若そうな選手と少し話してみると、「まぁ僕も一応、高校で3年間やってました」と。。一応ぢゃねぇよ、、こっちは独学1ヶ月半だょ。。イカンイカン、動揺するな、素人でも平常心を保つくらいはできるはずだ。
 結果、選手8人中二人が40mオーバー。7位で25mくらい。もちろん、8位自分。19m弱。なんかね、みんなのヤリは、投げた瞬間、ミサイルみたいに加速、上昇していく感じなわけね。バシュッ!!ギューン!!みたいな。僕のやつは、ヒュルヒュル、グサっ。心が折れかけたけど、なんとか6本投げきった。本気で6本投げると、もう全身ガタガタ。100m全力ダッシュ6本と思ってもらえればいいかな・・・
 でもなぜか、「もう二度とやらん!」とはならず、1年練習して、4位くらいに入りたい!という気持ちに。上級者たちが投げるのを見てて、あんなふうに飛んだら、さぞかし気持ちいいだろうなー、と。コツコツ塩ビ管投げることにしますw

~二日目・5000m走

 5000mには鬼がいる。名簿を見て意気消沈、やっぱり今年もいた、KY選手。宮古の主な陸上系大会にはたいてい現れて、他の選手達の心をへし折っていく実業団クラスの選手。長身を生かした、バネのある走り、ついでにイケメン。数年前に、トラック4周くらい差をつけれらて、もう逃げ出したくなった記憶がよぎる。。いやいや、あれから僕だってずいぶん鍛えたぞ。今年は・・・なんとか2周差で勘弁してもらえんかなw
 参加者は10名。トラック競技は素人なので、わからないことが多いが、動揺しないようにしないと。あ、スタートラインは、このナナメの線なのね。まぁ走り出しちゃえば、ロードもトラックも大差あるまい。
 ヨーイドンでスタート、目標はかなり欲張って20分フラット。ホントは、ここの所の練習タイムから計算すると、21分を切れたらヨシとするところ。ペース設定は、キロ4分くらい。普段、レース中に時計を気にしすぎる性分なので、今回はあえて、最低限しか時計を見ないという条件を自ら課してみた。
 トラック1周目から、飛び出していくのはやはり、KY選手と、若手実力者のO選手。カメの群れなど興味なしという感じで、ウサギ2匹がぐんぐん距離を開けていく。間隔を開けてそれについていくのは・・・自分!??なぜかみんなついてこない。おかしい、なんでみんなゆっくりなんだ??もしかして、自分がめっちゃ速くなったのか?とはいえ、先のウサギたちとの距離はどんどん開いていく。まぁいいや、と違和感を抱えたままトラックを2周半、腕時計が表示した1kmのラップは、3分27秒。やっちまった。終わったな。感覚が暴走して、スピード感が完全に狂っている。慌ててブレーキを踏むが、時既に遅し。みるみる呼吸が上がってきて、2km目のラップは3分59秒。その間、数人の選手に抜かれる。ペースを落としても、呼吸はラクにならない。ヤバイヤバイヤバイ、どこまで落ちる??多分、ひとつかふたつ後ろに、トライ仲間のM国選手がいるぞ。彼に負けるのだけは!!!
 3km目からは4分10秒以上のペースにダウン。トラックを回るたび、我が福嶺学区のテントから声援が聞こえるが、顔を向ける余裕もない。「辛いときこそリラックス。力めば事態は悪化する。顔をしかめるな、肩の力を抜け、呼吸に気を取られるな、鳥の声を聞け・・・」できる限りの幽体離脱を試みて、ようやくゴール。
 

うちの学区はゼッケン10番。毎年固定らしい。

 最後の1kmは、気力で少しだけペースを上げられた。KY選手たちとは2周回差だった(と思う)。10人中7位。一応、我が学区にポイントが貰える。M国選手には追いつかれずにすんだ。タイムは自分の時計で20分25秒。平均4分3秒ペース。こんな失敗レースではあったが、5km自己ベストw それどころか、失敗の元凶、最初の1kmは、1kmの自己ベスト。そのせいで、なんだか失敗した気がしない。むしろ、「そうか、あのペース出せるだ、自分」みたいな自信がついた気がする。

 大会後は、運営と選手たちの慰労会。地域のチームで出る大会は、こういうのが楽しい。裏方をがんばってくれるメンバーがいないと、出場自体難しい。そうやってがんばって作った大会だから、応援も必死だし、酒もうまいわけだ。

 レース展開ミスったし、ついでに気管やっちゃったけど、楽しい二日間だった。自分にはまだまだ伸びしろがあることを実感できたのが一番の収穫かな。きっといつか、あのウサギたちを狩ってやるぞ。。。

 ではまた。

(先日の訂正)
この大会、ハンマー投げと棒高跳びはナイ、と書いたけれど、実はありました。
ちゃんと選手もいるらしい。恐るべし、宮古島・・・

設営中のハンマー投げネット。仰々しいなぁ、でもハンマー当たったら死ぬからね・・・・

棒高跳びのマット。走り高跳びとはスケールが違うな。全然やりたくないけど!