AuthorSassy

コンクリート、第一弾!

こんにちは☆
少し間が空いてしまったけれど、民宿工事続編です☆
いや-、自宅新築の工事にバイトで参加するって、やっぱり変な設定だけど、得るものは多い!!
資料や設計図だけ見せられても、ふーん。で終わるところが、自分が参加してると全然違う。
多分10年くらいしても、「そーいえばうちの地下に眠ってるアレがうちを支えてるんだったな-」とか思い出すはずww

さて、工事の進捗、何日分かまとめて。
前回はひたすら地面を叩いてたわけだけど・・・そのあと、この石ころを、必要な部分に必要な量だけ敷き詰める。

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業界用語(?)で「栗(グリ)石」というらしい。
建物の基礎を最下層で支える、見た目的にも城の石垣みたいな頼れそうなヤツ。
大きさは大人の拳より二回りくらい大きい。
うっかり足袋の上に落とすと悶絶。恥ずかしいから無言で悶絶。

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シャベルカーがグリ石を敷いてる間に、次の資材が到着。
これは「流しコーラル」と呼ぶらしい。

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順番通りグリ石の上に敷いて・・・

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コイツで均す。
プレートコンパクターとかいう機械だが、よく道路工事でアスファルトを均してるアレだ。
アスファルトは硬いから、一回り大きいヤツを使うらしいけど。

余談だけど、「グリ石」も「流しコーラル」も素材としては同じで、琉球石灰岩らしい。
違いは目の粗さだけだとか。
つまるところ、どちらもサンゴの化石。
そう、沖縄住宅は文字通り、サンゴの上に建っているというわけだ。
よし。なんかの機会にはドヤ顔で語ろうw

さて、この後は、ここまでに作った土台を均等に均して・・・
あ、実はそれがかーなーりナンギ。
「このあたり、ちょっと高すぎるから削ろうね~」
言うは易し。
でもやることは、素手で例のグリ石を掘り出して捨てて、空いた穴を埋める作業。
気が遠くなる・・・
まぁ雑用メインのバイトとしては、そういうときこそ腕・・じゃなくて、根性の見せ所なんだけど。

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そしてようやく今日。
今日中に捨てコン打つぞ!
ということで、助っ人参上。
コンクリート関係のベテラン社員が3人。
さすが!!作業がみるみるはかどり、捨てコンの型枠がどんどんできていく。

ん?僕はまぁ、地道に雑務を。
どんな職場でも雑用係がいてこそ、ベテランが能力を発揮できるのさ。きっとww

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そしてついに登場!!
コンクリートミキサー車!!!
うっわー、こんな近くで見たの初めて!!
まるで工事現場だ!!!(オイ

でもどうやって生コン流し込むのかな-、と思ってたら・・・

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なるほど。シャベルカーとのコラボか。
コイツ、ずっと現場にいるけど、ホント大活躍だなー。

このシャベルカーという重機。
僕も最初は、作業中に近づくのは危険と思って、かなり距離を置いてたけど・・・
実は驚くほど細かく器用な動きができるようだ。
それはまるで人間の手足の如く・・・
グリ石や生コンを流すときも、かなりの精度で必要な量だけを投下する。
オペレーターの腕次第で、習字をやらせることも可能らしい。
とはいえ、オペレーターのうっかりでゴツンとやられたら一撃で昇天できるのは確かだから、用心するに越したことはないんだけどw

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僕を含めたレーキ組がざっくりコンクリを均して、それを職人組がコテで仕上げながら追いかける。
速い!!そして美しい!!

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2時間後。ツルツルの捨てコンが完成!!
やったーー!!
なんかうれしいぞ!!

一晩で乾くらしいので、明日はこの上に墨だし(印つけ)をして、そのあとはいよいよ基礎!!
(ようやくここからが基礎というらしいw)
まぁここまでやってきたのは、基礎を乗せるための下敷き作りみたいなもの・・・?

うーん。基礎かぁ。
子供の頃からうんざりするほど聞いた言葉だけど、土木として目の当たりにしたのは初めてだなぁ。
何事も基礎が大切。
子供のころは、うるせぇ説教、と思ったものだけどw
あー、そっか、どうせ基礎って埋められちゃうから、人目にはつかないものなんだよねー。
星の王子様も「たいせつなものは目には見えないんだ」って言ってたな-。
とはいえ、こんな地味な工事が楽しいのは、この基礎の上に建つものが楽しみだからだよなー。
基礎だけで終わるなら、なんにも楽しくないし。
ん?なんの話だっけ。
ま、とにかく工事は進むほど楽しみが形になってわくわくするってことで☆

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穴掘り開始!!

いやー、寒い!!
宮古、、寒い!!
今日の気温は15℃くらいか・・・
手が冷えて、キーボードがうまく打てない・・・

いや、極寒の本土への当てつけじゃないんだけど、こっちにいると身も心も熱帯魚みたいになってしまって。
ついでに暖房設備が整ってないし、うちはすきま風も吹くし。
電気カーペット入れたい・・・

さて、昨日の雨で一日延びた工事、いよいよスタートです♪

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待ちに待ったよ~~!
オジサン!!もうガンガン掘っちゃって!!
ごめんなさいって言うくらいやっちゃって!!

えー、取り乱してすみません。
まずは基礎工事の初期段階として、穴掘りから。
先日張った糸の高さをゼロとして、そこから決まった深さだけ掘る。

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掘った穴の底は、コイツで踏み固める。
こいつはランマーという機械だそうで、今日の僕の相棒。
エンジンはスバル製♪
いいねー、この振動、エンジン音、排気ガスの臭い・・・
初めて単車乗ったときを思い出すなぁ~

って、そこじゃないですね。
なぜ僕がコイツを使ってるかというと。
今日からバイトすることになりました。
自宅の建設現場にて、依頼先の工務店で。
担当者さん「え~、そりゃちょうどいい、助かるよ~、人手足りなかったんだ~~♪」

さすが宮古。あり得ない設定でもノリでいけるww

まぁそんなわけで、このランマーを使って、穴底をひたすら叩きまくる。
これを転圧というらしい。
時速1km。
ノルマは3回。
これをちゃんとやっとかないと、基礎が沈んだりする可能性があるいうから大変。

