こんにちは。
またしばらくブログをさぼってたのは、少々ショックなことがあって、書く気になれなかったからで・・・
民宿の建設計画がまたしても座礁。
同時に僕のニート期間延長も決定。
・・・新しい建築業者探しをしながら、僕のバイト先も探そうかと検討中w

まぁそれはさておき。
2年ぶりにフルマラソンを走った。
100kmマラソンとかバイクレースとかは出てるけど、フルマラソンは久しぶり。
自己ベストも4時間18分で止まっているので、今度こそサブ4!!と意気込んでの今大会。

今回はもうひとつ、今までになかった要素がある。
今までマラソン大会というと、ほとんどが自分一人で参加、ときどき知り合いが出てる、という感じだった。
まあ仕方ない、「42キロも走るなんて、変態の趣味としか思えない」という友人たちの意見ももっともだ。
だが宮古島に来て1年半・・・・変態仲間がたくさんできた
最近は僕も所属する「宮古島トライアスロン部」のメンバーを中心に、週一のインターバルトレーニングなんかも合同でやっていたりする。
メンバーは恐ろしく速いひとから、僕より少し遅いひとまで様々。
今回はそんな仲間たちと一緒に走れるのも楽しみのひとつなのだ。
ライバルと目している選手もいたりするし。

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走り出しはまぁまぁ快調。
スタートの8時半時点では気温もそこまで高くない。
後半はペースダウンとエイドストップが長くなることを見越して、キロ5分20秒くらいで前半を走って貯金を作り、トータル4時間を切ることが目標。

スタートから数キロで、M選手と合流。
彼はペース管理が優秀な上に僕と近いペース計画だったので、しばらくついていくことにした。
10キロあたりで背中に違和感。腎臓か??ヤバイのか??
と思ったが、しばらくしたら違和感消失。
大丈夫。多分。

折り返し地点の来閒島で、約9分の貯金ができていた。
ここまでは完全に予定通り。
足と心臓のダメージも想定内。

が・・・折り返した瞬間、すごい向かい風!!
そして登り坂。
来間大橋には、下を大型船が通れるように橋がおおきく山型になっている場所があるのだが、そこが結構な傾斜なのだ。
そこに海風が逆風でくると、かなりキツイ。
強引に突っ込むと心臓が持たないので、ロスを覚悟でペースダウン。
橋を過ぎれば風が弱くなるのはわかっているのでそこまでのガマン。
こんなところで心臓を使い切るわけにはいかない。

が、、陸に戻っても思ったほど風は弱くならない。
そして時間を経るごとに日が高くなり、日差しが肌を焼き始める。
10月半ばとはいえ、宮古はまだ海で泳げるくらいの暑さ。
加えて、復路はゆるやかだが登り基調。
往路よりずいぶんコンディションがキツイ。

なんとかたどりついた30キロ。
フルマラソンではよく「30キロの壁」と言われるが、このあたりは難所なのだ。
科学的には、体内に貯蓄可能な糖質(グリコーゲン)がほぼ枯渇するのが30キロ地点のあたりだとかいう話だ。
だからここから先は、文字通り身を削って走ることになる・・・のだが、今回はそこまで苦しくない。
いや、苦しいけど、過去に走ったフルマラソンほど、肉体の限界を感じない。足の激痛もない。
うーん、この宮古島で2回、灼熱の夏を越した成果か??
毎週何回も熱中症になりながら走ったのは無駄じゃなかったか。
貯金はあと6分。

さて、ここからが勝負。
知ってはいたが、コースはここからまっすぐゴールへは向かわず、大きく逆方向に回り道をする。
これは精神的な問題だが、土地勘がある方が辛い。
遠回りさせられているのがわかりすぎてしまうから。

暑さも本格的になり、汗の量もヤバイ。
脱水や低ナトリウム血症を防ぐためにも、すべてのエイドで水分、塩分を補給。
果物が置いてあればそれも。
このタイムロスもかなり痛い。
貯金は残り2~3分を切ってから、チェックするのをやめた。
ここからペースアップが不可能とすれば、サブ4はほぼムリだろう。。
頭の中で時計の足し算をするのも疲れた。
心臓の回転数はイエローゾーンの半ば。
足は筋肉痛に加えて、左足つま先に水ぶくれができているようだ。
「30キロを過ぎたら痛いのが当たり前。誰もが耐えて走ってる」
と自分に言い聞かせて、歩きたい気持ちをねじ伏せる。

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残り約2キロ。
見慣れたユニフォームが立ってると思ったら、ハーフの部を先に完走したS選手。
ここでチームメイトに私設エイドをやっているらしい。
ありがたくコップをもらってそのまま駆け抜ける。
そのとき・・・靴の中で「プチっ」とイヤな音が・・・
いや、音はしてないだろうけど、たしかにプチって。
ついにあの水疱が破れたらしい。
鈍かった痛みが鋭い痛みに変わった。
やっばい。でもあと2キロ程度、脳内麻酔で乗り切る!!

このあたりから、ペースはむしろ上がったと思う。
レッドゾーンまで回してもゴールまでもつという打算だが、やってきた練習のおかげでそこに自信が持てる。
もう一つは1週間の禁酒。
最後の一踏ん張りは雑念を消すために念仏を唱えるのだ。
「ビール・・・ビール・・・ビール・・・すぐそこに・・・ビール・・・」

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目標には3分届かず。
無念。

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ゴールで子供たちと待っていてくれたYOMEに、完走証を取ってきてもらった。
みぃは花束を作っていてくれたみたい。
ポテトの紙箱にススキだけどw

さて、結果は・・・お????60位??30代男子18位??
確か600人以上参加してるから、上位1割?
おおぉ、快挙だ。もしかしたらサブ4よりうれしいかも。
どうりで周囲にランナー少なかったわけだ。
うむ。痛かったけどがんばったぞ。

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いったん帰ってシャワーを浴びた後は、公式の打ち上げ。
こういうことやってる大会、内地ではまだ見たことがないが、こっちだとよくあるみたい。
表彰式のあとはエイサーやら獅子舞やら抽選会やら、そしてタダ酒タダ飯。
まぁタダっていうか「参加費に込み」なわけだから、飲まなきゃ損ってわけだけどw

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この方、ヒトを囓ります。

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我がチームからは彼女が表彰台に。
女子総合4位。
宮古の大会では表彰台の常連です。

禁酒明けでマラソン後。
2次会でも記憶が吹っ飛ぶちょっと手前まで飲んで、帰ってから一人でまた少し飲み直して・・・
寝落ちしかけて布団に。

そこまでして飲みたかったのは、翌日からまた1週間、禁酒だから。
次の週末は伊良部島トライアスロン。
スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのショートディスタンス。
これもガッツリ自己ベスト出したいので、、、禁酒ww

※写真はYOMEやチームメイトやその身内の方が撮ってくださったものを拝借しました。ありがとうございました。

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その後。
水泡はすぐにくっついたけど、中指の爪が紫色。
触っても感触があるようなないような。
きっと何日かしたらもげる。
ああ。。これからしばらくの間、タンスのカドを猛烈に警戒しないと。