先日宣言したひとりフルマラソンの結果と、補給などの考察について。

朝10時過ぎ、フル装備で意気揚々とスタート。
ロング走は好きだ。
体調不良で何週間かロングをやってなかったし、天気は最高。
ペース設定は4分45秒/km
ややきつめではあるが、ベストを狙う設定ではない。

結果として、アベレージ4分50秒以内に走れたら、2週間後のレースは「攻め」
5分を超えてしまったら、「守り」
という方針。

それから、朝ゴハン抜きでのロングがどんな感じになるか、実戦投入したことのない「粉飴ジェル」の有効性、今年の気温、湿度への耐性、などなど、検証項目は多い。
ちなみに、粉飴ジェルに限らず、元々僕はレースでは補給食を持たない主義(トライアスロンのバイクを除く)。
だが今年1月のワイドー100kmで、給食のためのタイムロスが侮れないことを痛感したため、考え方を改めることにしたのだ。

粉飴ジェル

粉飴ジェル 20gと40gがある
使いやすさ検証のため、両方を装備
(実は試供品w)

走り出しはまぁまぁ。
おおよそ設定ペースでいけそうだが、登りは少々落ちる。
好調時は登りもキープできるんだが・・・
まぁ暑くなってきてるのもあるから・・・

今回はわざわざアップダウンの特に激しいルートをチョイス。
2週間後の石垣島はかなりえげつない坂が続く、はず。
(webマップでバーチャル試走済み)
平地で速く走れても、模擬レースにならない。

前半を終わり、約21kmで折り返し。
が、、少々コンディションが怪しくなってきた。

まず、粉飴ジェルは10kmごとに摂っていたのだが・・・案外胃にもたれる。
特に40gの方は軽くボディブローを喰らったようだ。
甘くないので飲みやすいのだが、胃が重くなるのはキツイ。
ここで思い当たるフシが。
「朝食抜きは、ジェル補給と相性が悪いのでは!?」
空きっ腹に高濃度の糖質・・・

その影響かどうかはわからないが、右脇腹あたりに違和感。
腹筋痛??
ハイペースのロング走でときどき見舞われる。
呼吸法で騙し騙し走る方法は身につけたが、失敗すると痙攣する。
やれやれ。
そんなに速く走ってないのに、やっぱり病み上がりか・・・

ついでに心臓もやや不調。
ガマンすれば走れる。
でも、好調時にはこんなガマンは不要なはず。
うーむ。

そして30kmあたりで、ついに腹痛がガマンできないレベルに。
どうやら腹筋ではない。
痙攣に移行する気配がないし、ストレッチが全く効かない。
内蔵かもしれない。
腹筋にせよ内蔵にせよ、今ダメージを負うのはマズい。
忍耐がトレーニングになる場合もあるが、今回のは逆効果になるパターンだ。
潔く時計を止めて、休憩。
模擬レース失敗。

その後も腹痛はひどくなるばかり。
帰り道は4kmほどショートカットを使い、ラン&ウォークでなんとか帰還。
(お迎えを呼ぶのはプライドが許さなかったw)

いやはや。最悪の結果だ。
これが本番じゃなくてよかった(冷汗
まだ身体は病み上がりコンディションらしいが、本番までに回復してくれることを祈るばかり。

補給食と朝食の検証については収穫があった。
無補給で走りきれない距離なら、空きっ腹スタートはやめよう。
60~30分前におにぎり一個くらい入れておこうか。
粉飴ジェル40gは重い。
が、20gを倍量持つのもめんどくさいし、袋をあける回数分だけ、手が汚れる。
(指のベトベト感は精神的にかなり負担、シャツで拭くくらいじゃ取れない)

そこで、トライアスロン(バイク)用に使っていたコレを投入してみようと思う。

ランニング用ソフトフラスク

ジェルなどを入れるミニ水筒(フラスクというらしい)


200~250cc入ると思う。
事前にコレにジェルを移しておけば、こまめに少量ずつ、手を汚さずに補給できる。

レース前なのに準備不足だが、ダメージの回復を考えると、ロングはもう厳しい。
1週間後に20km走をあと一回ってところか。
ぶっつか本番になりそう。

でもまぁ、石垣島60kmはイベントとしてかなり楽しそうだし、打ち上げパーティが盛大で、石垣牛とか出るらしいし、走れないからって全部悲観することはないさね。
勝負レースは10月のエコアイランド宮古島マラソン(サブ3狙い)と、1月のワイドー100km(表彰台狙い)!!
ああ。走るのは楽しい。