この先の予定は、このに砂利を入れて、さらに転圧をかけて、その上に捨てコンを打って・・・
それからようやく鉄筋を入れて基礎を作るんだそうな。
うへぇ、手間かかってるなぁ。

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僕がひたすら地面を叩いてる間に、砂利が届いた。
とりあえずダンプカー一杯。

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黙々と叩き続けて、ようやく転圧3回完了!
ほんの一部だけど。
見ての通り、沖縄の赤土ってスゴイ。
硬質な粘土で、3回叩いたらもうカッチカチのピカピカ。
ちなみにさらに掘ると琉球石灰岩というサンゴの化石の層に当たるわけだが、この琉球石灰岩と赤土のコラボのおかげで、宮古の地盤はとても頑丈らしい。
この赤土、靴やタイヤにこびりつくと、悲惨なほど取れないのが辛いとこだけど。

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写真見たら、いかにも素人な格好でウケたww
あー、ヘルメットは別にギャグでやってるわけじゃなくて・・・

まぁいいや、明日も叩きまくるぞ~~!!


ヤリカタ

今日の工事進捗。
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え?更地じゃねーか、って??
よく見て。杭がたくさん立って、糸が張ってあるでしょ。

地鎮祭の時に業者さんから、
「月曜日にやりかたやるからねー」
と聞いた。

聞き間違いか???宮古の方言か???
やりかたをやるって???

その場はスルーして、後で「やりかた」をググってみたところ・・・
************************
「やり方」の検索結果を表示しています。
○ディープキスのやり方5つ・・・
○彼女と初キスします。やり方教えてください。・・・
○細かすぎる「初キスのやり方」がネットで話題に・・・
(以下略)
************************
ますます謎が深まる。

もしや!と思い、グーグルアカウントをログアウトして同じ検索をかけてみると・・・

あ、ちゃんと辞書サイトにヒットした!!

*************************
やり かた [0] 【遣▽り形】
建物を建てる前に,柱・壁などの位置,高さの基準となる水平線などを標示するため敷地に設ける仮設物。
(三省堂大辞林より)
*************************

あ~、なるほど。
つまり、工事を始める前に、建物の建つ位置に土地に杭や糸で目印を付けることか!
それにしてもグーグル先生は僕のことをどういう人間だと思ってるんだか。
人権侵害じゃないのか。
まぁいいや、それはおいといて。

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杭に張ってあるタコ糸も、テキトーなわけじゃなくて、起点となる高さに合わせてあるらしい。
測量の原理は知らないけど、なんかすごいなぁ。
肉眼ではわからないけど、けっこー土地って傾いてるのね。

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土地の端には、仮設の水道と電柱が。
水道は見慣れてるけど、マイ電柱って斬新♪
デンチュウ、ゲットだぜ!!

残念ながら、工事完了後には引っこ抜かれる運命ですが。

さて、明後日からいよいよ基礎工事の始まりだそうです。
晴れるといいな~~


地鎮祭とインフル

やってきました地鎮祭!!
天気はあいにく。
おおよそ準備が整うと、テレビとかで見覚えのあるアイテムがズラリw

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1/28(水)の11時から。
日付と時間は、業者さんが設定した。
僕はそういうのは疎いが、それにふさわしい日柄というものがあるらしい。
大安ならOKというわけでもなく、潮の満ち引きまで考えて、時間も決める。
まぁ信仰心はないんだけど、生涯に何度もあるわけじゃないイベントだから、その道の人の言うとおりにしよう、ということで。

お供えとして用意したものは・・・
米、塩、酒(泡盛)、鰹節、昆布、にんじん、大根、キュウリ、キャベツ、ナス、ミカン、リンゴ、バナナ・・・えーと、まだあったかな・・・
お供えだけでもけっこーお金かかるのね・・・^^;

そして準備に困ったのが、食事とお酒。
地鎮祭が終わったら、そのままテントでお祝い・・・なのは宮古ではいかにも当然でわかるのだが、どのくらいの人が来て、どのくらい飲み食いするか、見当がつかなくて。
人に聞いても、「身内だけでやるものだから、少しでいいよ」「近所からも人が集まるかもしれないから、多めに!」・・・と、いろいろ。
結局、オードブルを5台とお刺身を最初に出して、あとは食材だけ多めに用意しておいて、必要に応じて運ぶ、という流れでいくことにした。
が・・・前日、YOMEと子供たちがインフルエンザでKO☆
YOMEが裏方をやってくれるはずだったのが、もちろんムリ。
急遽、近所のお姉様方にお願いして、料理を手伝ってもらうことになった。
ん?手伝ってもらうっていうより丸投げ??
ホント、保良の人々は優しい。感謝です。

さて、地鎮祭の方は・・・

とりあえず座って、神主さんのお経(じゃなくてなんて言うんだっけ)を聞く。
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そして、土地の四隅を回ってお祓い。
これは神主さんと現場責任者と施主(僕)の3人で。
風が強かったので、いっぱい塩浴びた。

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そしてコレ!
僕にとって地鎮祭のイメージはまさにコレ!
これは設計士と建築の社長と施主でやるらしい。
そして、施主だけがスコップじゃなくてクワ。
へぇ。

まぁだいたいそんな感じで。
業者さんたちは当然、慣れた感じだったけど、僕だけがテンパってたような・・・
ああ、そうだ、結婚式のあの感じにちょっと似てるかも?

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儀式の後はもちろん宴会。
もちろんオトーリ。

宮古流の飲み会はすっかり慣れたけど、ホスト役は初めてみたいなもの。
挨拶は下手だし、気が回らないし・・・
とはいえ、みんな楽しくお祝いしてくれて、裏方のお姉様方が十分に気を回してくれて、無事に最後まで終えることができたのでした。
平日昼間なのに、業者さん以外にも近所の方々もけっこー顔を出してくれて。
本当にありがとうございました。

さて、テント飲みのあとはお約束の二次会・・・なんだけど、あまり記憶が残ってナイ。
これから、スラブ打ち(上棟式)、みぃの入学祝い、新築祝い、と大きなお祝い事が続くのに、大丈夫か・・・

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民宿計画再起動!

