スランプだ・・・
困ったな、3週間後に100kmマラソンだってのに。

今シーズンの始めのレースからなんとなく思っていたのだが、20~30kmくらいで足が「重く」なる。
なりゆきとして自然とペースが落ちる。
時計を見て、ペースを矯正する。
好調時の倍速で疲れがたまって、後半ボロボロ。
先日のワイドー100kmも同じパターンだ。

レースで気負いすぎたせいだと思っていたが、もしかしたら「症状」なのかも知れない。
と思って、練習で試してみた。
時計はあまり気にせずに、感覚的にラクに走れる強度で、何分くらいのペースなのか。
1日目:20kmコース Av.5’34/km
2日目:15kmコース(往路) Av.5’34/km
   〃(復路) Av.5’59/km
(どのコースも坂は多め)

うはは・・・こんなんでよく100kmサブ10とか言ったもんだww
二日目の復路では、見事に例の「重さ」を再現。
痛いんじゃない。苦しいんじゃない。
怪我の予兆もない。
でもペース上げようとすると潰れる。
なんだかなー。

こんなときどうすればいいか・・・とか考えていたら、ふと麻雀のことを思い出した。
麻雀は学生時代にハマって、足を洗うまで約10年、ずいぶんと高い授業料を払ってきたものだ。
だが、麻雀には、人生に通底する何かがあるのも事実だと思う。
その一つがスランプからの抜け出し方・・・
いや、正確には、スランプのしのぎ方というべきか。
10時間くらい麻雀を打っていると、必ず一度や二度は何をやってもダメなパターンに嵌まってしまう時がある。
そういうスランプ時に負け分を最小限にできるヤツがトータルでは強い。
麻雀というのは、下手でも勝つときは勝つ。
でも、下手が負け始めると、際限なく負ける。
だからたいていの場合、「大きく勝つ」技より、「小さく負ける」技の方が大事なのだ。
麻雀というのは、ある意味くじ引きゲームみたいなもので、何を選択するかで確率が変わる。
例えばAを選べば当選率50%、Bを選べば20%みたいな。
だからこの場合、誰でも普通はAを選ぶ。
(初心者は確率がわからないので別だけど)
で、スランプの時はBだったら当選したのに、Aを選んだばかりに酷い目に遭うのだ。
そしてそれが笑えるほど続く。
さぁどうするか。
「ツイてないときは逆に張れ!」とか言って、Bを選ぶ??
まぁそれもいいかもしれないけど、僕は「フツーにやる」が一番だと思う。
逆張りでスランプ脱出できるパターンもあるけど、さらに深みにハマって、上も下もわからなくなって、奈落の底まで落ちていくパターンの方が多い。
事実、大負けするタイプはそうやって墜ちていく。
とにかく、フツーにやることだ。
スランプなんて存在しないみたいに、いつも通り当たり前の顔でAに張る。
その間、負けはかさむが、経費だと思って諦める。
嵐が去ればまた稼げる。

フツーに走ろう。今まで通り。
長距離も高強度もいろいろやりながら。
スランプが終わればまた成長期が来るさ。たぶん。

うん?麻雀論の方が長くなってしまった。
麻雀狂にだったら3行で説明できる内容だったんだけどw