どうや風邪をこじらせて気管支炎にアップグレードさせてしまったようだ。
「こじらせ」はしたが、「悪化」はしなかったあたり、すぐ治るとたかをくくって静養を怠ったのがまずかったみたいだ。
症状は、咳、痰、鼻水程度で、日常生活にはさほどの支障はない。

問題は走れないことだ。
がんばれば10kmくらいまで走れるが、翌日以降病状が悪化することがわかったので、おとなしくすることにした。
風邪以前の足のプチ故障(10日ほどで完治)と合わせて、もう2週間くらいまともに走ってない。

僕にとって走ること(バイク含む)は、非常に有効な向精神薬であるだけに、これは苦しい。
寝付きも悪くなるし、酒は増えるし、些細なことで悩んだりするし。

それで最近、こんな時だからこそ、普段やらないことでもやってみるか、と思って「裸足散歩」をはじめてみた。
15~30分くらい、近場を裸足で歩くだけ。
やってみると、これがなかなかイイw
足裏からは、靴を履いているときとは桁違いの情報が入ってくる。
地面の感触、膝や踵への衝撃、微妙な重心のズレ・・・
なるほど、ここ数ヶ月、ランの時に感じたのと同じだ。
自分は今まで、なんと雑に歩いていたことか。

路面によって、歩き方は変える(自然と変わる)のがよいようだ。
アスファルトでは、踵からゴンと着地すると、膝まで衝撃が響いてくるから、長くは歩けないだろう。
小石だらけの不整地では、柔軟性の高いつま先から着地するのが、足裏の怪我を予防できると思う。
畑のような柔らかい土の上では、踵に重心を預けてしまったほうが歩きやすい。

そして、裸足で歩いていると、足つぼマッサージのような効果があるのか、妙に爽快な気分になれるのだ。
これはちょっとした発見なので、今後もトレーニング後の積極的休養として取り入れてみたいと思う。
最近読んだ記事でも、「よい姿勢での習慣的なウォーキングは、体幹トレーニングの効果があり、ランのパフォーマンスも向上させる」ということを言っていた。
問題は、「よい姿勢」が何なのかだが、裸足で歩くことで、自然と理想的なフォームが身についていくように思う。

だが、問題もある。

世間様の目が気になるのだ。
小雨の降る中、普段着で、しかも裸足で、アスファルトを、砂利道を、時には水たまりを歩いている姿は・・・
徘徊癖のあるご老人??
昼間の夢遊病者??
裸足ランだったら、走ってるし、服装も違うし、「そーゆートレーニングなのかねぇ」くらいに思ってもらえそうだけど。
まぁ人の少ない地域に住んでるのが幸いと言えなくもないが、逆に言うと、すれ違う人の多くが知り合いってことだ。
「あそこのご主人、ちょっとおかしくなったのかしら」って噂されて・・・も、まぁいいか。
そうでなくても、おかしくないとは言えないしww