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先週、調印式でした。

いやー、長かった。
ホントにいろいろあって。
宮古島移住後の職業は、最初から民宿経営と決めていたのだけれど、なかなかうまくいかなかった。

最初は中古住宅を買ってリフォームしようかとも考えた。
でも、建物の善し悪しが不明な田舎の一戸建てに何千万も費やしていいものか。
こっちは中古住宅の価格がわりと高い。
もしかしたら移住者向け価格なのかもしれないけど。
そして、宿にするには大規模なリフォームが必要で、立地や建坪まで考えたら、理想的な物件なんてあるわけなし。
それならもう新築しちゃえば、土地選びからできるわけだし・・・となって。

そうやって土地を購入したのが、一昨年の暮れ。
年明け早々の着工を目指して、すぐにボーリング調査も入ったのだが、構造計算と見積が伸びに伸びて・・・ついに4月。
最終見積:うちの予算の2倍弱。
当然の成り行きとして、計画は白紙撤回。

もう一度設計からやり直し、コスト削減のために様々な苦肉の策を盛り込んで、今度こそ・・・すでに10月。
最終見積:予算の約1.7倍。
そりゃもう発狂寸前だった。
ふざけてんのかぁああ!アンタら、ド素人なんかああぁぁ!
設計士解雇。

お先真っ暗になったけど、凹んでいても家は建たぬ。
すぐに次の設計士を探し始める。
今度は何よりも「信用できる」と思えるかどうかを第一にした。

そしてその後は、最短コースでの工事契約。
見積はうちの予算を少々オーバーしていたが、仕方ないと思える範囲内。
前の設計士は工事業者の相見積もりも取らず、懇意の業者一本で決めてたのに対して、
今回は交渉の状況まで全部見せてもらえた。
今回の予算では手が回らない部分もあるのだが・・・住居として問題なく、宿の営業ができる状態なら、オプション的な部分は何年かかけて自力で作っていけばいい。

契約の後はもちろんお祝い会♪
設計士、建物工事、機械設備、電気関連。
いくつかの業者の責任者たちと一緒に・・・オトーリwww

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設計士さんと建築の社長さん。
宮古のおじさんたちはみんな挨拶上手。
若い頃からオトーリで鍛えてるんだろーなw

オトーリ、しらないひとはこちらを(ウィキペディアに載ってたww)

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料理旨かった。
お店は西里の繁華街にある「しきしま」。
のれんに大きく「うなぎ」と書いてあったけど、うなぎは出ずw
時期じゃないのかな~
気軽に-、という感じの店じゃないけど、またお祝いの時とか行ってみよう。
ごちそうさまでした~☆

ちなみにこの後、1/28に地鎮祭、週明けの2/2に着工という流れです☆
完成、引き渡しは、契約書上では6月末。

このブログにも「民宿計画の進捗」というカテゴリーを作ってみました。
お楽しみに♪♪


サンゴの島ウォーク!

伊良部大橋開通まであと1週間!!
今日はその記念行事としてのウォーキング大会なのだ。
徒歩限定とはいえ、この橋を一般人が通行できるのは今日が初めて!!多分!!

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この時期、なかなか快晴に恵まれることは少ない宮古島。
それがどうしたことか、この3日間はこの青空!!

ちなみに「サンゴの島ウォーク」というのは、橋の全長が3540mであることから、
語呂合わせで「サンゴ(の)シマ」と読ませるということらしい。
3540mにするためにわざわざ橋をひん曲げて作ったという人もいるが、さすがにそれは邪推だろう・・・

この日本屈指の巨大建造物が完成したというのは、それだけでめでたいことなんだろう。
僕みたいなアンチ近代文明のひねくれ者は諸手を挙げて万歳とは言わなかったりするけど・・・
まぁそれはおいといて、この橋、今年4月の宮古島トライアスロンのバイクコースになっているのだ。
かなりの高低差に、横殴りの海風。
いやー、苦労するだろ-な。
僕も出たかったけど・・・落選しちゃったから仕方ない。

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ホントは家族4人で歩く予定だったけど、風邪やインフルが大流行の宮古島。
いのが熱を出して、YOMEと一緒に待機・・・
みぃと二人、のんびり楽しもうかと思ったら、6歳児の歩行速度の速いこと。
しかも写真撮りながら。
往復約4km。
競争じゃないんだからもうちょっとのんびり・・・・

そして帰宅後、僕以外の3人は頭痛発熱のどの痛みなどで寝込んでいる次第。
早く回復してくれるといいんだけど。


6歳児からのプレゼント

先日で36歳になった。
いつの間にやら40代に向けてカウントダウンか。
実感ないなー。
鏡を見れば確かにシワや白髪はいくらか増えたが、思考回路は20代から変わった気がしないし、体力なんかは今がMAXだ。
来年にはまたMAX更新してると思う。
今年もやりたいことやろう。
肉喰って酒飲んで、島中走り回ろう♪

さて、6歳になったばかりのみぃがくれたプレゼントが気に入ったので、掲載してみようと思う。
親バカ??なのか??
そうかも??スミマセン。

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いぬとねこのかくれんぼ

ぱぱへ
みぃとままのてづくりえほん

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いぬとねこのかくれんぼ

むかしあるところにいぬとねこ(が)1ぴきずついました。
いぬとねこわ(は)とてもなかがいいので いつもいしょにあびました(いつもいっしょにあそびました)

「わーい」
「たのしいな」

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あれ ねこさんどこ

あれ いぬさんどこ

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ねこさんみつけた

いぬさんいた

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さあねこさんといぬさんもみつかったし
つぎわ(は)なにしてあそほうか(あそぼうか)

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ええっ ねこさんおなかすいた

いぬさんもおなかすいたの
わかった

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さあ ごはんもたべおわったし
つぎは おごっこおしよう(おにごっこをしよう)

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さいしょはぐー
じゃんけん ぽん

いぬさんのおにー

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あ、いぬさんがころんじゃった。
ねこさんが たいじょうぶっていいました。

