ども。sassyです。
かれこれ10ヶ月苦しめられた、左足足底の痛み。いよいよ終わりが見えてきたので、そのへんを今日は。
今までもいくらかのケガは経験してきたものの、それらはすべて、「治った」という風に終息してきた。今回の大きな違いは、その期間の長さも大きいが、「治した」という実感だろうか。受け身で治るのを待っていたら、きっと今でもグヂグヂ痛みに耐えていたと思う。そのへん、自分の備忘録を含め、足裏、踵周辺の痛みに悩んでいるランナーの参考になるかもしれないと思い、筆を取る。・・・筆?いや、キーボードだw
まずはじめに、語り始めると長くなるので、結論だけ知りたい方は、こちらからすっとばしていただきたい。
1)発端
「ケニア人のように走りたい!」という動機からフォーム改善を初めて数ヶ月。ストライドを伸ばす工夫をしているうちに、左足裏に、ピリピリした痛みが発生。最初は重大視せずに、運動強度を落としながら様子を見るも、どんどん悪化。地元のスポーツドクター(整形外科医)を訪ねてみるも、「足底筋膜炎ですね、痛みが引くまで安静に」とのこと。クソクカつく。痛みが引くまで安静に、なんて、ド素人でも言えること。痛みが引かなきゃ、永遠に走るなってことだからね。おとなしくしてれば、いつか治るかモネー、って意味。ふざけんな。ちなみに、リハビリと称して教えられたストレッチは効果ゼロ。
2)自己責任
一ヶ月くらい、ランニングをやめて、自転車を漕いで過ごした。が、走り出してみれば、痛みはまるで変わらず。体が、このトラブルを治すのを忘れてしまったみたいだ。レースシーズンまであと2週間ほど。そこで、自分なりに結論を下し、覚悟を決めた。痛いけど、これは脳の誤解だ。神経痛であって、肉体的な損傷はすでに終わっている!だから、痛みさえ無視すれば走れるはずだ!
そうやって走って、いくつかのレースで記録を残し、いくつかのレースで酷くぶっ潰れた。
3)本気で向き合う
4月のトライアスロンが終わり、シーズンオフへ。相変わらず痛い。来シーズンもこの痛みとともに走るのかと思うと、生きていることがイヤになる。これまで、いくつかの整形外科医や、治療師たちに世話になったが、回復の兆しは見えず。いよいよ危機感がつのる。もしかして、自分はこのままこの痛みから開放されることなく、アスリートとして終わるのだろうか。そこで思い切って、1ヶ月の完全休養を宣言。この間は一切走らない!
そういう期間を設けてみてわかったのだが、走らないことそのものよりも重要なのは、怪我の治療にすべてを捧げる時間だったのだな。今まで走ることに使ってきた時間をすべて、情報収集と治療実験に使う。これが大きかった。
4)仮説と実験、考察
最初、足裏(特に踵周辺)が痛いが、痛みの位置が移動することや、朝イチや冷えたときに痛みが増すことで、神経痛の症状を強く疑っていた。坐骨神経痛。症状によって、踵に痛みが出るケースもあるという。が、坐骨神経痛の対処法、ストレッチをいろいろ試したが効果は感じられず。整体師・けんけん堂の話から、「神経が圧迫されるとしびれる。神経が引っ張られると痛いらしいよ」という話を聞いて、やっぱり足底周辺を疑ってみることに。
とにかく、下半身の筋肉、筋膜の硬直は多岐に及んでいたたため、最初はひたすらストレッチに専念。180°開脚できるようになるほど柔らかくすれば、問題の箇所が炙り出せるはずだと思って、ひたすらストレッチ。それを続けた結果・・・痛みを引き起こしているのはやはり足底筋膜と断定。後述するが、足底筋膜をほぐす方法を見つけたあとも、悩んだのが、「なぜほぐした翌日には、また硬直しているのか」ということ。結論は、スネ周りの筋肉(あるいは筋膜)の硬直。足底とスネ周りをリリースすることで、ついにこの痛みの終息を見るに至った。マニアックな話になるが、スネ周りのマイナーな細い筋肉たちは、足裏のアーチを維持するの働きもしている。ふくらはぎは注目されがちだが、スネの表側にある前脛骨筋や、さらにマイナーな後脛骨筋腱、腓骨筋群などは、大半のアスリートが知らないのでないかとおもう。原因不明の痛みで悩んでいるアスリートは、こういう筋肉に注目してみると、案外打開策があったりするんじゃないかな。
5)今
朝イチの痛みが10日くらいはなくなっている。朝は最悪の時間だった。寝起き最初の一歩がイヤなばかりに、起きることが億劫だった。あぁ、再び、走ることを無邪気に楽しめる日々が近いんだな、と、幸せを噛み締めている。
※簡単に言うと
とりあえず、コレを買いましょうw足裏グリグリやるため。
テニスボールサイズのマッサージボールw
by トリガーポイント
Amazonでふつーに売ってるけど、「はぁ、こんなただのボールのくせに高すぎね?」と思って敬遠してた自分を呪いたい。
え、テニスボールでいいだろって?コレで2000円とかおかしいって??
うん、思う存分、類似品を試してくださいませ。
僕はコレで解決策になるってわかってたら、10万円でも買いましたねw
使い方は、You Tubeとかでもいろいろあるので参考にされたし。ま、青竹踏みの要領ですな。やればわかる。
あと、スネ周りの筋膜リリースは、定番のローラーで十分に効果あり!
(前述のボールがあまりに劇的に効いたので、ローラーもそのメーカーのを注文してみた)
痛気持ちいを基準に、ローラーとバーを使い分けてます。
今、久しぶりに走れる幸せを感じている。それは怪我の終わりが見えたことだけではないのだが、それはまたあらためて。
ではまた。