ども。さっしー@ヨガ歴10年です。

僕は走るとき、準備運動やストレッチなど、ほとんどやらない。
身体が冷えているときにストレッチしても意味がないというし、ストレッチ自体、怪我の予防になるという有効なデータはないと聞くからだ。
(ポイント練習前にアップは入れる)

じゃあ全然身体をほぐさないのー?というとそういうわけじゃなく、時々夜にヨガをやっている。
このブログと同じで頻度はバラバラだけどw
僕の我流ストレッチは、伸ばす筋肉に偏りが出やすいし、無理やり伸ばして筋肉を痛めたりしかねない。
その点、ヨガはレッスンDVDを1本一通りやれば、全身くまなく、やりすぎない程度にほぐれて、気持ちもリラックスできる。

実は、ヨガを始めたのはランニングより前で、もうかれこれ10年くらいになる。
その間、ほとんど浮気をせずに、同じレッスンDVDをずっと使っている。
今ではもう映像は見飽きてしまったので、音声だけを取り出して、スマホで聞きながらやっている。

寝転んでリラックスしている時間を除けば30分くらいのエクササイズで、十と数種類のポーズがあるのだが・・・
その中で一番苦手だったポーズが、先日初めて、上手くできた。

サルのポーズ

サルのポーズ


一回コツをつかむと、以降は何度でもできるようだ。
(ほんとはもっと背中を反れているつもりだったけどw)

この、骨盤を沈めて足を伸ばした状態になると、左右にふらついてしまって、規定時間ポーズを維持するのが難しかった。
なんとか形を保つくらいはできたのだが、腰回りに力を入れて、「絶対にぐらつかないぞ」という感じに耐えていたのだ。
それでもやはりよく倒れてしまうので、股関節の硬さや筋力不足を考えていたのだが、ふと試しに、逆に力を抜いてみたところ、これが上手くいったようだ。
うまく説明できないが・・・脱力していると、バランスを崩しても、初期のうちに小さな力で立て直せるので、倒れることがないみたいだ。
揺れる電車で立っているとき、力を抜いている方が安定しているよう感じ。
はぁ、これに気づくのに10年かかったか・・・

こういう感覚って、ランニングでも他のスポーツでも同じじゃないかと思う。
自分の悪い癖に気づくのは大変なことで、むしろ、悪い癖を自分の長所と勘違いしている場合も多い。
たとえば僕の場合だと、練習後にふくらはぎが張るのは、ふくらはぎのバネを活用できているからだ、なんて思い込んでた時期がある。
そういう思い込みを捨てるのって、自分の武器を放棄するに近いところがあったりして、なかなか勇気がいる。
でも、そうやって、自分の思い込みや、間違ったこだわりを掘り起こしていく過程が、こうしてひとり黙々とやるおっさんスポーツの醍醐味だったりもするのかなー、なんて最近は思う。

新走法の方も、引き続き研究中。
秋のマラソンに間に合うといいな~