するといぬさんは、ちょっとにやりとわらって、だいじょうぶといいました。
おうちにかえってしょうどくして またあそんでかえりました。

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おしまい

ちなみに、8~9ページの茶色のは机と椅子らしい。
途中から文字が変わってるのは、みぃが書き疲れたのでYOMEが代筆したそうだw

こういうことができるようになったんだなー、という感心と、僕のために手間暇かけて作ってくれたんだな-という感動。
自分の就学前のことはよく覚えていないが、これだけ文字を書けたとはちょっと思えない。
僕もYOMEも勉強しろとは言わないのに、勝手に文字や数字をコツコツ練習して、いつの間にか一通り覚えてしまったらしい。
それだけ興味があるんだろーなー。
好きこそ物の上手なれと言うが、興味があるって強いなぁ。
今後もいろいろ楽しみだ。


よくわからないままクイチャー踊りました

久しぶりにフツーの宮古ネタ。
最近マラソン中毒の記事ばっかだったからなぁ。

少し前からYOME経由で、「伊良部島でクイチャー踊るから、参加ヨロシク」という話がきていた。
クイチャーについては前にも書いたことがあるので、何のことかわからないひとは読んでみてください。
>>クイチャー祭り

来月、宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋が完成するのだが、それに関するイベントで、朝8時20分公民館集合。
情報、以上。

さて、どこで何が行われるのか、と思っていたが、高速船を降りてシャトルバスに乗って、連れてこられたのは・・・

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「どこ??」
仕事で毎週伊良部に来ているYOMEも知らない場所らしい。
周囲に何もない場所にポツンとあるが、よく見ると最近作られたような感じ。

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「おーはっし かっいつぅう~~♪ おーはっし かっいつぅう~~♪」
なんか神事のような服装の人たちが、リズミカルに囃しながらノボリを振りつつ通る。

イベントの終わった今でも正確なことは言えないのだが(笑)、どうやら伊良部大橋の開通に合わせて、この社と広場を作ったらしい。
「長山黎明庵」という名前。
大橋の交通安全祈念とかが目的なのかな??
そして今日のイベントはその落成式といったところだろうか。

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落成式といえばコレ!!!
新聞やテレビではお決まりの絵だけど、生で見るとやっぱり違うねーー!!
おお。ホントにテレビでやってるそのまんまだ!って(笑

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我が保良部落以外にも、いくつかの部落がクイチャーを披露した。
あ、白服の人たちはクイチャーじゃないけどね。
カメラマンの僕が踊ってるんだから、保良クイチャーの写真はナイ。

その後は、ビールやお酒が振る舞われ、おにぎり、ソーキ汁、お菓子などが配られる。
移動パーラーのアイスクリームも無料☆
太っ腹~~

・・・だけど糖質オフ生活をしてる上に、部落としての運転手を頼まれてる僕が食べられるのはソーキ汁とお茶のみ。
腹減った・・・・
ソーキ汁は旨かったけどね。

こういうのやってると、
「俺ってもう部落の一員じゃね??もうミヤコンチュって名乗っていいんじゃね??」
とか思ったり。
調子乗るなって?はい。スンマセン。
まぁめんどくさいときもあるけど、人付き合い、地域付き合い、大事だな-。
わかってて田舎に越してきたわけだし、郷にいらばなんとかっていうし。

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衣装が寒くて、さっさと着替えてしまった後に「記念写真撮るよ~」と言われてしまった人、僕を含めて何人か・・・
ちょっとだけ悔しい・・・w


ウィメンズマラソン見ようぜ~

先日のヘンタイレポートは、思いかけずたくさんのひとが読んでくれたらしい。
アクセスカウンターがあまり見ない数字になってる。
イイネしてくれた方、シェアしてくれた方、読んで笑ってくれた方・・・ありがとうございました。

未だ完治していない筋肉痛と同様、過剰分泌されたエンドルフィン(脳内麻薬)の余韻もまだ残っていて、ちょっと幸せな気分。
加えてマラソン翌日の月曜日にもステキな出会いがあり、テンション高め♪
何があったかは後述するとして、テンションが下がる前に今年のトレーニング目標など宣言してみようと思う。
あ。書きながら今、後から猛烈に後悔する気がした・・・w

12月那覇マラソンでサブ3(3時間切り)!
年明け1月の100kmマラソンでサブ10!!

無理だなよなー、普通w
でももしかしたら可能かもしれない。
僕の考えでは、目標は「限界と無謀の間くらい」がちょうどいい。
限界なんて所詮、自分の可能性に自分のエゴで蓋をしてるだけ。
かといって僕が「オリンピックに出る」みたいな事言ってみても、自分自身それに向けて努力なんてできやしない。
目標が限界より手前だと、努力は作業だ。
限界より少し向こうに目標を置くと、それは挑戦になる。
うん。こんなこと言えるのは、頭が少々オメデタイモードになってるからに違いない。
そういえば今回100kmを初完走した面々も、言動が少々ラリってたような・・・w

さて、ようやく本題。
月曜の夜、全身の筋肉痛を引きずって参加した飲み会、そのスペシャルゲストは・・・
早川英里選手と山本光宏氏!

早川選手は2014年のアジア競技大会女子マラソンで4位!
日本人では木崎選手に次いで2位の成績。
2016のリオデジャネイロオリンピックでの活躍が期待されている。

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(有名になったら自慢できるな~♪)

僕は元々テレビを見ない性分なのもあって、芸能人やスポーツ選手への関心は極めて薄い。
早川選手のことも知らなかったのだが、実際に面と向かって話してみて、会えてよかったと思う。
自分が取り組んでいるスポーツの頂点でがんばるアスリートであるわけだし。
そして、ふつーの女の子なんだよね・・・フルマラソンを2時間30分以下で走り抜けるなんて、飲み屋で話してたら全然想像できない。
全然エラソーじゃないし。
次のレースは3月8日、名古屋ウィメンズマラソン。
幸運なことに、チャンネル数の少ない宮古島でも放送されるらしい。
よーし、これから応援するぞ-!
ぜひオリンピックの切符を勝ち取って欲しい。

>>TOTO陸上部 早川英里応援サイト

余談だが、今回宮古島に来ているのはもちろん合宿のため。
世界中のキャンプ候補地の中から、早川選手が宮古島を選んだとのこと。
「宮古島って、なんか不思議なパワーがもらえるんですよね~」
うれしいな~、そういうの。
ついでに、「ウィメンズマラソン」はYOMEが初めてフルマラソンを完走したレース。
地元だし、ちょっと思い入れがある。
放送が楽しみ。

