ども。さっしーです。

祖母が亡くなったと報告があった。
遠く1600kmも離れた愛知でのこと。

うちは両親共働き(割と放置)で、祖父母の家で子供時代を長く過ごした。
祖母は親代わりと言ってもいい。
優しいおばあちゃんというよりは、ケンカした思い出が多いくらいだ。
だからこそ、多くの思い出があるわけだが。

もう長くないだろう、と、随分前にきいていた。
だから去年帰省したときも、最後かもしれないと思って祖母の顔を見に行った。
認知が進んで、僕が誰かもよくわからないようだったが。

訃報を受けて、僕はただ「ああ、そうか」と思った。
我ながら冷たいなーと思うフシもあるが・・・
祖母には「長い間、長い人生、お疲れ様」と思う。

死というのは、忌むべきモノではないと思う。
死が忌むべきものなら、誕生もまた忌むべきものとなってしまう。
なぜなら、すべての誕生の帰結は、絶対的に死でしかないのだから。
誕生がスタートなら、死がゴール。
誕生を祝福するのなら、死もまたある種の祝福であってしかるべし。
人生とはひとつのウルトラマラソンだ。
終りがあるからこそ頑張れるという局面がある。

僕が明日死ぬかもしれないし、娘が明後日死ぬかもしれない。
そうでない保証などどこにもない。
ひとは遅かれ早かれ、死ぬものだから。
死が目前に迫ったとき、「おつかれ、俺」と言える人間でありたい。