ども。ご無沙汰してます、さっしーです。

最近はトレーニングと土木作業(庭造り)で一日が終わっていき、疲れて寝るとすぐに朝、そしてまた走る・・・・
って生活。
先日のマラソン以来、トレーニングの中心だったランLSDを封印して、短距離高強度高頻度にシフトしてみた。
疲労は翌日まで残さない。
減量を標榜して完全な糖質制限をしばらくやっていたが、どうにも寝付きが悪く、苦しい割に体重も減らなくなってしまった。
そこで開き直って、トレーニング後にあたる昼食ではガッツリ炭水化物も摂る方針に変えたところ、絶好調に。
寝付きも良好。
体重計は乗るのをやめたwww
先日の続編、「アフター ザ 減量」は年内にはアップしますw

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11月に入って、完全オフは一日だけw
距離の長いのはバイク、極端に短いのはスイム。
身体に違和感を感じたら、他の種目に重点を移してトレーニングを継続できるのはトライアスリートの特権♪

さて、今回は別に「たくさん走ってる俺スゲー」とか言いたいわけではなく・・・

いつからか世間では「何事もバランスが大切だよね!」という発言を聞く機会が増えてきた気がするので、それについてちょっと。

トレーニングは、体力を向上しつつも故障しないようにバランス良く・・・
食事はいろいろな品目をバランス良く・・・
お酒は付き合いを大事にしつつも飲み過ぎないようにバランス良く・・・

まぁ最もですな。
バランス良く、って言われたら、反論するのは難しい。
あまりにも正論なので、「この人はもう会話を終わらせたいんだな」と思うくらいw
だが、この発言を連発する人は、本当に「適正なバランス」というものを心得ているのだろうか。
あまりそうは思えない。
適量のバランスのとれたトレーニングなんて、プロのアスリートやそのコーチが生涯をかけて研究しているようなテーマだ。
一介の素人が気安く口にするような言葉でないように思う。
バランスの取れた食事なるものも、厚労省が推奨している食事バランスは栄養学的根拠に乏しく、明らかにタンパク質が不足している。
「バランスよく食べることが大事だよ」
と言う人は多いが、そのバランスが不明なのだ!!

バランスを取るという作業は、カメラのピントを合わせるという作業に似ている気がする。
手動でピントを合わせるときは、まず最初にピントをわざと少しずらす。
そこから少しずつピントリングを絞り込んでいき、ぴたりと合う場所を探す。
合っているか自信がないときは、わざと少し行き過ぎてみる。
おや?こっちの方がピタリと合うぞ、やっぱりさっきの方がすこし甘かったのか。
とか。

同様に、バランスを語るのであれば、やり過ぎ、やらなさ過ぎの両側、つまりバランスを崩すという経験が必要なのではなかろうか。
探検しなければならない。
冒険しなければならない。
失敗しなければならない。
ソファから腰を浮かせずにわかるような何かではない。
みんな、どこかの誰かが調整したバランスとやらを信奉しているのではないか。
人間、みんな身体も生活環境もそれぞれ違う。
他人がカメラのピントを合わせてくれても、立ち位置が変われば当然ピンぼけだ。
「よいバランス」は、誰もが生涯をかけて研究するものなのだ。

僕が観察するところでは、「バランスが大切」と口にする人は、それが口癖になっている場合が多い。
誰も反論できないことを言うのは気持ちいいのかもしれない。
ちょっと自分が賢くなったように思えるかも知れない。
心当たりのある方は気をつけてみてはいかがだろうか。
自分はバランスを語れるほどに経験豊かなのかどうか・・・