それから、すっかり紹介があとになってしまったが、早川選手のコーチ、山本光宏氏について。
知らない人も多いと思うが、彼はトライアスロン業界では有名で、レジェンドとも言われているほど。
トライアスロン創世記には日本のトップトライアスリートとして、世界で活躍していたそうだ。
宮古島トライアスロンでも何度も優勝を飾っている。
早川選手と山本氏のやりとりは、まるで親子。
楽しそうに話している中にも、「練習はきっと死ぬほど厳しいんだろな・・・」と感じさせるものがあるw

今年はいい感じで一年が始まったな~
去年は停滞気味の一年だったけど、今年は躍進の年になるかも♪


第25回宮古島100kmワイドーマラソン大会

こんにちは。
またやってきました、超主観マラソンレポート。
最近こんなんばっか書いてるような・・・
まぁいいよね、素人の書くブログなんて、好きなことだけ書き殴ってれば(開き直りw)

さて、今回のマラソン大会は5つの部門があり、それぞれ100km、50km、23km、10km、2kmとなっている。
ちなみに2kmはファミリーで楽しくジョギングしようというもの。
僕が出るのはもちろん100km!!
マラソン好きが昂じて精神を病んでしまった人々が全国から700名以上も集まってきた。

前日は8時に就寝。
当日午前3時起床。
あまり寝た気がしない。
子供が遠足前になると寝れなくなるアレだ。
朝食はウィンナー6本と目玉焼き3つ。
前日にたっぷり炭水化物は摂ってある。

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午前4時半。
会場にてスタート前の記念撮影。
2年ほど前に宮古に移住してきたときはほとんど知り合いもいなかったのに、マラソンやトライアスロンでたくさん仲間ができた。
去年も100kmを走ったが、今年は仲間たちも一緒に走っているというのがテンションを上げてくれる。
仲間内でも、僕なんか足下にも及ばない人間境界線の選手や、初めて100km出ますって選手、100kmなんて絶対やらないという健全な選手まで、いろいろ。
みんなで、「またゴールで会おう!」って誓い合ってスタートラインへ。

ちなみに今回のレースはスピードレースではないので、時々写真でも撮ろうと思い、スマホを携帯することにした。
これは正解だったようで、終盤に救われることになるのだが、それはまた後で。

午前5時。スタート!

700人が真っ暗な空の下を走り始める。
長い旅路は始まったばかり。
一部のスーパーサイヤ人たちを除けば、みんなゆっくりしたペースで走る。

僕の作戦は、前半50kmを7分弱/kmのペースでしっかり抑えて走り、後半に入って6分/kmに加速、残り20kmくらいでまだ余裕があれば、さらに加速していこうという後半重視型。
「タイムを貯金するな、体力を貯金しろ」という小出監督の本で読んだセオリーだ。
この100kmという距離、作戦を立てても破綻することが多いのだが、今回は「疲労困憊でスタートするフルマラソン」と考えてみた。
だから最初の50kmは準備運動くらいに考えなきゃいけない。

走り始めからしばらくは100km初参加のエド選手と併走した。
彼女は100kmこそ初めてだが、ロングトライアスロン(swim3km bike155km run42km)の常連。
ベテランアスリートなのだが、さらに今回のために1年かけて練習を重ねてきたらしい。
とにかく制限時間をいっぱいに使って、確実に完走するのが目標だ。
先は長いので、しゃべりながら走れると時間の経つのが早くて助かる。
これからのレース展開だとか補給食の話だとか、あーだこーだとダラダラしゃべりながら来間大橋へ。

来間大橋は数少ない折り返しのあるポイントで、上位選手たちとすれ違うことになる。
誰が通るか対向車線を眺めていると・・・
キタ・・・
宮古のトップアスリート、ガッツ選手
なんと今回は裸足での出場!
裸足でアスファルトを100km・・・
地球人ではないかもしれないという疑惑がさらに濃くなった。

その後少し離れてKKB選手
彼も100kmは初めてだが、走力は僕より遙かに上。
初参加で大胆にも10時間切りを狙うらしい。

あと何人か、すれ違うはずの格上アスリートを探したが見つからなかった。

すれ違いが終わって道が広くなったところで、エド選手とは「またゴールで!」と言って分かれた。
僕の方が少し速いペースを組んでいたので。
長い長い一人旅の始まり。

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少しずつ空は明るくなり、25km地点を通ったあたりで日の出。
周りの選手たちの一部は、立ち止まって朝日を撮っている。
先は長いし、僕も見習うことにした。

今回のコンディションは中の上くらいだろうか。
2日くらい前から右臀部に筋肉痛。
多分慣れない動きをしたときのものだろう。
あとはおおむね問題なし。
ただ、この辺りまで走って、少し足首に疲労を感じる。

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8時30分。池間大橋。
有数の絶景ポイント。
初めて宮古に来てる選手なんかは、絶対ここで写真撮りたくなるだろな。
とか思ってたら、橋の中央辺りで、前方の選手が立ち止まり、こっちを振り返ってなにか叫んだ。
「あーーっ!!スゴイ!!ウミガメがいますよ!!」
橋の下をのぞいてみると、真下に大きなウミガメが浮き上がってきて、息継ぎをしているところだった。
お~っ、ウミガメ!叫びたくなる気持ちもわかるw
僕なんかもたまにしか見られないので、得した気分。
ちょっとテンション上がる♪

橋を渡ったら池間島を一周して、もう一度橋を渡って宮古島に戻る。
池間島に入ってすぐに、一周終えて橋に戻るKKB選手を発見。
「わいどー(がんばれー)」
と声をかけるも、
「キッツイよ~」
と返ってきた。
意外だなー、調子悪いのかな。

「マラソンってあんな長い時間、何考えて走ってるの?」と聞かれることがある。
もっともな疑問だし、選手の数だけ答えはあると思う。
だがざっくり分けて、「アソシエーション」と「ディソシエーション」という思考パターンがあるようだ。
アソシエーションは、体の隅々に注意をめぐらし、心拍や筋肉の異常などを感じ取ることで、いろいろな微調整をし、パフォーマンスを上げるというもの。
ディソシエーションは逆に、景色を眺めたり、他ごとを考えたりして、苦痛や退屈から気を紛らすというもの。
察しの通り、ハイレベルの選手ほどアソシエーションで走っているらしい。
僕の場合は今のところ、フルマラソンまでなら8割方アソシエーションで走ることができる。
が、100kmともなると気分転換が必要になってきて、ディソシエーションをやる時間が長くなる。
打ち上げのビールをイメージしたり、脳内保管してあるマンガを読んだり、このブログに書くネタをまとめたりw

