ども。sassyです。
例の足底筋膜炎、もう大丈夫みたい。今日は15kmほどの速めJOG。痛いっちゃぁ痛いが、大丈夫。悪化もしないようである。例の仮説を否定できる要素はなく、「治ったはずなのに、謎の痛みが消えない件は、勇気を出して強行突破が吉」と結論付けておきましょう☆ あ、真似して地獄に落ちても責任は持たないけどね。

怪我の功名で、いろいろと新発見があったのだが、今日はそのひとつ、パワー計測について。ただスポ根的に走り込んでも速くはなるが、こうして怪我のリスクが非常に高くなるし、理論があいまいだといずれ頭打ちになるのも目に見える。練習→効果測定→フィードバック・・・というサイクルを作る方法を考えていたのだが、パワーメーターという選択肢があった。

stryd パワーメーター

これをシューズに取り付ける

パワーという概念は、スピード、心拍数に続く、第三の客観的指標である。以下、僕の解釈を多く含むので、真剣に知りたい方はデータソースを検索されたし。順番に説明してみよう。

まず最初、効果測定を一切しないランニングを想定する。「今日は気持ちよく走れた」「かなりゼェゼェいうまで追い込んだ」「多分20kmは走ったと思う」などなど、トレーニングをフィーリングに頼って評価することになる。ランニング初心者で、生活に運動を取り入れたいという目的であれば何の問題もないが、フルマラソン完走とか、タイム向上とかを目標にすると、ちょっと心もとない。

次に、タイム計測だ。GPSウォッチならなおよい。何kmを何分で走ったという効果測定ができれば、上達が可視化される。半年前よりこれだけ速くなったとか、長く走れるようになったとか、単純だが楽しいし、練習意欲も倍増するというものだ。だが、向上を目指しているといずれ、「今の自分に必要な練習は何か」という壁にぶち当たるのだが、タイム計測から多くのフィードバックは得られない。

そして、データ好きなアスリートの多くが手にするのが心拍計だ。心拍とランニングパフォーマンスの相関関係は研究が進んでいるので、データを集積、分析する労力を惜しまなければ、自分に何が足りないかを検討できる。分析ツールもいろいろと無料のものがあるので、活用できる。問題点は、心拍数が体調や疲労の影響を受けすぎること、心拍計自体が酷暑汗だくの条件でよく狂うこと(僕にはこれが致命的)などなど。心拍数の増減は、運動強度の増減に対してタイムラグが大きいこともある。身体が暖まっていないときはなかなか心拍が上がってこなかったり、過熱気味だとずっと上ずっていたり。運動強度との相関関係に誤差が大きいのだ。

こうして登場するのがパワー計測。すでに自転車の世界では常識になりつつあるらしいが、ランニングの世界ではまだ始まったばかりといっていいだろう。実際、導入には英語との闘いが避けられないw

stryd powercenter

データの山

パワー計測の原理は複雑怪奇なので、僕も半分くらいしかわかならいが、とにかく、どれだけの力を地面に伝えたかを表すと言うことだと思う。心拍数が肉体からのインプットだとすると、パワーは地面に対するアウトプットだ。だから、運動強度と完全に比例関係となる。例えば、上り坂では、同じ体調、同じスピードでもパワーの値は大きくなる。トレーニングのパワー分析を続けていくと、自分がどんな運動強度でどのくらいの時間を費やしたかが一目瞭然となる。パワーに対するスピードを分析すると、ランニング効率(ランニングエコノミー)がわかる。トレーニングの目標は、パワー出力の増大、持続、効率の向上の3つとなり、課題がわかりやすい。おまけに無料ツールが細かく分析してくれる。

問題は、概念が少々わかりにくいこと、データやグラフが苦手だと詰むこと、英語が嫌いな人も厳しいこと、などw 分析ツールのアドバイスは結構具体的で、自分が今月、どんな練習に重点的に取り組めば、パフォーマンス向上が期待できるか教えてくれる。もちろん、それに頼り切ってはどうかと思うが、使わない手はない。誤差は自分で分析して修正すればいいし、この「コーチ」は、逆らっても無視しても、怒ったり辞任したりしないところが素晴らしいww

新しいコーチの指示は、最初難解・・・


見慣れないグラフとにらめっこしていたら、マナからキモいと言われたw

走るだけでも十分楽しいのだが、データ分析の楽しみまでついてくるのなら、さらによいではないか。フルコースの後のデザートは美味しいものだ♪
パワー分析、まだ初めたばかりなので、また機を見て報告します☆