一週間ぶりになってしまった(汗
宿の工事はおかげさまで順調に進んでいるんだけど、僕の方が8時に出勤、丸一日肉体労働、家に帰ったらメシ喰って晩酌して寝る・・・って流れで、ついつい更新が・・・
なにせこんなに勤労しぇえねん(青年)やるのって久しぶりでw
あ、そうそう、こっちのガテン系のおじさんたちには、現場でよく「おい、しぇえねん!アレ取ってこい!」みたいに言われる。
「おい、新人!」みたいなノリだろうか。
大工さんたち、仕事の指示も方言バリバリで、ヒアリングがなかなか大変・・・

さて、工事の進捗♪
あー、そうそう、工事の解説について、いろいろ知ったようなこと書いてるけど、あくまでも建築初体験の素人のコメントなので、正確性はイマイチなのはご容赦ください。

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まずは先日の捨てコンの上にハシゴ状に鉄筋を並べる。
ここからがホントの「基礎」。
これ、雑に置いてあるようだけど、このあとでほぼ等間隔に、すべての交点を針金で縛る。
単純な作業なんだけど、ベテランがやると、僕がやったときの3倍の強度と10倍の速度で進んでいく。
すげーぜ職人。

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その上にさらに立体的に鉄筋を。
素人目にはなにがどーなってんだか。
すげーぜ職人。

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ちなみにこれらの仕事は、下請けの「鉄筋屋さん」がやってくれている。
僕がバイトしてるのは元請けの工務店だから、鉄筋屋さんの仕事は手伝えない。
それにしても専業だけあって速い。
元請けの社員が感心するくらい。
ホントすげーぜ職人。

そうそう、島のガテン系には、昔ヤンキーなスタイルの職人も多いw
職人やってる某友人も、
「ホントはリーゼントにして、後ろ髪だけ伸ばして染めたかったんだけど、、結婚を控えたカノジョに本気で止められたから断念したw」
とか言ってたなぁ。
性格はすんごい真面目なんだけどw

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構造的に、基礎を貫通する必要のある下水管などは、あらかじめこうやってスペースを確保する。
コンクリを流したときに、このパイプの部分だけは空洞が残るから、そこに配管ができるというわけ。

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コレはドーナツとか呼ばれてるらしいけど、鉄筋の「カブリ」を確保するための道具らしい。
鉄筋からコンクリート表面までの距離をカブリというらしいのだが、それは法律で何センチと決められている。
鉄筋が表面に近すぎると、コンクリートにわずかに浸透しくる水分で、鉄筋が錆びて膨張し、内側からコンクリートを割ってしまったりするから。
実際、宮古の古い住宅は、内側から亀裂が入りまくってるのがいっぱい。借家の我が家もその一つ・・・
このドーナツがあれば、型枠と鉄筋との距離が一定以上簡単に確保できるようになっている。
いろんな道具があるもんだ。
もちろんこのドーナツは、最終的にコンクリートの中に人柱の如く埋まってしまう。
鉄筋コンクリートの中には、想像よりもずっといろんなモノが埋まってることがわかったw

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鉄筋が完成したら、次は「型枠屋さん」の出番!
捨てコンの型枠は僕を含めて元請けで作ったけど、今回のは規模が違うので、専門業者に頼んだらしい。

さて、今更だけど、「型枠ってなーに?」って人も少なくないと思うので、プチ解説を♪
型枠ってのは、つまりプリンの入れ物です!!
ん???
つまり、コンクリートがプリンねw
調理中のプリンはドロドロでグデグデなので、目的の形に仕上げるには、どうしても型が必要。
で、完成して、お皿に盛りつけてしまえば、型はもう不要。
コンクリートも同様で、「この場所に、この形で、これだけの厚さのコンクリートを作りたい」という目的を達成するには、どうしても型枠が必要なのだ。
で、コンクリートが固まってしまえば、型枠は解体される。
どんなに立派に、緻密に組んだ型枠も、コンクリが固まってしまえば用済み。
数日後には解体される宿命の構造物。
諸行無常・・・
ホント、コンクリート工事って、埋まってしまうモノ、取り壊す前提のモノが多い。
もちろんそれが重要なんだけど。
諸行無常・・・

さて、次回はこの型枠の中に、いよいよ生コンを流し込みます♪♪
いわゆる基礎打ち!!
地下工事のクライマックス!!
さー、どうなるのか!!
楽しみすぎる!!
(リアルタイムではもう完了してますけどw)

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