蛇足だが、ディソシエーションで走っているときはこんな感じ。
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(写真はイメージです)

なんというか、自分は自動操縦のロボットのコックピットに座っていて、足を組んで計器類をぼんやり眺めている気分。
どこかでアラートが表示されたらチェックする。
でも自分は走らない。
体が勝手に走ってるのを眺めてるだけ。
ん・・・?意味わかんないかな・・・ww

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10時30分。中間エイドステーション到着。

やっと・・・半分キタ!!
ここは50kmの部のスタート地点でもあり、100kmの部では最大のエイドステーション。
事前に送ってあったウェアに着替え、炊き出しのゆし豆腐やおにぎりをいただき、心機一転!
50kmに出る選手も集まってきていて、知り合いもちらほら。
おお。往年のライバル、M選手発見!
彼も今回50kmなので、勝負はお預け。

スタート地点で会えなかったND選手も発見。
彼はいつも一緒に練習しているメンバーではなく、地元繋がり。
歳の近い子供たちもいるし、家族ぐるみでつきあっている。
去年も一緒に100kmを走り、余裕はなかったが無事に完走。
お互いに初めての完走だった。
50km地点には先に到着していた模様。

そんな感じで15分くらい休んだら出発。
50kmが出発するのが11時なので、あと15分くらい。
その後は50kmの上位選手が僕をガンガン追い越していくだろう。

僕の方も予定通りここからペースアップ!!
股関節、足首、足裏あたりに黄色信号が出ていたが、「疲労困憊のフルマラソン」なんだからそのくらいは仕方ない。
それよりもここまで、走りたい気持ちを必死に押さえ込んでローペースを維持してきたのだから、思い通りに走れることが嬉しい。
走り出してみれば、思ったより体も軽い。
なんて気持ちいい!!
予定ペースよりも20秒くらい速いが、しばらくは体に任せて走りたいように走らせよう。

ずっと上位の選手の事情はわからないが、僕の走っているエリアでは、本気で後半重視の作戦を立てている選手はほとんどいないようだ。
明らかにみんな失速している。
そこをこっちはギアを上げてゴボウ抜き!
ますます気持ちいいィィィッ!!

60kmくらいまでは一応慎重に体調を見守っていたが、まだまだ行けそうだ。
すぐにND選手には追いつき、さらにはKKB選手にまで追いついてしまった。
あ・・・ホントに調子悪いんだな。
少し申し訳ない気もしたが、何事も本番というのはそういうこともある。
実力=結果とはならないこともよくある。

コースは過酷な登り基調のエリアに入り、多くの選手が歩いていた。
ウルトラマラソンでは、「登りは歩く」と決めておくのも完走のための戦略としてアリだ。
少しのムリやがんばりの積み重ねが、終盤を迎えるまでに足をズタズタにしてしまうからだ。
だが今回、僕は目標のひとつに「絶対歩かない」というのを掲げていた。
加えて現在絶好調!
どんどん抜かして抜かしてテンションも最高潮!

「誰もッッ!誰も僕の前は走らせないッッッ!!!」
事実、80km過ぎまで、僕を抜いていったのはピンクゼッケン(50km選手)のみで、視界に捉えた白ゼッケン(100km選手)はことごとく抜いた。
タイム目標は12時間切りだったが、このペースならなんと10時間台を狙える!
よーし、取ったるぞー、順位ももしかしたら二桁いけるんじゃないのか!?

思えば、あの頃が最も幸せな時代だったなぁ。
若さと体力で無理を通して分不相応な夢を見て・・・青春ですな。

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東平安名崎(約75km)を駆け抜ける図。
YOMEと子供たちが応援に来てくれていた。
東平安名崎の名物、人力マンも三線を弾きながら応援してくれた。

東平安名崎は、コース上最後の折り返しポイント。
往復で5kmくらいあるので、自分の後ろに誰がついてきているか、かなりよくわかる。
すぐにK選手(弟:50km)がいた。
彼は若くて経験は浅いが、高い潜在能力のある選手。
数年後に彼の前を走り続けるには、相当の努力が必要だろう。
そしてライバルのM選手、同じく50km。
追いつかれるのは時間の問題。
そしてその後にKKB選手・・・やはり。やはり極端には落ちてない。
もちろん100kmマラソンは自分との戦いなのだが、仲間やライバルの位置は気にするなという方が無理というもの。
負けたくないが、見当たらないとそれはそれで落ち着かない。
・・・コレって恋??

80km

東平安名崎の少し後でK選手(弟)が軽く挨拶をして抜いていった。
が、彼はエイドで止まるが僕は止まらない。
そういうわけで、抜きつ抜かれつを繰り返していたのだが、80km過ぎで決着がついた。
僕の足が終わったのだ。
ここまで、約6分/kmを維持してきたのだが、それができなくなった。
そしてこの先は、終盤にして最大の難所、七又の連続坂。
自宅に近いこのエリアは普段の練習で大いに活用しているのだが、今の足でこの坂を越えるのはあまりにも無理があることもわかってしまう。
一般的なマラソンコースではまずあり得ない勾配のアップダウンが5つくらい続く。
ここまでは足に負担をかけないエコノミーな走り方を自分なりにやってきたが、この坂の下りではそれがもうできない。
下り坂は適度に回転数を上げて、太ももの筋力に頼ったブレーキを使わずに軽快に駆け下りるのが理想なのだが、すでに回転数を上げる余力がないのだ。
余力がない上に、非効率な走り方を強要される。
爪が割れそうだ。
気持ちも折れそうだ。

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(写真はイメージです)

下半身の骨、筋肉、関節からはひたすらアラートが発信され続け、無事な場所を探すことが困難な状況。
体の至る所から赤信号が出ている。
すべてが痛い。
いい加減にしないと肉体が崩壊するぞ、とのサイン。

もういいぢゃん。
少しくらい歩いたって12時間は絶対切れる。
11時間は絶対切れない。
そこまでしてなぜ走る???

