ども。sassyです。
遠征マラソンのレポートを書くと宣言しておいて、二週間以上も放置してしまった。期待してくれていた方には申し訳ない。

 本当は各レースの展開など、いつものように書くつもりでいたのだが、、いろいろあって、すっかりその気がなくなってしまった。燃え尽きた感が半端ないw なのでとりあえず、結果だけ報告しておこうと思う。

 3/3(遠征二日目)、篠山ABCマラソン。ベスト更新のおきなわマラソンから二週間後にして、さらにベスト更新。ネットタイムで3時間8分43秒。ようやく3時間ひと桁に届いた。が、レース展開はうまいとは言えず、前半からやや強気に攻めたせいで、後半は失速寸前、ねばってねばって、なんとかおおよそイーブンペースを保ってのゴール。ひたすら苦しかった。まぁベストはベストだ。よしとしよう。

死にかけゴール☆


丹波焼のメダルが素敵

 3/10(遠征九日目)、能登和倉万葉の里マラソン。タイムはギリギリで3時間20分を切った。かなり遅いが、レース展開はまぁまぁ。なにしろコンディションが悪い。この一週間、ストイックにレースのことだけ考えて、コンディショニングに徹していればよかったかもしれないが・・・そんな鉄の精神は持ち合わせていないし、そうしたくもない。帰省を除けば、約6年ぶりの内地旅行。しかも一人旅。レース当日、バッドコンディションになるのは必然であるw 実はこの大会、僕が8年前にフルマラソンデビューした大会でもある。あのときは5時間少々かかったから、2時間くらい短縮したわけか。レース序盤でコンディションの悪さを確信して、最後までもつペースに調整して走りきったのは、我ながら上出来。しっかりラストスパートもできたので、やりきった感は十分。

参加賞の金券で牡蠣を喰うという変わった大会。

 さて、、それでは何を燃え尽きているのかという話に少し触れてみたい。都会の喧騒に嫌気がさして、宮古島に引きこもってはや6年。家族と、宿屋と、ランニング。静かな暮らし。それにすっかり慣れたが、心を乱すものがないかといえば、たくさんあったりするw 久しぶりに都会の喧騒に自ら飛び込んで10日間過ごしてみて、どうかといえば、思ったほどには心を乱されない。走って、遊んで、飲んで、食って、また走って。刺激の種類が多少違えど、やってることは宮古と大差ないのかもしれない。昔は、都会とそこでの人々の営みを憎んだものだ。だが、すっかり毒が抜けたのか、今はあのころのようには感じない。ん?いや、一周回ってむしろ好きかもww いろいろと価値観に強い影響を受けて、いままでのノリで物事をこなすことに違和感を覚えてしまった。このブログや、アスリートとしての練習を含めて。この違和感が燃え尽きた感の正体だろうか。

 旅から帰って、家族とも合流して・・・やっぱり自分はこの島の環境が好きだ。うるさいよりは静かなのがいい。海で隔てられた、この閉じた世界が好き。無限の選択肢は必要ない。人が選べる選択肢はほんのいくつかなのだから。ピアニストに、無限の鍵盤が必要ないように。まぁ、燃え尽きたとはいえ、別にネガティブになっているわけではない。価値観の過渡期という感じだろうか。まだまだ変われるなー、自分。と思うし、変わるということは若さである、と誰かも言っていた。今までは、「ここだけが自分の居場所だ」と思っていたが、「自分はどこでもやっていけるが、動く必要性に迫られなければ、ずっとここにいよう」と思う。今までは「走ることだけが自分の快楽と娯楽だ」と思っていたが、「自分にも他人にも、様々な娯楽があるが、やっぱり走るのは最高だ」と思う。つまり、「離島の宿屋の走るオヤジ」という肩書に変わりはないw でもなんだか、世界が明るく、広く思えるようになった。たぶん。

 レースシーズンもいよいよ終盤。残すは三週間後の宮古島トライアスロンのみ。これまでさんざん放置してきた、スイムとバイクの練習が忙しい。と思いきや、ランの技術で新しい発見があったりして、それで走るのもなおさら楽しい。レースレポートを書くかどうか、今はまだわからないけれど、きっとわくわくすることがあるはず。当面、更新頻度は落ちると思うけれど、まぁもともとこういうムラのある性格なので、テキトーにお付き合いくださいませ。
ではまた。