ども。さっしー@今日もチャリンコです。
なんかね、「今日も40km全力チャリかぁ・・・」と思うと、毎朝テンション下がるんだけど。
渋々乗り始めて、4kmくらい、ちょうど最初の鬼坂を超えたあたりでテンション上がってきて、残りの36kmくらいをヒーヒーフガフガ言いながら結局全力疾走している。
そこそこアップダウンの20kmコースを2周するのが定番で、半分以上はそのコースでタイムを測っている。
怪我をしてランニングを自粛して以来、バイクのタイムがなぜか飛躍的に伸びているのである。
今回はその謎について、仮説を立ててみた。
<現象>
同じコース、同じ季節、風力は日によって異なる。
1ヶ月程度の間に、40km全力走のタイムが、約7分短縮。
(80分台→73分台)
これはかなり劇的。
ランニングで10kmのタイムを1分縮めるには、血を吐く努力が必要。
しかも今回、それほどがんばった意識はない。
<平凡な推察と反駁>
- 素人はやればすぐ伸びる
- 先日、サドルとタイヤ替えたせいじゃない?
- 技術が向上した?
僕のバイクは未熟ではあるが、シロウトではない。
すでに5年以上やっているし、ロングトライアスロンを上位2割くらいの順位で3度完走している。
その効果はあると思うが、以前バイクやりこんでたころは、エアロバーをつけていた。
(今はつけてない)
それで十分チャラだと思う。
それに、パーツ交換後も乗るほどにベストを更新している。
そうだとうれしいのだが・・・そうトントン拍子に技術が伸びるとも思えない。
もちろん、なめらかなペダリングは毎回意識してはいる。
<考察>
心拍数をモニターしてみると、初期段階において、限界と思える強度(急な上りなど)でもせいぜい140そこそこであった。
それが、現時点では、全体を通して、145~155のあたりで走り続けることができる。
(もちろんずっと苦しいw)
実感としては、有酸素運動能力が日に日に向上しているとしか思えないのである。
有酸素運動能力には、酸素供給能力と酸素消費能力がある。
酸素供給能力は、主に循環器系の能力だ。
肺活量、心拍あたりの拍出量、毛細血管の量、などなど。
酸素消費能力は、循環器系から酸素を受け取る側、つまり筋肉の能力。
どれだけ燃料(酸素)があっても、エンジン(筋肉)の容量が小さければ、高出力にはならない。
これは、筋肉の量×質(筋あたりのミトコンドリア量)が決めるはずだ。
ミトコンドリアは各細胞のなかにある構造物のひとつ(細胞内小器官)であり、酸素を使ってエネルギーを産生する働きがある。
どれだけマッチョな筋肉があっても、ミトコンドリアが足りなければ、持久系競技では無意味(重くなる分だけマイナスかも)。
持久系競技選手の筋肉は、ミトコンドリアを多量に持ち、そこに十分な酸素を届けるための毛細血管を発達させたものでなければならない。
さて、ここからが仮説である。
僕はこの1年ちょいの間、ランニングで血を吐くような走り込みをしてきた。
(とか言うと、苦しんできたみたいだが、めっちゃ楽しんでたので)
そこで、酸素供給能力について、かなりの向上があったはずだ。
だがその間、バイクに乗る機会はとても少なかった。
つまり、バイクに必要な筋肉について、酸素消費能力はほとんど向上しなかった。
僕はラン筋、バイク筋と呼んでいるが、それらは、共通する筋肉もあり、全く異なる筋肉もある。
特に、バイクに特有の筋肉について、酸素消費能力が向上しなかったはずだ。
つまり、十分な酸素供給能力に対して、律速段階であった酸素消費能力が短期間で向上したというわけだが、筋肉量や毛細血管は、短期的に増えるものではない。
よって、ミトコンドリアが劇的に増えているのではないかというわけである。
ミトコンドリアの増殖速度については、専門的な論文を熟読しないと裏付けはムリなので、それは今回諦めるw
この仮説が正しければ・・
十分な酸素を提供してやることで、筋肉のミトコンドリア増殖は大いに加速するということだ。
酸素供給能力を超人的に高めてやることができれば、その後は様々な持久系競技において、短期間のトレーニングで高いパフォーマンスを期待できるということではないだろうか。
つまるところ、持久系競技においては、ゼェゼェと呼吸を追い込むトレーニングが鉄板!
科学的、効率的トレーニングはその次!
てなわけで。
ま、チャリ漕ぎながら思いついた脳内遊戯です、あまりアテにしないでくださいませw
ではまた。