そこで軽自動車が脇を通過する。
アスリート仲間が窓越しに「前田さん、がんばってーー!!」
ぐっっ!!歩けねぇ・・・

それでもやっぱり無理だ。
もう応援もいない。
歩いてラクになろう。
あと少しと言うには長すぎる道のりだ。
で、ふと去年のことを思い出す。
・・・歩くともっと痛いぞ。
そうだった・・・
立ち止まったり歩いたりして痛みが軽減するほど現状は甘くはないのだ。
走っても歩いても痛みは同じ。
そして歩いたら痛みの継続時間は長くなる。
ふぐぅっ!歩いたら自滅か!

・・・そうだ。「復活」だ。
ウルトラマラソンには復活がある。
多くの選手がそう証言していて、僕も過去2回の大会で経験している。
つまり、一度潰れた足が復活するのだ。
すべてを諦めかけた矢先、ふっと足が軽くなり、急に走れるようになる。
まるでドーピングだ。
いや、ある意味ホントにドーピングなのだろう。
エンドルフィンやドーパミンという脳内麻薬が存在するのだ。
きっと復活は来る。

90km。
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エイドで撮ってもらった。
「もうホント無理だから。記念写真撮ってもらえませんか?」ってww

「え~、まだ大丈夫そうですよ!がんばってください!でもホントに無理なら回収車呼びますよ、無理しないでください」
「ありがとう、でも無理するためにこんなことしてるんで・・・。いってきます☆」

でもあとから写真見たら、ホントに余裕そうだ。
あの時は死ぬと思ってたはずなのになぁ。

90km過ぎでM選手が抜いていった。
彼に抜かれるのは予定通り。
ほんのいくらか言葉を交わしたが、一番聞きたかったことは言葉にならなかった。
それは・・・
「KKB選手は近くにいる?」

覚えているだろうか。
KKB選手は僕より走力のある選手なのだが、60km辺りで追い抜いた。
ここで僕が失速したら、きっと追いついてくる。
実力的には仕方ないことだが、掴みかけた金星を手放すのがもの凄くイヤなのだ。
「前田さんもがんばったけど、途中飛ばしすぎたね(はーと)」
レース後に優しく言われるの自分を想像して、「イヤアアアァ」と頭の中で叫ぶ。
あ、これはあくまで意識混濁状態の僕の妄想なので、KKB選手がイジワルな人という意味じゃないです。
むしろ僕なんかライバル視してもらえるレベルじゃないしw
ともかく、M選手に追いつかれたことで、後ろから追われる恐怖をひしひしと感じるようになった。
実際、この辺りでは、少し前に抜いた白ゼッケンの選手が何人も僕を抜き返していった。
ぐっ・・・失速するというのはこういうことだ・・・

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交差点の誘導をしていたボランティアさんにまた写真を撮ってもらう。
「死にそうなランナーの絵を撮ってもらえませんかw」

え?そんなことしてるんなら黙って走れ!って?
うん、僕もそう思うんだけどね・・・
これがまた気晴らしになるのだ。
肉体的には1~2分足を止めるだけなのだが、気持ちがリフレッシュする。
スマホをポーチに入れておいた甲斐があるというものだ。
切れそうになる気持ちを、人とのくだらないやりとりでつなぎ止めることができる。
「あはは・・・こんなんでホントにリタイヤするわけにはいかんわな」ってまた走り出せる。
こうやって何回か気晴らしをやりながら、「絶対歩かない」の誓いを通す。
写真撮っただけさ。歩いてないもん。

95km

ついに「残り5km」の看板が現れた。
地獄のアップダウンは終わり、ここから先は比較的平坦なラスト5km・・・
エイドでは欠かさず立ち止まり、コーラを飲んで、エアーサロンパスを借りてスパッツやソックスの上からブシュブシュ吹き付ける。
エアサロなんて、フルマラソンでは絶対使わない。
「あんなもん、ただの気休めさ。時間の無駄」
とか言ってるんだけど、ここではその気休めこそが何よりも欲しい。

GPSウォッチを100mごとに見る。
残り・・・4600m・・・
長い。100mが長い・・・

が。動くぞ。足がさっきまでより動く。
来たか!?復活か!?
ここで復活すれば、逃げ切れるぞッ!
痛いッ!朦朧とするほど痛いがッ!残り30分少々ならやれるっ!

100m・・また100m。
残りの距離は減っていく。
いいんだ。このままいけば。
もとから無傷で完走しようなんて思ってない。
・・・!!!
なんてことだ!!
今、この瞬間!!!
この瞬間こそ、俺はウルトラマラソンの醍醐味を堪能している!!!

以前読んだ本で「300kmを不休で走り抜いたランナー」が語っていた。
「前半は足で、最後は心で走るんだ」

足はすでに使い切った。
残ったのは未だ折れていない心だけだ。
切れる寸前の糸のような心が、推進力を生んでいるのだ。
上等。
歩いてたまるか。
この葛藤こそがウルトラマラソン!!
きっとこの瞬間のために一日走り続けてきた!!
歩いてたまるか。
ここで歩いたら、この一日が台無しだ!
もうあとはなんでもいい。
とにかくゴールゲートまで走り抜けるのだ・・・

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終わった。走りきった。
ゴールではYOMEと子供たちが待っていた。
先にゴールした仲間が待っていた。
僕はゲートから数メートル先の芝生に座り込んで、しばらく放心していた。
・・・そっか。終わったんだな。終わっちゃったんだな。
もう走らなくていいのか。

立ち上がれない僕の代わりに、YOMEが完走証をもらってきてくれた。
11時間15分。
去年から2時間7分のタイム更新。
上等だな。
「絶対歩かない」の誓いも守った。
KKB選手には抜かれなかった。
うん。上等だ。
去年の完走時には空は真っ暗で、胃が潰れてビールの一本も飲めなかった。
今年はまだ日が高いうちにゴールして、これから打ち上げで仲間たちと酒が飲める。
上等すぎるくらいかね。

