ども。sassyです。
今日は雨の中の60km走。いいペースで走れたし、満足満足♪
今更・・・という感じなのだが、僕は左足が不器用らしい。利き足が右だから仕方ないのかもしれない。怪我をするのも、決まって左足だ。左足にはろくな事がない。
そうそう、利き足の判別の仕方を病院で教えてもらったので、ここでお披露目しておこう。まず、リラックスして立ち、少しずつ重心を前に移動していく。上半身だけじゃなくて、全身で。そのうち、直立を維持できなくなって、転ばないように足が勝手に前に出るはず。そのとき、先に出たほうが利き足らしい。簡単なので、試してみていただきたい。
日々、理想の走り方を求めて、フォームを研究している。ネットや本から情報を収集して、実際に身体で試していく(先日紹介した本は、最高の情報源だった)。わかっていることとできることは雲泥の違いがある。知っていることと、経験したことの違いは計り知れない。セックスを知っているのと、したことがあるのと・・・いや、まぁいいや、それはw
予備知識なしで、やたらめったらいろいろ試して正しい動きに行き当たるという可能性もあるけれど、それこそ下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるというやり方なわけで、左脳を駆使した座学も重要だと僕は思う。というか、座学なんて楽なもんだから、速く走れるようになりたいなら、やって当然じゃない??大変なのは、それを実践、実験して、身体に正しく覚え込ませることなのだ。
自分の身体の中で起きていることに意識を集中して、問題点を探したり、動きを改善していくのは骨が折れる作業だ。好きなんだけど。なんというか、哲学的作業に似ているようにも思う。瞑想的でもある。月のない夜に、街灯のない小道を歩いているような感じだ。最初はただただ闇があるばかりで、何も見えない。手探りで、転ばないように歩くのが精一杯。だが、そのうちに目が慣れてくると、星明りで物の影が見えるようになる。視覚に頼らなくなり、風の流れを感じるようになり、嗅覚や直感も研ぎ澄まされてくる。そうなれば、闇はそこまで不快ではない。そんなふうにして、走りながら、自分の筋肉や骨が何をしているのかを観察する。
そしてやっと理解して、了解できた。僕は左足が不器用だ。右足と同じことができない。右足がふわりと着地するのに、左足はバシっという音がする。メトロノームとして使っている音楽のテンポに乗れずに、調子を狂わすのも左足だ。怪我しやすいのは前述したが、その後遺症的神経痛でいつも痛いというおまけつき。やっかいだ。なんとかせねばならぬ。
それで、もう右足のことは放っておくことにした。僕のパフォーマンスは左足が決める。最小律の原理、足を引っ張るやつが、チームの成績を決めるのだ。だから、全身に配していた意識を、左半身に集中することにしてみた(左足は左側上半身もセットだから)。意識の量(?)を仮に100とすれば、90くらいを左半身に持っていく。左が上手く走れていれば、右は勝手についてくるだろう。そういう意識で60km走ってみた。悪くないと思う。左足でテンポを取れば、全く狂わない。左足で身につけた技術は、右では無意識にできてしまうようだ。これはなかなか有意義な発見だ♪
不器用な方の足を鍛えれば速くなる。いつか有名な選手になったら、偉そうに言ってみたいw
ではまた。