ども。sassyです。
今日も元気に60km走!だいぶロングの感じが掴めてきたかな♪最近、週一の60km走が楽しみで。ええ、遠慮なく変態と呼んでくださいませ。

今日は本の紹介。

みやすのんき著 誰も教えてくれなかったマラソンフォームの基本

みやすのんき著 誰も教えてくれなかったマラソンフォームの基本

この本はすごい。基本とか言ってるけど、初心者からサブスリー選手まで、ランナーならぜひ手元に置いておきたい一冊だと思う。僕もランニング関連の実用書はいろいろ読んだが、役に立つのはトレーニングプランの本ばかり。肝心のフォームに関する本は、たいてい著者の意見が偏っていて、裏付けが少なく、「それで早くなる人もいるかもしれないけどさ・・・」みたいな手応えだった。

著者のみやすのんき氏は漫画家で、不摂生の極みだった50歳のときにマラソンを始め、サブスリーを達成したという。本書はその「アマチュア目線」が非情にとっつきやすくて良い。初心者がつまづきやすいポイントもよく押さえていると思う。著者が実業団出身だったりすると、トレーニングメニューの1ページ目とかに、「まずはキロ4分で体を慣らしましょう」みたいな記述が出てくる。ざけんな、キロ4で走れるなら、アンタの本買ってねぇよw

本書で、目からウロコの内容を一部挙げると・・・
>地面を蹴ってはいけない
>ももを上げてはいけない
>肩甲骨を寄せてはいけない
>ピッチは180以上
>ストレッチは有益とは限らない・・・

などなど
とにかく図解が多くて、感覚的に理解できるところもうれしい。

フォームのベースになるのが、ケニア人の走り方。これがまた素晴らしい。一流のケニア人ランナーをモデルにしている。ちょうど僕自身、今年からケニア人の走り方を研究していたので、まさにベストタイミング。日本陸上界では、「アフリカ系ランナーは骨格が違うので、日本人が真似するのは不可能」という説が、まことしやかに流れているらしいが、本書ではそれが間違いであるということを、納得のいく理論で説明されている。僕の研究してきた理論と8割くらい一致していてうれしかったが、残りの2割が値千金!その部分を誤解していたから、例の足底筋膜をやらかしたと断言してもいい。

最後に、何故、慣れた日本式(と呼ぶべきかどうかはおいといて)のフォームを捨てて、ケニア人の走り方を学ぶ必要があるのかについて。
長距離競技では、そりゃアフリカ系ランナーは圧倒的に強いけど、日本人だって悪くはない。フォームを組み直すのは大変だし、怪我のリスクもあるし、一時的にはパフォーマンスも落ちる。だが、、これはやってみなきゃ絶対にわからないことなのだが・・・楽しいのだ!!走ることの楽しさが5割増しになる!!そうだなー、例えて言うなら、ママチャリからロードバイクに乗り換えたような感じだろうか。ロードバイクなんて、慣れるまでは扱いにくいし、足は届かないし、段差でパンクするし、パーツは高い。でも、ロードバイクで疾走することに慣れたら、その快感を覚えたら、ママチャリを同じ乗り物とは思えなくなるはず。

僕としては、今シーズンのレースでことごとくパフォーマンスを下げることになるとしても、来シーズンまでにケニア流フォームをマスターしたい。それがきっと生涯成績としてはプラスになるだろうし、、なんといっても走る楽しみが増えるのだから♪

あ、この本、Amazonで買えるので。アフィリエイトとかやってないけど、ぜひ買いましょう♪

ではまた。