今年もついにシーズン開幕、エコアイランド宮古島マラソン、走ってきました☆

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今年はYOMEもフルに参戦。
産後初の復帰戦なのに、練習不十分、完走できるか不安らしい。

コンディションは曇りのち晴れ。
最高気温26度・・・そして爆風。
この大会にしては涼しめだけど、台風通過後の吹き返しがヤバい。
ちなみに前日に那覇で航空機が大量欠航したため、出場できなくなった選手も数百人。
いろいろとイレギュラー。

僕の方のコンディションは絶好調。
手前味噌だが、この夏は宮古島の誰よりも練習したと本気で思ってる。
7月は減量のために糖質制限、そして一日も欠かさず90分走。
もちろん猛暑、炎天下。
宿のオヤジという仕事柄、この繁忙期に自由時間を捻出できるのは、だいたい10~13時くらい。
体が慣れるまで、失神しそうだった。
8月からはスピード&スタミナ強化に切り替えて、週6の練習。
200m坂道ダッシュ×20本とか、20km全力走とかのキチガイ練習が3回、残りの3回が10kmくらいのジョギング。
走りながら、「今、宮古でこんなアホなことしてるのは絶対俺だけだ・・・」って何度思ったか。
ま、角度を変えて見れば、仕事と練習しかしないアホな夫を黙認してくれてたYOMEが一番エラいかもしれないが。

とにかく、その結果として、劇的な走力向上を実感してレース本番。

目標は3時間20~30分。
風と気温の様子を見ながら、調整していく方針。
前半は抑えて、抑えて、自重して、少しずつペースアップして、30kmあたりから全力で行く作戦。

入りは4’49/km・・・結構なオーバーペース。
抑えて抑えて、と思いながらも、どうしてもオーバーペース気味。
前半の難所、伊良部大橋はひどい爆風で進めないに違いないから、少しくらいは貯金を作っておいてもいいや、と考え直す。
伊良部大橋は予想通りの爆風。
予想通りだから別にどうってことない。
もっと酷い日にも練習してたし。

その後も逆風さえすぎれば体が軽い軽い。
追い風の効果もあって、ペースは4分30秒台に。
足が途中で潰れないか若干不安だったが、呼吸がラクなうちはペースダウンせずに行くことにした。

中盤の難所、来間大橋。
先に折り返してきた上位選手たちとすれ違う。
すごく選手間の距離が空いているので、人数を数えてみた。
……12人。
目の前が折り返し地点だから、これ以上はいない。
現在13位。
ゴールまで15kmくらい残して、あと3人抜けばベスト10、もしも7人抜けば表彰台!
これはテンション上がる!
しかも、視界には団子になって走っている3人組の選手が。

もう細かいペース配分はこだわらないことにして、とにかく前の選手を追いかけることにした。
だがさすがに速い。
こっちはペースアップしてるんだから、じきに追いつくはずなのに・・・
3人組を視界に捉えてから実際に抜くまで、実に5~6km走ったと思う。
とにかくこれでベスト10入り濃厚!
さて次!!
が、しかし、見渡す限り前方には誰もいない。
対向車線は選手でぎっしりなのに。
誰かいる!と思ったら走路員のボランティアさんだったとかそんなんばっか。

すでに35km以上走った。
呼吸は苦しいが、なんとか持ちそう。
次の選手にはもう会えないのか・・・と思った頃、はるか前方に選手の影が。
よし・・ここからゴールまでは、あの人との勝負だ。
影も形も見えなかったのに、数百mまで詰めたんだ。
きっと追いつくはず。

必死で追いかけて、残り3kmあたりで追いついたその選手は、大先輩のKさんだった。
うお。このひとサブ3ランナーだぞ。。。
多分、不調なんだろうけど、金星はありがたく頂戴します♪

予想通り、その先は再びずっと無人だった。
(正確には、ハーフの部の最後尾ランナーたちが大勢いた)
ただ、ビルに反射する自分の足音が、すぐ後ろからKさんが追い上げてきてるように聞こえて、振り向かずに必死でペースを上げる。
そのまま、ライオンに追われるシマウマみたいに競技場のトラックを駆け抜けてゴール!
タイムは3時間19分50秒。
総合9位。
うしろには、追いかけてきてる選手などいなかった。
でも、誰もいないのを確認してたら、3時間20分は切れなかったなw
最終ラップは4’10/km、インターバル練習なみのペースだ。
どこにそんな力が残ってたか、思い込みって怖いね・・・

3年ぶりの自己ベスト更新、前大会からだと約50分の短縮。
最高の開幕戦だった。
今シーズンはベスト連発してやる。

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YOMEも無事に完走して、選手限定の宮古そばを。
あれだけ「自信ない」を連発していた割に、5時間10分でこちらも自己ベスト。
心配していた胃の不調もなかったみたい。
うん、こちらも上出来。