ども。さっしーです。

今日は久しぶりにプールスイミング。
走れないフラストレーションをバイクにぶつけたいところだが、レースまであと10日ほど。
足が治るのを祈りつつ、疲労抜きもしっかりしておかなければ。
マイペースで1000mほど泳ぎながら、「なんでこんなことになったんだっけ・・・」と考えていた。

これまで何度か書いた気がするが、この足底筋膜の直接の原因はオーバーワーク。
そして遠因は足首の柔軟性低下であり、ケア不足。
誤解を恐れずバッサリ言えば、「ストレッチをサボった」であるw

いや・・サボったという言い方は「やらなければならないとわかっていて、手抜きをした」というニュアンスがあるが、僕は「やらなくても問題ない」と思っていたのだ。
そう、過去にこのブログでも書いたかもしれないが、「長距離ランナーにストレッチは不要」と信じていた。
「だってほら、ストレッチなしでこんだけ走り込んでるのに、俺、怪我しないでしょ」
みたいな感じで。
(ストレッチはしなかったが、ポイント練習前には、軽いセルフマッサージや準備運動はしていた)

だがしかし、振り返ってみれば、本当は怪我してたのだ、自分。
マラソンを始めて以来最悪の怪我は中足骨の骨折だったが・・・これは泥酔して転倒した怪我なので関係ないw
他に大きいのはふくらはぎの肉離れ、軽度のはたくさんあるが、アキレス腱周囲炎や腸脛靭帯炎、ぎっくり腰、謎の腹筋痛、ハムストリングの痙攣癖などなど。。
今回の足底筋膜は、肉離れと並ぶ「重症」レベルだな。。
ひどい怪我は少ないが、これだけいろいろ経験してきてなぜ、「ストレッチと怪我は無関係」と信じていられたのだろう。

泳ぎながら、はたと気付いた。
僕は、柔軟性不良による怪我というものに、先入観があったのだ。
僕は7歳ごろから高校卒業くらいまで、町道場に通って少林寺拳法というのを習っていた。
二十歳前後のころには、1年間くらい、ボクシングに夢中だった。
格闘技というのは、瞬発力が命で、その点では陸上競技など比にならない。
渾身の上段蹴りを放ったときに、下半身の柔軟性が低下していれば、即故障。
硬い床での受け身をとるとき、上半身がしなやかに動かなければ、即故障。
どちらもその間約0.1秒w
だから格闘技をやっていたころは、練習前に必ず、念入りなストレッチをしていた。
(それでも怪我したが)
僕にとって、ストレッチ不足による怪我はそういうものだったらしい。
とにかく、そう思い込んでいたようだ。

たしかに、ランニングでは、0.1秒で起こる怪我というのは少ない。
特に長距離では。
何週間、何ヶ月もかけて起きる不調は、「技術不足」「フォームに難あり」という見方だった。
今回の教訓として、「今日のストレッチが3ヶ月後の怪我を予防する」と銘記しようw

いやはや、思い込みというのは厄介だ。
「これは思い込みだ!」と自分だけで気づくのは非常に難しい。
なにしろ、本人にとって「常識」であり、「疑う余地がない」からこそ、それを思い込みと呼ぶのだから。
今回の件にしても、ひどい怪我をしたからようやく、その思い込みにメスをいれることができたのだと思う。
高い授業料だったなw
行き掛けの駄賃で、もう二三、自分の思い込み事案(ランニングに限らず)を見つけてやっつけてみたらどうだろう、と思ったが、やっぱりそうそう見つかるものではない。
結局、必要なタイミングで、高い授業を払うしかないんだろうな。

荒川弘「鋼の錬金術師」より

そういうわけで、これからも体当りして痛い思いをしながらやっていきたいと思います☆
ではまた。