つまるところ我々は水槽の魚なのだ。

水槽からは出られない。
出れば死ぬ。
海のことなど知る由もない。

野心家は水槽の王になろうとするかもしれない。
水槽の中に富を築こうとするかもしれない。
慈善家は皆が住みよい水槽を作ろうとするかもしれない。
死にかけた魚を助けようとするかもしれない。

だが、それがどうした?
水槽の外から見れば、どれも滑稽なことだ。

体は水槽の中にあっても、意識だけは大海にありたいものだ。