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宮古島最凶アスリートのガッツ選手は、裸足で9時間を切ったらしい。
裸足100kmランナーとしてはギネス記録に迫る結果らしい。
うむ。地球外生物と認定してもよいのではないだろうか。
こんな超人アスリートが身近にいて、気軽に酒を飲めるというのはすごいことなんだと思う。

苦しかった・・・実に苦しい一日だった。
そしてこんな楽しい一日もなかなかないだろう。
二度と100kmなんて走るものか。
・・・来年までは。

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完走メダルは応援してくれた娘に。


新春サバイバル

いよいよ明後日朝5時開幕・・・
宮古島100kmワイドーマラソン!!
制限時間14時間、ただただ一日中走り続けるという、並のマラソン好き程度は裸足で逃げ出す狂気のサバイバルレースだ。
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(2012年大会スタートゲート。朝方というよりは真夜中という雰囲気)

それがもう明後日かと思うと・・・・
楽しくてワクワクしてにやけてしまうww
うーん。変態だな。どうにも。

そんな感じでテンション上がり気味なので、ここで「ボクと100km」を振り返ってみたい。
ん?誰かそんなもん読みたいヤツいるのかって??
まあ世界は広いから、そんな変態さんもいないとは限らないさ。

この100kmというのは、僕にはとても思い入れの強い距離なのだ。
始まりは2011年。
まだタバコをやめて走り始めたばかり、やっと10kmを完走できるようになったころ・・・
名古屋で知人のT氏から、100kmウォーキングなるものに誘われたのだ。
30時間以内に、愛知の海沿いを延々と歩くコース。
T氏も初の完歩を懸けて日々ウォーキングに励んでいるとのことだったので、僕も見習って毎日歩いた。
約半年間、だいたい毎週30kmくらい歩いただろうか。
結果・・・80kmくらいでリタイア。
体力も気力も制限時間も使い切った。
もうダメだと思ってから、激痛の走る足を一歩一歩踏みしめた。
80kmの関門でリタイアバスに乗ったときは涙が出た。
「完全に体を使い切った」と思ったのは多分あれが初めてだった。

この大会の最中、「二度とやるものか、こんなこと!」と思いながら歩いていたのだが、不思議なことに1週間くらいすると、「来年こそは!」という気持ちに変わっていた。
変態の覚醒w

翌年の大会の頃にはフルマラソンも安定して完走できるようになっていた。
万全のコンディションで臨んだはずの2回目の挑戦・・・
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雨。スタート前からずっと降っていた雨は、延べ20時間以上も降り続いた。
そして、フルマラソンを走れるようになったという慢心。
無駄に大きな荷物とペースアップが後半になって響いてきた。

約60kmを過ぎたあたりで足に異変を感じたが、すでに遅かった。
骨と筋肉は悲鳴を上げ、雨でふやけた足裏は水ぶくれでパンパン。

コンビニで靴を脱いでみると、ホラーさながらの光景が・・・
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どこの水死体??
数えてみると、両足で20と数カ所の水ぶくれ。

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それを無理矢理こうして、再び靴にねじ込む。
靴の中に画鋲を敷き詰めたような鋭利な痛み。
コンビニでビールとワンカップを買って、痛み止めに使いながら歩く・・・
が、約90kmでリタイア。
そりゃもう悔しくて悔しくて。

そして無謀にもその2ヶ月後に宮古島100kmワイドーマラソンに初挑戦。
(当時は旅行者として)
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「フルマラソンは完走できて当たり前」と思えるようになってはいたが・・・
ここでまだ半分弱というのは相当の絶望感だったように記憶している。

この大会も過酷な天候で、強風、強烈な日射し、土砂降りを順番に体験させてくれた。
ベストコンディションでもかなり無謀な挑戦なのに。

そしてウォーキング時代から鬼門であった80km周辺・・・
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自撮りしたら死相が出てる。
夜だったら死兆星も写っただろな。
実はこの写真、心が折れてリタイアを宣言してから撮ったもの。
今でもこれを見ると、あの時の悔しさをリアルに思い出す。

そんなこんなで、1年空けて挑戦した前回のワイドーマラソンで、ついに、ついに100kmを制覇したのだ。
100kmは長かったが、それに費やした月日に比べればどうってことはない。
ゴールが見えたときは、100kmの道のりよりもそれまでの3年を思い出して涙があふれた。

100kmマラソンはただのレースではない。
スポーツでもないような気がする。
決して体に良いものではない。
それはサバイバルであり、一つのドラマだと思う。
多くのひとはスタートラインに立つことも想像できないと思うが、挑戦すれば病みつきになるはずだ。
明後日・・・どんなドラマが待っているかと思うとワクワクしてしまう。

前回のタイムは13時間22分。
今年は12時間を切りたい。

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前半は左、後半は右のウェアで走る予定。
ゼッケンは780。
島のどこかで見かけたら応援してくださいませ。

ではまた結果報告で。


合同バースディパーティ

明けましておめでとうございます。

気づいたら那覇マラソン以来の更新!?
最近書いてないな-とは思っていたけど・・・
こんなテキトー更新のブログではありますが、今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m

さて、我が家の新年と言えば、まずはお誕生日会。
そう、みぃは元旦生まれ。
「明けましておめでとう」の前に、「誕生日おめでとう」の挨拶で新年が始まるのだ。

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6歳おめでとう☆
早いなぁ、おっぱいのんでねんねして、だったベビーが、今年は小学生かぁ。

もうすぐ移住2周年だけど、宮古島で新年を迎えるのは初めて。
去年は里帰りしてたから。
そこで今年こそと企画したのが、合同パーティ。

D7N_1192
みぃの幼稚園には、なんともう一人元旦生まれの女の子がいるのだ。
元々5人しかいない同級生のうち2人が女の子で、その2人が同じ元旦生まれ。
これって運命??

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ドライアイスに興奮する6歳児。

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プレゼントに喜ぶ6歳児。

はしゃいで走り回る子供たちを横目に、おじさんたちは鍋をつつきながら酒盛り。
こんな誕生日会もいいもんだねぇ。

さて。
のんびりダラダラ過ごしたお正月だけど、今週末にはあの特大イベントが・・・。
今年の作戦は吉と出るか凶と出るか。無事に生き残ることができるのか。

続きはまた明日。
・・・忘れなければ。