ども。さっしーです。
気付いたらもう9月も後半。
ああ。夏が終わる・・・
さんさーらは例年、9月までが繁忙期、10月はのんびり営業、11月からは閑散期。
今年もいろいろあったなぁ。
いろんな人と出会い、うちのことを愛してくれる常連さんもたくさん訪れてくれて。
そして、宿業が閑散期を迎えると同時に、アスリートとしてのレースシーズン。
今年は望む結果を残せるだろうか。

宮古島陸上競技場

朝夕はだいぶ涼しくなった

この夏は、実に、実に、技術改善に力を入れてきた。
僕の実績でこんな言い方はおこがましいかもしれないが、アラフォーで上を目指す以上、年齢の壁は意識してしまう。
10代~20代前半は、はっきり言ってドーピングだ。
どんなキツイ練習しても、ぐっすり眠れば翌日には全快なんて。
いやいや、愚痴る気はないし、現状を嘆く気もない。
彼らはまだ人生の暗黒面を知らないのだから。
堕落の恐怖と魅力を知らないのだから。
彼らが同じ年頃になったら、負けるとは思ってない。

でもオッサンは、今!若い衆に勝ちたい。
だから技術にこだわる。
最近思うようになったのだが、ランニングは極めて技術的な競技なのではないだろうか。
走ることなんて、誰でもできるのだが、技術を追求する人はわりと少ない。
そして、技術を極めるのに必要なのは、なんといっても探究心と反復練習ではないだろうか。
反復で言えば、ランニングはすごい。
一歩一歩がその技術の集大成だとすれば、一日の練習で何度反復するか。
僕の場合、最近でだいたい毎月400km程度を走るのだが、ストライドを平均120cmで計算すると、実に毎月33万歩を走っていることになる。
毎月33万回の反復練習。
こんな競技は他にないのでは???
この33万回を、単純に身体能力の向上(心拍とか、筋力とか、最大酸素摂取量とか)に使っているアスリートは多いと思う。
というか、過半数がそうだと思う。
もったいないんじゃない?
例えば空手家が月に33万回、正拳突きを練習したら、正拳突きの達人になる日は遠くないと思う。
そうしながら、身体能力の向上も並行してできるのだ。

宮古の練習会。ガチの練習をしてる中年アスリートは結構いる。

さらに思う。
例えばフルマラソンを走るときの、技術とパワーについて考えてみる。
レースに向けてパワー(つまるところ筋力)を改善し、1ステップごとに使えるパワーを向上したとする。
とりあえずスピードは上がるはずだが、パワーを使うごとにスタミナを余分に消耗していくので、トータルタイムの向上には、相当の鍛錬が必要だと思う。
対して、技術を向上させた場合はどうか。
技術は1ステップごとに有効であるのは同じだが、スタミナを余分に消耗することがない(だから技術なのだ)。
つまり、42kmの間、ずっと均等にプラスに作用するはずだ。
ほんのちょっとの技術向上であっても、スタミナその他とは関係なく、向上した分だけのタイムアップが望めるのではないだろうか。

・・・とまぁそういう方向でやってみようと思っている。
うまくいかなければまた来年w
今までもそうやってきたわけだし・・・
実はこういう経験こそが、若い衆に対する最大の武器なのかも。

開幕戦まであと1ヶ月半。
今年もよい報告ができるといいなぁ。

ではまた。